![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56311267/rectangle_large_type_2_3977f93b98cedb2b313759d78afaa7fe.jpeg?width=1200)
①はじめに | 令和の歌物語の担い手・YOASOBIの魅力 〜YOASOBI×古典文学〜
「小説を音楽にするユニット」YOASOBI。
代表曲「夜に駆ける」は、ストリーミング再生回数4億回を突破。一世を風靡するアーティストだ。
実は、YOASOBIの楽曲は「小説」から作られた作品たちである。しかしながら、きっと多くの人は、YOASOBIを「音楽」から知った、あるいは「小説から作られた」ことを知らないままに聞いていることだろう。それくらい、一世を風靡している。
YOASOBI「夜に駆ける」
※MVつき「夜に駆ける」が自殺を喚起すると表現で規制対象になったので、「THE FIRST TAKE」を貼っておきます。
原作小説「タナトスの誘惑」
🌙YOASOBI×古典文学との出会い🏃♀️
そんなYOASOBIにハマり、毎日のように楽曲を聴き込むようになって数ヶ月。
小説「タナトスの誘惑」をインターネットで読み、他の作品についても興味をもった私は、「YOASOBI小説集」を手に取った。
読んでみての最初の所感は、これ。
YOASOBIの作品って、
もしかして「歌物語」の系譜として
捉えられるんじゃないか?!
え???うたものがたり???
なんのこっちゃ???
説明いたします。
🌙歌物語ってなに?🏃♀️
歌物語(うたものがたり)とは、和歌にまつわる説話を集成した、物語文学の総称である。
有名どころだと、『伊勢物語』『大和物語』『平中物語』がそれにあたる。
教科書にも載っている作品なので、聞き覚えのある方もいるかもしれない。
YOASOBIが繰り出す「小説×歌」というコラボは、古典文学でいうところの「物語×和歌」=「歌物語」というジャンルに当て嵌めて考えることができるのではないか。
1000年前から続くヒットの法則の上にいるのが
YOASOBIなんじゃないか?!
そんなふうに思って、一人でめちゃくちゃ興奮してしまったわけです、はい。
そんな仮説のもと、「古典文学と比較したYOASOBIの新しさ、面白さについて考えてみよう!」という自己満足で構成された記事を、ここにしたためていこうと思う。
---🌙🏃♀️---
続く!
第二回「YOASOBIにおける「歌物語」性」
近日公開予定です
---🌙🏃♀️---
「小説×音楽」でまとめた記事はこちら
小説「タナトスの誘惑」を通じて読み手(私たち)がどのように楽曲「夜に駆ける」を享受するか?
「タナトスの誘惑」を読んでから「夜に駆ける」を聴くと見えてくるものが、とっても面白い。
YOASOBIがどんなふうに小説を歌にしているかにも触れています。YouTubeでMVが規制対象になった理由もわかるかと。興味のある方は是非!
令和の歌物語の担い手・YOASOBIの魅力
〜YOASOBI×古典文学〜
記事の目次予定地はこちら
---💌🕊---
猪狩はな 💙@hana_so14
いいなと思ったら応援しよう!
![猪狩はな|教育ライター](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68606206/profile_06023645c8a728f1e5ab4a959fad028a.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)