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桜街スピカ
2022年9月17日 11:00
「別れた先の、ミライ。」(ゆっくり朗読:詩)
桜街 スピカ
夕暮れ落ちた、出発点。「またね。」と手を振りどうか来世へ。また会いたい人と、会わないことを願う人。僕らは未来へ進んでいく。(……だから。)過去に引きこもることも。戻り、囚われることも。仮にあったとしても、それをきっと。越えなければ、僕は生きれない。己を律して弱さを圧し殺す。遥か先まで、見通すアイウェア。faraway.黒く淀む眼前に。強くな
2022年9月12日 19:15
夏場、水と混ざる鮮やかな空色の下で。透明な袋が揺れる。どこでもきっと、見るような光景。……けれど、そんな夏はもう。終わるみたいで。考え深さと、未練を持って家に帰る。息をつくコンクリートジャングルに、見えてくるのは別世界。普段見馴れた景色が移ろう。生い茂る草木に。反射する太陽光に。日々、宝石のような美しさを感じていた。階段を上り、玄関を開ける。透明