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他人にいくら褒められても自己肯定感は一切上がらない

今日は、自己肯定感について書いていきます。

これは自分も実践できていない部分がある難しい課題です。

承認欲求は速攻でカラカラに乾き、自己肯定感は下がる

自己肯定感を満たすために、他人に褒めてもらおうとしちゃいがちですが、僕はこれで散々酷い目に会いました。

人に褒めてほらえると、承認欲求は満たされ、自信がつくこともありますが、これはイコール自己肯定感ではないんですよね。

自己有用感という言葉の方があっているかもしれません。

人に褒めてもらうということは、このくらいやったからこのくらい褒めて欲しいという自己承認に対して、答え合わせとして他者からの賞賛を無意識に期待してしまっている状態です。

この期待というのが厄介で、褒められれば褒められるほど、期待は大きくなっていっていつまで経っても満たされない状況になります。

そもそも、他人に褒められるという快感は一瞬で終わり、すぐにカラカラに乾きます。

「俺大企業に入ったんだ!」

「へぇ!すごいね!」

はい、おしまいです。人生を賭けて大企業に入ったけど、入ったこと自体で他人から得られる賞賛はこの程度です。悲しいですよね。

「さすが!優秀だからね!」とおまけを付けられたところで長くは持ちません。。

こうしてカラカラになると、もっと頑張らないと!もっと褒めてくれ!と自分自身と他人への期待がどちらも大きくなっていって、期待と賞賛にどんどん乖離が生まれていきます。

その結果、自己肯定感はむしろ下がります。

「あーなんでこんだけしか出来ないんだ俺は。。なんでみんなわかってくれないんだ。。」

だから自己肯定感をあげたいなら、自信をつけるとか得意なことを増やすとか、人から褒められるとか、そう言うことに頼っちゃダメなんです。

自己肯定感は自分自信と向き合ってのみ満たされる

自己肯定感というのは、自分の良いも悪いも含めた状態を認めて、これでいいと思えている状態のことを言うと思います。

よくある話で、コップに半分水が入っている状態をみて、

自己肯定感の低い人は、半分しかはいっていない。と不足している部分をみます。

自己肯定感の高い人は、半分も入っている。とあることをみます。

日本人が不足している部分を見る理由の一つは教育が100点を取らないといけない教育だからです。

70点を取った時に、−30点の方をみる教育を受けてきたからです。

これは思考の癖なんですよね。仕方ない。だからこそ気づいて直していくことが大切。

じゃあ、どうやったら足りているものと向き合えるか。ヒントになるのは感謝です。

感謝ノートを書いてみる。

今、感謝できることをノートにひたすら書いてみてください。

快適な部屋がある。ノートパソコン、スマホがあって便利。食に困っていない。友達がいる。大切な人がいる。両親が健在。noteが書ける。冷蔵庫がある。戦争がない日本に生まれた。この時代に生まれた。5体満足だ。運動神経がいい。日本語が読める。

この調子で100個くらい書いてみるんです。無理矢理感謝してみるといいです。コップがあってよかった。くらい小さなところからせめていきましょう。

そうすると、自分の足りているものがたくさん見えてきます。これは簡単ながらすごい絶大な効果を発揮するので騙されたと思ってやってみてください。

で、応用系で、めっちゃ嫌な出来事、嫌な人、自分の嫌なところ、トラウマを書き出して、それに対して感謝するということもできます。

その嫌な出来事、嫌な人と出会って得られたものが何かあるはず。例えば、反面教師になった。とか。他の人に同じ思いをさせたくない。2度と同じミスをしない。ストレス耐性がついた。とかとにかく無理矢理に。


解釈を変えれば、自分の嫌なところも受け入れられる

感謝をする習慣がつくと、解釈が変わってきます。

ぺこぱっていうお笑い芸人いるじゃないですか。あれですよ。

自分は優柔不断だ。でもその分あらゆるリスクを考えてから行動するということだ。そうだろう。

自分は離婚した。でもその分自由な時間、自由なお金を手に入れた。そうだろう。

こういうの、リアプレイザル(再評価)っていうらしく心理学的にもかなりストレスに効くらしいですよ。

こうやって自分の悩み、嫌なところを解釈を変えて受け入れることで自己肯定感は上がっていきます。

そうなると、自分が満たされた状態になっていくので、他人に過度な期待をしなくなります。自分が満ち足りてるから。

自己肯定感あげるために無理矢理笑うとか、やめといた方がいいと思います。上に書いた通りです。

自分の内面に蓋を被せて外面だけ笑ってても、不健康極まりないですよね。

辛い時は辛くていい

悲しい時に笑ったり、辛い時に頑張ったりしちゃうと人は壊れます。

足の骨が折れてるのに走ったら複雑骨折しますし、三日三晩寝なかったら死んじゃいますよね。

感情って見えないからすぐ理性で上書きされてわけわからなくなるんですよね。

子供を見れば、感情に素直でうるさいですよね。でもそれが本来の人間です。

でもいつの間にか軍隊式教育の中で、楽しくなったら踊り出して歌い出したり、些細なことで怒って喧嘩したり、悔しくて悲しくて泣いたりしなくなってしまったんですよね。

まあ現実的に大人が子供のように振る舞うのは無理です。

ただ、辛い時は辛くていい。と言うことを理解しておくと良くて。そうすると、辛さと向き合えます。その先に再評価だったり、あるいは何かまた別の解決を見出すことができるはずです。


明日から一回でも多く、ありがとう!と大きな声で言ってみるのもいいですね。コンビニの店員さんに言ってみようかな。

と言うわけで、以上です。

この記事がいつか誰かの助けになりますように。

それではおやすみなさい。また明日もよろしくお願いします。


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