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「好き」は不安に打ち勝ち、幸せを生む

こんにちは、はぴです。
今日は、好きなことを見つけてから人生が変わった。そんな私のエピソードをお話しします。


社会に出ることが怖くて病気の自分を手放せなかった

私は摂食障害になって敷かれたレールから離脱した。
食べて太ることが怖いというよりも、病気の自分を手放して社会に出ることが怖かったのだ。

鍵をかけられた病棟。部屋からは出られず、入浴さえできない。
そんな日々は辛かったけれど、それ以上に社会に出て行く勇気や社会の中でやっていける自信がなくて、摂食障害という病気にすがりついていた。

病院という守られた場所で堕落していく恐怖

入院生活は生きている意味もわからなくなるような退屈な日々だった。
どんどん自分が落ちていく感覚が怖かった。
だけどそこは、私にとって守られた場所だった。

病院にいれば看護師さんが優しくしてくれるし、社会から冷たい目で見られたり、責められたりもしない。蔑むような視線も感じなくてすむ。

だけど、社会でやっていける自信がなくて病気にしがみついていることは、自分自身も気づいていたから、自己肯定感は下がる一方で毎日悲しくて苦しくて仕方なかった。

ここまで落ちてしまった自分は、もう一生社会復帰なんてできない
人に合わせる顔がない。
一体私は何をやっているんだ?なぜ生きているの?
病室で何度も一人、涙を流した。それくらいボロボロだった。

好きなことが社会復帰の後押しになった

そんな私が今は福祉の仕事をしている。
非正規雇用で安定した働き方ではないけれど。

それでも「やりがい」や「興味関心があること」を仕事としてできるなんて、それが良い意味で自分の生活の中心になるなんて。
以前の私からしたら考えられないような日々だ。

だって私は、摂食障害になる前の学生時代から、ずっと周囲の目ばかり気にして自分がやりたいことや好きなことなんて考えたこともなかったから。
そんなことより、周りに合わせたり溶け込んだふりしたりすることで精一杯だったから。

そんな私がようやく興味関心を見つけ、それに携わることができている。
好きなことをして、自身の考えを伝えられて、自分に偽りなく生きている。

私が自信を持てたり、社会復帰できたりした理由は、紛れもなく好きなことや興味関心がある ー福祉の世界ー を見つけたからだ。

必死になってようやく辿り着いた...という感覚はない。好きなことや関心があることだったからこそ、無理なく社会復帰できたのだろう。
思い切って好きなことや興味関心があることをやった方が事態は好転するということを身をもって体験した。

だから私は言いたい。自分にも、周りの人にも。
自分の好きなことや興味関心があることをどんどんやるべきだよ」と。 

これからの私

この仕事を始めてますます関心が高まった福祉や心理の世界。

きっと、私が社会人になって2度目の学生生活を送る日もそう遠くはないだろう。

私は社会福祉士を目指す。
誰のためでもない。自分のために。


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