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「かがみの孤城」に惹かれた訳

昨日のnoteで漫画のことを書きましたが
今年、もうひとつ心惹かれた作品が
辻村深月さんの「かがみの孤城」です。

始めにテレビで放送していた映画を観て
メルカリでブルーレイを購入。
メルカリで小説を購入
メルカリで漫画を購入。
と、コンプリートしてしまうくらい
ハマってしまいました。 
(ちなみに私と性格真逆の娘は1回小説読んだらもういいらしい)

どこに惹かれたのか?
以下、ちょっとネタバレもあります。

私自身、小中高とあまり学校が好きではありませんでした。
イジメられてた訳でもないし、通ってましたが
学校の雰囲気があまり好きじゃなかったんですね。

内気だったこともあり
性格の合わない人もいる集団というものが苦手なのかもしれません。
教師も苦手でした。

だからか、かがみの孤城で登校できない7人の子供達に共感したのと(リオンは通えてるけど)
イジメられて登校できなくなった主人公のこころちゃんへの、担任教師の対応に憤りを感じました。

こころちゃんに会いに家まで来てるけど
こころちゃんには寄り添ってる風なだけで
イジメ主犯の自分に懐いてる生徒をかばう教師。

子育てしてきて 
娘の中学教師に同じような対応をされた事があって
イジメ問題ではないのですが上辺だけで子供達の心には全く寄り添う事をせず
寄り添うふりをして学校側のメンツを守ろうとする辺り障りない対応。

担任にこころちゃんママがはっきりと言い返した時は
よく言った!とスッキリしました。
こころちゃんママ最高です。

イジメを取り上げた作品って難しいと思うんですけど
母親とフリースクールの先生である喜多嶋先生の対応が素晴らしいなと感じたんです。

こんな大人が、先生が子供達の周りにいたら子供は救われるのになって。

学校には無理して行かなくてもいいし
違う中学に移ってもいいって
2人はこころちゃんに言うんですけど
共感してしまいました。

それからオオカミ様。
正体は…。これから読んだり見たりする人がいるかもしれないのであえて書かないでおきますが
切ないですよね。
オオカミ様。どんな気持ちで過ごしてきたのか…

何より最後。
最後が全てが繋がって。
子供達みんなの過去も分かって。
ああ、そうだったのか…と。
みんな色んな思いを抱えてたんだな。

そして…
リオン以外、みんな忘れてしまったけど
みんな繋がってて。
同じ世界線で繋がってる。
支え合ってる。
じ~ん…

ブルーレイBOXに付いてたイラストを見てると
忘れていても8人は深層心理で繋がってるんだ
と救われる思いです。


 
他にもイラストはあります

こころちゃんとリオンくんの関係がずっと続いてるのも良いよね。

ハガキも付いてて、こちらは載せたらネタバレなるかな。
でも載せたいな。 

これも他にもイラストあります
ていうか、こういうのは載せていいのかな?

これも、映画見てから見ると救われる気持ちになります。

小説、漫画、映画それぞれ良かったです。
映画では表現されていなかった部分が原作小説にはあります。(原作だから当たり前か)
 
漫画はちょっと原作と違う表現もあった気がする。
個人的には小説と映画が良い。
 
学校が大好きで学校に悩みがなかった人には
もしかしたらあまり刺さらないかもしれないですね。


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