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「感じること」を許されなかったあなたへ
幼い頃、誰かにこう言われたことはありませんか?
「そんなの、感じる方がおかしい」
「泣くなんて大げさだ」
「痛いって言うな」
本当は、叩かれたら「痛い」と
感じるのが自然です。
悲しい時に涙が出るのも当たり前です。
でも、そんな当たり前の感情を
否定され続けると、
自分で自分の感情を
抑え込む癖がついてしまいます。
あなたの心の中に、
「感情を感じちゃダメだ」という
無意識の声が残っているのかもしれません。
その声が、日常の中であなたを
苦しめていませんか?
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感情は「感じていいもの」
まず、知っておいてほしいのは、
感情は誰にも否定されるべきものではない、ということです。
どんな感情も、あなたがあなたであることを
教えてくれる大切な存在。
もし、「私は何を感じているんだろう」と分か
らなくなることがあれば、次の問いかけをし
てみてください。
「私の心と体が、今何を
伝えようとしているのかな?」
「この感情を抱いた自分に、
どんな言葉をかけてあげたい?」
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「感じること」を取り戻すために
あなたが感じるままに感じていいのです。
「悲しい」「痛い」「怖い」「嬉しい」
――どれも、あなたが生きている証です。
そして、誰かに否定されたとしても、
あなたの感情は唯一無二のもの。
あなたには、その感情を感じる権利があります。
「そう感じるなんて、おかしいのかな?」と
思ったときは、まず自分にこう言ってあげてください。
「私は、私が感じたまま感じていいんだよ」
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最後に
感情を取り戻すのは、
簡単なことではないかもしれません。
でも、大丈夫です。
あなたはもう、
自分を否定する必要のない世界にいるのです。
これからは、自分の感じることを
「よく感じたね」
「大切なことを教えてくれてありがとう」
と、少しずつ受け入れてみてください。
その先に、きっと新しい自分との出会いが待っています。
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