子どもに集中力など様々な力を付けるには、○○を見分けることも大切
こんにちは。カウンセラー・コーチの齋藤 典子です。
中学受験を経験した時、
「お友達の○○ちゃんは、大して勉強をしていないように感じるのに、
短期間で成績が伸びている!
一方うちの子は、なぜ成績が伸びないの?」
と、お友達と比較をしたことがありました。
受験に関わらずとも、同じ屋根の下で暮らし、同じ親から生まれた兄弟でも、
「なんでこんなに違うんだろう?」
と、考えたことはありませんか?
私は、妹がいますが、同性でも、
「性格がちがうなぁ」
と思います。
子どもの(人の)成長って、その人が持って生まれた気質と環境によって変わってくるといわれています。
ですので、その子の気質に応じた環境(受験ならサポート)が大切になってきます。
ある研究では、気質のタイプとして、
1. 手のかからない子 40%
2. 手のかかる子 10%
3. 時間のかかる子 15%
4. どちらも当てはまらない子 35%
という結果があります。
元になる9つの気質特徴からタイプ別にしたものです。
1つ目は、活動の程度を表した活動水準
2つ目は、食事、排せつ、睡眠などの生理的機能の規則性の程度を表した周期性
3つ目は、はじめて会った人や物への反応の性質に対する接近性
4つ目は、環境の変化に対する慣れやすさを表す順応性
5つ目は、些細な刺激に対して気が付くかどうかの敏感性
6つ目は、感情を激しく表すか、穏やかに表すかの反応の強さ
7つ目は、楽しそうな友好的な行動と、泣いたり、ぐずったりなど有効的でない行動の気分の質
8つ目は、気が散りやすい、気が散りにくいと言った気の散りやすさ
9つ目は、特定の行動を行う時の時間の長さ、また、その活動を行っている時、妨げになるような刺激があった際、継続できるかという注意の範囲と持続性
この9つがベースになっています。
大切なのは、これが、
「良い、悪い」
ではなく、
「うちの子には、こんな気質があるんだな」
と、理解をすることです。
もっと言えば、親自身も自分の気質を理解しておくと、サポートが楽になります。
例えば、我が子なら、長女はそうでもなかったのですが、次女は、長女と比べると、
「集中力がないかも」
と感じました。
机の周りに興味のある本等が置いてあると、気がそちらにいっていたので、その本等を移動することで、目の前のことに集中できます。
親の私なら、些細なことに気が付きやすい方だと感じています。
ですので、子どものことは気が付いても、半分目をつぶり子どもに任せることが子どもの成長には大切になってきます
気質は先ほどお伝えをしたように、「良い、悪い」ではないんです。
仮に、次女のように、
「集中力がないわ。。」
と悪いように感じたことであっても、見方を変えたら、
気分転換がはやい、興味の幅が広いなど、そういった面もあります。
大切なのは、その子やご自身のことを理解しその場の対応を考えていくことです。
自戒を込めて。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
齋藤 典子