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材料3つで作る防災用簡易パネル型ソーラークッカー「クリオネ」作り方と使い方(HaniwaFactory考案)

何らかの災害が起きて、この記事に辿り着いた方のために手っ取り早く説明します。前半は作り方、後半は実際に使った実験を書きます。材料は最低限だと3つだけ。とても簡単に作れる自作ソーラークッカーです。災害時、身近で手に入りそうなもので作れます。

  • 段ボール(500mlペットボトル24本入ってた縦長の)

  • 洗濯ばさみ(もしくは大き目クリップ)

  • アルミ蒸着フィルム(サバイバルシートとして防災用に売ってるもの)

作る道具でカッターが必要です。これらがあればすぐに作れる簡易パネル型ソーラークッカーです。洗濯ばさみとアルミ蒸着フィルムを100円ショップで購入したとすれば220円あれば作れます(段ボールはどこかで貰ってきてね)

構造はとても弱く、風が強いと使えません。3~4回、折りたたみと組み立てを繰り返すと壊れました。快晴で風の無い日に使えば保温無しで缶コーヒーを60℃程度、レトルトカレーを50℃程度、ビニールや透明容器で保温すれば80℃のお湯やゆで卵を作れました。(いずれも温帯地域で11月に使用した場合の数値)本当に簡易的なものですが慣れていなくても非常食をほんのり温めることは出来そうです。本格的に保温資材を工夫すれば真冬でも、快晴なら黒いアルミホイルの温度が95℃になる実験も行いサツマイモが蒸せました。

材料3つだけ!

ソーラークッカーの基本構造を知ってる人ならば、この画像を見ただけでもう作れると思います。太陽の角度に合わせてね。もっと詳しく見たい人は続きをどうぞ。長いよ。

なお、超大事なことですが私は2024年8月からソーラークッカー沼にはまったニワカ一般人のド素人で、専門家では全く無いです。なんかゴメン。工作と理科の実験好きです。市販で手に入るエコソーラークッカーとエデュクッカー003で何度も実験(調理)をして、ネットで作り方を調べてコペンハーゲンソーラークッカーとテルケス型ソーラークッカーを作ってみたというただの物好きです。ソーラークッカー沼怖い!!!恐らく質問されても答えられない事が多いです。自分の経験値とアイディアだけでこれを作っています。その点ご留意ください。検証の実験はがんばってやりました。災害時に何かを温めるため急にソーラークッカーを作るとしたらどうするか?というテーマで思いついたのがこのアイディアです。

それからソーラークッカー使う時には目に光のダメージが物凄いので、必ずサングラスかUVカットの眼鏡を使用してください。スキーの雪目みたいな状態になるので危ないです。UVカット眼鏡使うと全然違います。


簡易パネル型ソーラークッカー「クリオネ」の作り方

まずはダンボール、防災備蓄していた段ボールがあればラッキー。縦長の物が良いです。今回はアイリスオーヤマの強炭酸水をケース買いした時に入手した、500mlペットボトル1ケースの段ボールを使います。

段ボールのこダンちゃん、最強です

我の愛用、段ボールのこダンちゃんが大活躍。普通のカッターでももちろん大丈夫です。ダンちゃんは手は切れないけど段ボールがサクサク切れる超便利アイテムなのでおススメです。

まず上の蓋みたいなパーツを切り取ります。

後で使います捨てないで!

次に縦に切り開きますが、根本は3cm程度残してください。(※間違えて全部下まで切ると段ボールが崩壊します。)

縦に切り込み、下は3cm程度残して全部切らない

ダンボールの下半分、8か所切り込みを入れて最初に切り出したパーツが画像のように差し込めるようにします。

ここが1番面倒かも

四隅すべてパーツをはめ込むと、4枚のパネルが角度調整可能な状態になり広げられます。根元折って上手い事広げてください。広げてるうちに根元が破れたりするんで(ていうかすでに破れとる)、ガムテープあったら貼っておくと良いかも…

本体完成、クリオネの捕食シーンに似てるので「クリオネ」と名付けます!

この状態が、クリオネの捕食シーンに似ていたので「クリオネ」と名付けました。

可愛いのに怖いよな、クリオネの捕食シーン!!

作り方を続けます。100円ショップで手に入る防災用のアルミ蒸着フィルムで出来たサバイバルシートを用意します。大体縦長サイズだと思います。この商品は137cm×213cmで、半分あれば足りるので私はハサミで半分に切りました。そして「クリオネ」を2台作ったんだ。別に切らなくても半分に折って使えばいいよ!夜寝る時にまたサバイバルシートとして使えるからね。

セリアで買いました110円
このサイズだと半分で充分、足ります

本体段ボールの組み方です。パネル型ソーラークッカーを使用したことがある人は分かると思いますが、太陽の角度に合わせて光を効率よく取り込めるようパネルの角度を調整します。が、簡易なものなので雑で良いです。面積が広い側面を太陽に向けて地面から30°~40°程度の角度にします。

太陽側を地面から30°〜40°
上から見るとこう、接続パーツは長いものを太陽側に使うと良い

余談ですが、下に敷いているレジャーシートの大きさは60cm×90cmです。この程度の面積で設置できます。段ボール本体の形が決まったら、アルミ蒸着フィルムをかぶせます。まずは中心を底にしっかり合わせて、前後2か所を洗濯ばさみでとめます。

太陽に向かい前と後ろをピンチで留めて

はみ出るアルミ蒸着フィルムを適当に折りたたんで、横の洗濯ばさみでまとめて留めます。私の説明文が訳分らないそこの君、私は君のイマジネーションに期待してる。さあ、想像の翼を広げて飛び立つんだ。(意訳:自分で考えて試行錯誤してくれ、私の語彙力はこんなもんだ)

横を留めながら余分なフィルムを畳んで折って、円錐的な形に整えます適当に頑張れ

デカいお椀みたいな形状になってればOKです。アルミ蒸着フィルムが吹き飛ばなければ完成です。既に手を入れたらほんのり温かいはずです。

手を突っ込むと何となく温かい…!で完成です

使い方「夏置き」と「冬置き」

太陽の高さは1日のうちで変化するのと、季節によっても変化します。正午の太陽の位置が夏は高く、冬は低いというの理科で習ったのを少しだけ思い出してください。太陽の高さによってパネルの角度を多少変えないと、うまく光を集めることができません。

語彙力が貧弱なので上手く説明出来ない気がしますが、今まで作り方で紹介してた置き方はそのまま「夏置き」で、太陽の高度が高い時に使えます。

太陽が高い位置に来る時の置き方(夏置き)

これをひっくり返して(上記「夏置き」の画像で右側にある面が底面となる)このように置いたのが、太陽高度が低い時に使う「冬置き」です。

太陽が低い位置にある時の置き方(冬置き)

じゃあ春や秋はどうするんだ?!って最初は困惑するかもしれませんが、1日で朝から夕方までも太陽の高度は変わるので「適当に変えて試して~」しかアドバイスできません…。パネル型ソーラークッカーってそういうものなんです。

使用感ですが、そよ風が吹き始めるとアルミ蒸着フィルムがガサガサガサガサガサガサ煩いです。周囲の迷惑にならないよう気を付けてください。

そしてこいつは畳めます。こんな感じで部屋の隅の隙間に入れておくことが出来ます。段ボールの形によってはもっと畳める形状にも出来そうだ。アイリスオーヤマの強炭酸水は安くて美味しいです。再利用する時は底面を井桁に組むorガムテープで留めて使って組み立てて。

コンパクトとは言い難いけど畳めます

なお、見て想像つくだろうけれど構造的に根元がとにかく破れやすいです。作ってる最中に破れてたけど、1回使って畳んだら1か所完全に下まで破れました。補強でガムテープあれば貼っておいた方が良いし、修理はガムテープで何とかなりますが、長く使い続けられるようなものじゃないです。簡易パネル型ソーラークッカーということは忘れないでね。壊れやすいよ。

根元は破れ易いので補強

「クリオネ」でゆで卵を作る

ソーラークッカーで定番のゆで卵作りから始めます。ゆで卵が作れるかどうか?で大体の性能は把握できるので。快晴で雲の無い11月上旬に行いました。※ソーラークッカーで使えそうな道具を何も持っていない人は、後半に記した『「クリオネ」で缶コーヒーとレトルトカレー温め』の項目を先に読んでください。

ソーラークッカーでは黒い調理器具しか使えません。太陽光集めて熱を溜めるため黒じゃないと駄目。黒いの使え。黒くないと温度上がらない。お薦めは黒メスティンです。キャンプ用具で有名、最近は固形燃料自動炊飯が流行ったのでダイソーで1000円で売ってたりしたので買いました。

中に生卵3つと水100ml入れます。このサイズだと卵は最大5個入るかな。

ダイソー黒メスティン(1.5合サイズ)に水100ml

次にメスティンを保温する為、100円ショップで手に入るOPP袋に入れます。これもソーラークッカーで調理する時の基本で、熱に強い透明の袋や容器に入れる&底の設置面から熱が逃げるの防ぐために割り箸を置いたりして底面に空間を作る。というわけで、ダイソーで手に入るものだけでこのように用意した。温度計もダイソーで売ってる燻製用温度計です。

OPP袋で保温

袋のサイズがギリギリ過ぎたね…本当はもっと大きな袋に入れて、袋の中に空気も入れてふんわりさせるんだよ。今回、100円で買えるもの&家にあったもので対処中なので仕方ない。(なお、普段ソーラークッカーで袋を使う場合、私はHEIKOパン袋1斤サイズを使っています。シモジマやパッケージプラザじゃないと売ってないので手に入りにくいから今回は使わないでおく。)

下に割り箸入れて浮かせる

袋は今回これを使っています。最近はフリマアプリの梱包資材として売れるみたいで、梱包資材売場や文具売り場にあります。ラッピング用品としても売ってることが多いです。

OPP袋は100円で買えます、これダイソーじゃなくてキャンドゥで買ったかも?

裏面を見て二軸延伸ポリプロピレンまたはOPPと書いてあるものを選んでください。ポリプロピレン樹脂なので一般的に120℃~140℃程度の熱に耐えると言われてます。電子レンジOKの樹脂製タッパーは大体ポリプロピレン製なので確認してみて。PPって書いてあるかも。私はOPP袋をパネル型ソーラークッカーで使って溶けたことは一度もありません。商品本来の使用方法とは異なるので使用は自己責任で!一番でっかいB4サイズがあれば便利だぞ。

二軸延伸ポリプロピレン

「クリオネ」にセットしたのだが?

置けなかった

想像と違って割り箸が長くて引っかかって底に置けない…。

想定外の割り箸効果で浮いてしまった

ま、浮いてる状態なのは悪い事じゃないし一応安定してたのでこれで実験開始。

10:00 28℃くらい
11:00 80℃

順調に温度上げてたのに、12時になったら風が強く吹き始めて崩壊。風にはとても弱いです!!!!

12:00 悲報、風で吹っ飛ぶ
吹っ飛んで水漏れててたけど温度は70℃台キープ、水蒸気で曇って見にくいけど

中の水も漏れてソーラークッカー内に溜まっていたが、半泣きで仕切り直して風対策を試みる。私は自作ソーラークッカーも何度も風に吹き飛ばされているんでノウハウはある。中身入ったペットボトルに紐と洗濯ばさみorクリップを付けた道具でこのように下に力をかけるとある程度耐える。

風対策

しかし、この後どんどん風が強まってきたため12:30に実験終了の判断。終了時には80℃を維持していた。この方法だと80℃くらい(あくまでも温度計を置いているメスティンの蓋の温度になるが)が上限みたいですね。

12:30 80℃回復、80℃が上限かな今日は

真夏だともっと温度上がるかもしれません。撤収して卵確認すると白身がやや柔らかめの固ゆで状態。殻が上手く剥けない白身のやわさ…。剥くの下手くそかよ…。

白身が柔らかめなので剝くの難しすぎた

黄身は火が通っててしっかり固い。美味しい。

しっかり堅ゆでの黄身

風が強くならなければ+30~1時間でしっかり固ゆで卵になっていたのではないか?と思う、これは経験値からの想像。卵は黄身が固まり始める温度が70℃。白身が固まり始める温度は80℃と言われてます(ググって調べたらすぐ分かるよ)温度計で80℃に達しているなら私の経験上、時間かけたら白身も結構しっかり固まってくれると思う。しかし強風には勝てないので仕方ない、文明の利器であるガスコンロで5分ほど蒸して仕上げておいた。失敗してもカセットコンロや固形燃料などで火にかけられるメスティンは便利なのですよ。ソーラークッカーは天候に左右され過ぎてたまに失敗するので、必ずリカバリする方法を用意しておいて。うちはカセットコンロと固形燃料も備蓄してます。

文明の利器、ガスコンロ


「クリオネ」で水1L沸かして80℃超え、風にあおられ全てを失う

先に書きますが実験中に強風で「クリオネ」がひっくり返り、最後は鍋のお湯をぶちまけて段ボールが濡れて再起不能となっています。ソーラークッカーという物がどれだけ天候に弱いのかを伝えるためにも書き記します。最後の画像は泣きながら記事にペーストしました。

では始めます。快晴で雲の無い11月上旬に行いました。ソーラークッカー沼の自称ガチ勢なので、わざわざソーラークッカー専用に鍋を持っています。パール金属の20cmの小さなすき焼き鍋です。ボッチ鍋に最適のサイズです。

ガチ勢なので専用に買った鍋

蓋の取っ手は外し、穴に天ぷら用温度計を差し込んで使用します。更に自称ガチ勢なので保温用にポリカーボネート製ボウル(ナガオのクックボウル、耐熱温度140℃)も持っているんで使用します。底に埋もれてしまうと側面に光が当たらないようだったので、足付きの焼き網(100円ショップのキャンプ売場に売ってました)を下に敷置き、これらを乗せます。ソーラークッカーの基本ですが、太陽の位置はどんどん移動するので、太陽に合わせて方向を変えます。30分~1時間ごとに向きを変えて下さい。レジャーシートに載せて「クリオネ」を使えば、レジャーシート引っ張って調整できるので楽ですよ。

ガチ勢なので保温用ポリカーボネートボウル持ってる

開始温度は25℃、水道水1Lです。

10:20 25℃
11:00 44℃くらい
12:00 63℃くらい

正午を過ぎると太陽が下がっていくので「クリオネ」を冬置きにします。

12:30 太陽高度が下がり始めるので冬置きに変更

順調に温度は上がるも、風が強くなってきたので前述した風対策でペットボトルを紐でくくったものをピンチで留めておきました。

風が強いので風対策
13:00 78℃くらい!
14:00 84℃くらい

ここまでは順調だった。このまま未踏の90℃台に入るのか??!!とワクワクテカテカしながら15時に様子を見に行ったらこれだ。ワクワクテカテカワクワクテカテカ…

全てが吹き飛んでいた。

泣くしかない。藤原竜也版カイジみたいに「ど゛う゛し゛て゛だ゛よ゛ぉ゛ぉ゛!゛!゛」と叫ぶしかない。水は半分くらい無くなってダンボールをびしょびしょに濡らし「クリオネ」も再起不能でべろんべろんになっていた。段ボールパネル型ソーラークッカーは風に滅茶苦茶弱い。風吹いてきたら諦めて撤収するしかないと改めて思う。84℃の時点で回収しておけばよかった…orz 鍋に水1L入ってて重いのにひっくり返るとは…。

(隣で使ってたエコソーラークッカーもパネルが2枚吹き飛んでたくらい強風吹いたらしい。パーツ紛失しなくてよかった…)

15:00 強風で全てが吹き飛び水は溢れ段ボールは濡れ再起不能になり、お湯は手に入らず終了。

いいですか皆さん、パネル型ソーラークッカーにはそこまで夢見ないでください。雨にも風にも滅茶苦茶弱いです。薄く曇ってても使えなくなります。それでも災害時に使えるチャンスがあれば便利かも?!みたいな道具がこの「クリオネ」です。貧弱~!!

「クリオネ」で缶コーヒーとレトルトカレー温め

災害時の実用的使い方はこちらから。快晴で雲の無い11月上旬の午後に実験行いました。ソーラークッカーガチ勢じゃない人は、保温する袋や容器も持ってない。黒メスティンも無い。黒い鍋も無い。「クリオネ」で何が出来るか??

まず手っ取り早く、黒いデザインの缶コーヒーですよ!!!

午後は太陽高度が下がっていくので冬置きにします

スターバックスコーヒーのブラックが缶真っ黒なので実験します。保温しません。ソーラークッカーの基本ですが、太陽の位置はどんどん移動するので、太陽に合わせて方向を変えます。30分~1時間ごとに向きを変えて下さい。レジャーシートに載せて「クリオネ」を使えば、レジャーシート引っ張って調整できるので楽ですよ。

保温なしでやります

黒いビニールテープで温度計貼り付けておきました。直置きだと熱が下から物体伝って逃げるので、何らかの方法で浮かせます。今回は家にあった足付き網を使いましたが、割り箸2本を敷いてその上に缶を置くのでも大丈夫です。

浮かせるために脚付き網(ケーキクーラー)使用、セリアで買いました

1時間この状態で60℃到達。アツアツ!自動販売機で「あたたかいおのみもの」買った時くらいアツアツ!!

12:30〜13:30 保温なし、1時間で60℃
アツアツ!

というわけで、黒い缶なら保温無しでもこの程度に温まります。缶の温めは温度が高くなりすぎると中に溜まった水蒸気のせいで缶が破裂する危険があるのでとても危ない。60℃程度までにしておいてください。私は「動物のお医者さん」という漫画のしるこドリンク回でそれを学びました。(分かる人にだけ伝わればいい)なお、自動販売機の温かい飲み物の温度は55℃前後だそうです。

次、レトルトカレーです。同じ日に缶コーヒーの続きで実験行いました。レトルトカレーは黒くないので、黒い紙を使うことにした。100円ショップで黒画用紙買っておいた。黒い紙がなければ、紙をマジックや炭で塗りつぶしてみてください。もしかしたら黒いTシャツや黒いパンツなど綿素材の布で包んだらなんとかなるかも??そのうち実験してみます。黒いパンツ買わなきゃ!

とにかく今回は黒画用紙を使います。

セリアで買いました

B5サイズ適当に買ったけどレトルトカレーのパッケージには小さかった…

紙小さかった!

紙を折って、レトルトカレーも折って、何とか包みました。簡単に金属ピンチで挟んで留めます。

カレー折って入った、金属ピンチで留めます

「クリオネ」に足付き網(ケーキクーラー)を置いてその上に設置。袋などで保温はしませんこのまま試します。30分~1時間おきに太陽の方向に「クリオネ」向けてね。

脚付き網に載せます、保温なし

開始時は26~27℃くらいかな。

前から見るとこんなです、雑に挟んでるだけよ

13:30〜15:00の1時間半で56℃程度まで温度上がりました。素手で持つと熱い。この程度ならカレー美味しく食えると思います。

13:30〜15:00 1時間半で56℃くらい
触ると熱い、充分美味しく食える!

「クリオネ」で超甘いサツマイモを蒸す方法

2025年2月追記。1月下旬に行った実験を別記事にまとめました。日中の日向の外気温20℃の暖かい日でしたが、温度は95℃出ました。保温のための資材が必要です。興味ある方は参考にして下さい。


あとがき

今後も「クリオネ」を使っての実験は繰り返していく予定なので、この記事に追記します。

このソーラークッカーのアイディアは、お子様の自由研究や教育機関での学習などで自由にご利用頂いて構いません。論文…なんてなさそうだけどレポート等で使用されたい方は出典をこのnoteで明記してご自由にお使いください。いずれもこのnoteのコメントに事後報告でかまいませんのでご一報いただければありがたいです。

大事なことなので何度も書きますが、パネル型ソーラークッカーは天候に左右されて使える条件の日はそんなに多くありません。災害時、レトルト食品を加熱するのに便利ですが、ソーラークッカーは補助的な方法とし、メインはカセットコンロや固形燃料など確実に使える方法を備えておくのをオススメします。

ソーラークッカー歴は約3か月。数学も物理もまるでダメなので、雰囲気で適当に作っている自作ソーラークッカーもこれで4台目。一応調べまくって同じことを考えてる人はまだ居なかったようなので、初めて名前も付けてみた。

ダンボール製ソーラークッカーを作って使って遊びまくって、備蓄の段ボールとアルミ蒸着フィルムがあれば何かを温められるかもしれない希望を確認すべく自分が知りたくて実験してみただけなのですが、どこかで誰かの役に立つかもしれないので大っぴらに記しておきます。

皆様ご安全に!しっかり防災備蓄しようね!!!!

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HaniwaFactory
投げ銭を頂いたりしたら、嬉しさと興奮のあまりワタクシの鼻毛が伸びる速度が上がって大変な事になることでしょうね…。

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