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デビュー40周年のとんねるずに寄せて
2020年は、とんねるずのデビュー40周年だった。ポニーキャニオン所有音源のサブスクが解禁された以外には、周年記念と思える動向はなかったが。木梨憲武が美術展の全国巡回/多彩なコラボの歌手活動/ネットテレビ連動のラジオ/趣向を凝らしたインスタ…等々で前年同様に八面六臂だったのに加え、石橋貴明が盟友テレビディレクターのマッコイ斉藤と共にYouTubeチャンネル「貴ちゃんねるず」を開設し“大逆襲”を開始
もっとみるミック・ジャガーの声について
あんたはぼろぼろの
服をまとって
路地裏に酔い潰れてる
深夜の仲間はみんな
冷たい闇にあんたを
放ったまま消えちまう
たくさんのハエどもが
あんたにたかるんだ
俺には掃いきれないよ
天使たちが翼をひろげて
時を刻んでいる
微笑みながら
瞳を輝かせながら
俺にはあんたへ送る
囁きが聞こえるんだ
目をさまして
目をさまして さぁ
目をさまして さぁ
─ ローリング・ストーンズ「Shine
「学生節」とボブ・ディラン
クレージーキャッツの関連楽曲で、ぼくがいちばん好きなのは「学生節」(1963年)である。クレージーというと大半は青島幸男と萩原哲晶のゴールデンコンビが手がけているが、本曲は代表曲のひとつながら、作詞が劇作家の西島大で作編曲が山本直純という異色コンビによるものだ。
ブラスバンドが規則正しい4拍子を奏でる依存性の高い曲調の中、最たる聴きどころは1番の植木から2番の谷へと繋がるところ。このツートップの