#73 読んだら忘れない!「アウトプット法」
本を読んだあと、
内容をどれくらい覚えてますか?
感動した本は、
何年経っても詳しく覚えてますよね。
一方で、「参考になる!」と思っても、
次の日にはよく覚えてないこともあるでしょう。
「仕事や生活で役立てたいのに、すぐに忘れる」
と悩んでる方もいるかもしれません。
悲しいことに、
私たちの脳はせっかく読んだ本の内容も、
どんどん忘れてしまうようにできています。
1時間後には半分以上忘れてる!?
私たちの記憶は、
思った以上に早く薄れてしまいます。
「エビングハウスの忘却曲線」を知ってますか?
これは、
「一度勉強したことを、
人はどれくらい覚えてられるか?」
を表したグラフのことです。
これによると、
・20分後には42%忘れる
・1時間後には56%忘れる
・1日後には67%忘れる
・6日後には75%忘れる
とのこと。
このデータは「無意味な音節」を
覚えた場合なので、
意味のある言葉だったら
もっと覚えていられるかもしれません。
ただ、時間が経つとどんどん忘れてしまうのに
変わりはありません。
仕事や家事の合間にがんばって本を読んでも、
対策をしないと、
1時間後には半分以上忘れてしまうかもしれない
のです。
忘れないためには?
では、忘れないためには
どうすればいいのでしょうか?
それは、
読んだ内容をアウトプットすることです。
ワシントン大学の実験では、
「人に教えるつもりで読む」だけでも、
記憶への定着率が28%上がったそう。
また、さまざまな脳科学の研究でも、
インプットから7〜10日間以内に、
3〜4回アウトプットするのが
もっとも効果的、と言われています。
なぜ、アウトプットすると
忘れにくくなるかというと、
「何度も利用する情報」と
「心が動いた出来事」を、
脳は「重要な情報」だと認識するからです。
感動した本を何年も覚えてるのは、
「心が動いた出来事」だからなんですね。
期間が「7〜10日間」とされてる理由は、
情報がその間、
脳の「海馬」に仮保存されるからです。
仮保存の状態で
何度もアウトプットすることで、
脳が「これは長期記憶に移動させよう」と
判断して、何年も残るような記憶として
定着します。
記憶に残すアウトプット法
では、具体的にどんなアウトプットを
すればいいのか?
樺沢紫苑著『読んだら忘れない読書術』では、
次の4つを勧めています。
✅ マーカーでラインを引いたり、メモをとる
✅ 内容を人に話す
✅ 感想や気づき、名言をSNSでシェアする
✅ 書評やレビューを書く
この4つのうち3つを、
7〜10日間以内に行うと、
記憶に残りやすくなるそう。
また、
メンタリストDaiGo著『知識を操る超読書術』
によると、
✅ 本を一回閉じて、覚えたい内容を思い出す
のも有効とのこと。
これで、長期記憶に定着する確率が
50〜70%も上がるそうです。
まとめ
「本の内容をすぐ忘れてしまう」
こう悩んでる方は、
ぜひ7〜10日間以内に3回
アウトプットしてみてください。
アウトプットの方法はこちらです。
✅ マーカーでラインを引いたり、メモをとる
✅ 内容を人に話す
✅ 感想や気づき、名言をSNSでシェアする
✅ 書評やレビューを書く
✅ 本を一回閉じて、覚えたい内容を思い出す
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