見出し画像

日本語ってむずかしい。

普段何気ない会話をしているとき、
あるいは英語のなどの外国語の勉強をしているとき、
はたまた、色々な場面が想定されますが年上の方とお話しているとき
「日本語ってなんでこんなに難しいんだろう……」
と、思ったことが何回も何回もあります。

なんなら毎日思っているといっても過言ではないでしょう。

尊敬語・謙譲語・丁寧語……
1つの言語なのに相手によって言葉は使い分けなくてはいけませんし、
似た意味を持つ単語もたくさんあります。

それらを適切に組み合わせて、失礼のないように会話をしなくてはならないというのは、普段何気なくこなしているように感じても、
実際はかなり高度なことをしてると思います。

高校生の頃に勉強した古典の時間では、品詞を分解して
それなりの量の文章を読んで(読まされて)いましたが、
思い返せばその時から、相手によって言葉遣いが変わっていましたね。

言語は変遷していくものですが、
この部分に関しては、昔から変わっていないんですね。

「何百年も変わらない」
なんて書くと、なんだか少しロマンティックに感じなくもないですね。


そのように考えてみると、やはり言葉って奥が深いというか、
よく考えて使わないとなって思う瞬間が少なからずあります。

どのような言葉を選ぶのかをしっかりと考えないと、
相手に与える印象や、その後の行動にまで大きな影響を与えてしまうかもしれませんからね。

例えばここ最近になって連日のようにメディアで取り上げられている
「闇バイト」

聞こえは十分悪いですが、実情は強盗殺人という
なんとも残酷な内容です。

もちろんれっきとした犯罪行為ですし、
逮捕されて裁判になれば、
無期懲役、もしくは死刑という大変重い刑が科されます。

そんなことしてはいけないというのは、
多くの方々の共通認識だと思うのですが、
そう思わない方もいるということですね。

数日前に目にした報道では、
闇バイトに応募してしまったということを警察に相談し、
46人の方が既に保護されているとか。

このようなことを人を雇ってやらせる犯罪者集団はもちろんのこと、
このような求人を求職サイトに乗せている企業も、
犯罪だと(おそらく)わかっていて応募する応募者も、
1度立ち止まって物事を考えるべきだと思うのは私だけでしょうか。


とはいうものの、
犯罪に手を染める人をかばうわけではありませんが、
それだけ手っ取り早く、それなりのお金を欲しがる人々がいるというのは
それだけ貧しい生活を余儀なくされている……
ということなのかもしれません。

以前SNSか何かで目にしたポストに
「闇バイトに応募するような人は既に人生に明るい希望がなく、もう終わった人生だと思っている。だからワンチャンを狙って、あるいはもうそんな人生どうでもいいと思ってこんなことをしてしまう」
というような旨の意見を書いている人がいました。

真偽はともかくとしても
なるほどなぁと感じた自分がいました。

繰り返しになりますが、別に擁護するつもりはありません。


ですが
利益のためには手段を選ばない犯罪者集団。
利益のために、乗せている求人をロクにチャックしない企業。
利益のために犯罪行為をする人々。

出来事に関わっている人々やシステムのすべてが、
どこかおかしい……と感じるのは私だけでしょうか。


強盗や殺人といった行為が犯罪とされていたり、
それに対して非常に重い罪が法律により科されているのは、
過去にその悲惨な出来事が繰り返し起こり、
そのようなことが2度と起きないように……
といった抑止の側面もあると、少なくとも私は思っています。

そもそもこんなことが頻繁に起きて、しかも
それほど罰せられない……
なんて社会はイヤというか、
安心して住んでられないというのもあるでしょうが……

それでもこの手の犯罪が起き続け、
しかもむしろそのような手口の犯罪が注目されてきている……

なんともコワイ世界になってしまったと思う反面、
ニンゲンの営みもまた、何百年も変わらないんだなぁ……
なんて感じてしまいますね。


※画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。
素敵な画像をありがとうございます。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集