014:昼休みの呼び出し
それは昼休みの出来事。
「ハムちゃんちょっと来てくれる?」
もぐら部長から面談室へ来るように言われた
ハムちゃんの頭は刹那に
グルグルと思考を張り巡らせる
また喫煙か?車移動中の寄り道か?
ゲームしてた事?裏でボロクソ言ってること?
今回は見当が付かない、なんだ…?
面談室に着き施錠を確認して
もぐら部長が口を開く
「ハムちゃん、お局ブタのことどう思う?」
「はい?」
「あいつ、俺が休みの日も少しでも不満があると電話して来るしさ、それが大体スタッフの愚痴や不満でそんなのメールで良いじゃん!
そもそも自分で言えばいいことを俺に言わせようとするのも気に入らない…指摘したいけど鬱持ちで発狂するし面倒臭いしな…この前なんて…有給の届出の書き方が違うとか今日じゃなくて良いことをペラペラ」
これは…ハムはなにを聞かされている…?
これこそ今日じゃなくて良いのでは…?
もぐら部長の話は長い
ブタへの文句は増え続ける
ハムの昼休みは減り続ける
ようやく開放された後
もぐら部長に少しのヘイトと
ブタに大きなヘイトを溜めるのであった。
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