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冬の窓辺で春の兆しを感じる一工夫。スマート照明を太陽代わりにする

 わたしの部屋の窓は、やや北に寄った東向きです。冬場は、日の出の時刻を過ぎても日が差し込んでくるまでに時間がかかるので、朝になった実感が湧きません。

 くもっていたり、ふぶいている時は、「本当に日の出を迎えたのだろうか。世界はついに永遠の闇に包まれ、光を失ってしまったのではないか」と、中二病めいた問いかけをしたくなる朝もありました。

 いい大人が痛々しい限りですが、スマート照明を使うことで、日当たりが悪い部屋でも日の出と日の入りを感じることができると最近、気が付きました。

 スマート照明は、スマートフォンのアプリから設定した時刻に照明をオン・オフしたり、遠隔操作できる製品。正月に実家から戻る際、設定ミスで部屋を青く照らしてしまい、わたしの顔も青くなった、あの照明です。

 同じ過ちを繰り返さぬよう、設定を見直す中で、日の出と日の入り時刻に合わせて照明を制御できることを知りました。面白そうなので、自動的に点灯するよう設定してみました。

 例えば、札幌の日の出は、正月には午前7時を過ぎていましたが、きょう1月29日は6時53分でした。日増しに早くなっていく時刻に合わせて照明を付けることができます。

実際の設定画面

 実際に日の光を浴びているわけではないけど、照明を合図に「あ!新しい朝が来た!希望の朝だ!」と、喜びに胸を開き、大空を仰げるというわけです。実際に仰ぐのは薄暗い天井ですけどね。

 …このネタ、ラジオ体操を知らない世代には通用しないですよね。何だかすみません。

 逆に、日没は少しずつ遅くなっています。12月上旬には16時前後でしたが、29日には16時43分と、日は確実に長くなっています。「まだほんのり明るいなー」なんて油断していると、不意に照明が付くのでビビります。

 国立天文台のWebサイトで調べてみると、今季、札幌で日の入りが最も早まったのは12月3~15日の16時ちょうど、日の出が最も遅かったのは12月29日~1月8日の7時6分でした。昼の長さが最も短くなるのが、この真ん中にあたる冬至です。

 日の入りが最も早い日と、日の出が最も遅い日が冬至とそろわないのは、地球と太陽の距離が一定ではないのと、地球の自転軸が傾いた状態で公転しているためらしいのですが...うまく説明できません。小学2年生の時の夢は天文学者だったのですが…どこで道を誤ったんでしょうか。

 ともかく、きょうも夕方、窓の外を見ていると、西の空がかすかな明るさを残していました。つい先日まで同じ時刻には真っ暗だったのに、と思うと、春は近づいていると実感しました。

 ことしは2月2日が節分、翌3日が立春です。いつもの感覚より1日早いので注意が必要ですね。

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はなふさふみ
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