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最近思ったこと、考えたこと

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ブログサイトで書いてきたジャーナルを、2020年6月からnoteで発表することにしました。テーマはその時々関心をもったこと、もう何年も続けています。葉っぱの坑夫の出版活動と直接的…
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2022年6月の記事一覧

とっかかりがない、海外文学への狭い道

とっかかりがない、海外文学への狭い道

小説、といったときそれが何を指すかと言えば、95%くらいは日本語で書かれた日本人の書き手による物語のこと、のようです、今の日本では。大手出版社がウェブで連載している小説の数々、その項目の中に「海外」の文字はほぼなく。唯一見つけたのが林真理子さんによる『わたしはスカーレット』で、これは翻訳小説ではなく、マーガレット・ミッチェルの『風と共に去りぬ』を林さんが自由に脚色して書いた小説のようでした。元は海

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Kindleノベルフェア+期間限定セール! 50%offも、この機会に海外小説を

Kindleノベルフェア+期間限定セール! 50%offも、この機会に海外小説を

昨日からアマゾンでKindleのノベルフェアをやっています。6月30日まで。葉っぱの坑夫も6冊の本で参加しています。すべて50%offです!
なかなか手の出ない海外の小説、あまり知られていない作家や風変わりな作品などに触れてみる良い機会では?
以下に葉っぱの坑夫から参加している本を紹介します。

ニイ・アイクエイ・パークス著
2010年度のコモンウェルス賞最終候補作品となった、ガーナの作家ニイ・パ

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蝶男とルドン...... (本の表紙制作を考える)

蝶男とルドン...... (本の表紙制作を考える)

6月2日に『蝶男:エストニア短編小説集』という本を出版しました。これは2021年3月から2021年12月まで、葉っぱの坑夫のウェブサイトで連載していた作品をパッケージの本にしたものです。

実は当初タイトルを『夢のつづき:エストニア短編小説集』とするつもりでした。著者との間の契約書でも、working titleとしてこのタイトルで申請していました。英語タイトルは"Continuation of

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