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【Mum 菊】日本を代表する花。

菊は、桜と並ぶ日本の伝統的な国花です。縁起の良い花として、古くから愛されています。お供えの花に使われることが多いので意外かもしれませんが、色も形もバリエーション豊かで、インテリアに合わせて可愛くもカッコよくも飾ることができます。

【菊ってどんな花?】

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菊は中国原産の花です。
日本には奈良時代~平安時代の初期に伝わりました。

中国では菊は不老長寿の効果があるとされており、漢方薬や食用に栽培されていました。その中国の風習が伝わり、日本でも9月9日の「重陽の節句」に長寿を願って菊酒をいただく風習があります。

そして菊は、日本国内で切花出荷量が不動の一位!
全体出荷量の約4割を占め、その数約15億と、全国でもっとも出荷されている花なのです。(※平成29年度農林水産省調べ)

【食用の菊も身近に】

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お寿司やお刺身に黄色い小菊が添えられているのを見たことはありますか?食用菊には、彩りの美しさだけでなく、生ものが腐るのを防ぐ抗菌作用もあります。

食用菊の歴史も古く、江戸時代には食卓に上がっていたそうです。
観賞用の菊よりも苦味が少なくほんのり甘みがあるのだとか。
食べ方は、お浸し・天ぷら・酢の物・吸い物など、色々な食べ方があるのでぜひトライしてみてくださいね。

【菊の名前の由来】

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菊の名前の由来は、大きく2つあります。

--①--
中国から伝来した時に菊が「Kuku(クク)」と呼ばれていたことから「きく」になったという説。

--②--
一年で一番最後に咲く花ということで、日本語で行き詰まりを表す「窮まる(きわまる)」という言葉が語源となり「きく」になったという説。

また「菊」という漢字は、花弁が中心に向かって丸まるように集まる様をお米を手で握った形になぞらえて作られたといわれています。

【菊のケア】

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①下葉を中心に落とす
余分な葉を取り除くことで、花に十分に水があがるようにします。
②花瓶の水は半分程度に
水が汚れやすいのでこまめに水を替えてあげましょう。フレッシュフラワーフード(切花鮮度保持剤)を使うとより水のキレイさをキープしますよ。

長く楽しめる菊は品種もたくさん!
ご自宅でカジュアルに飾ってみませんか?

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