「地域のみんなの顔が見える冊子っていいね！」 2024.6.27 持ち寄り勉強会@はまぐり堂 その②
2024年6月27日（木）のお昼過ぎ。
「久しぶりだね〜」「元気だった〜？」「今日はこんなの作ってきたよ」
はまぐり堂に、続々と地域の皆さんが集まって賑やかな笑い声が響きます。
それぞれが持ち寄ってくださった季節の手料理やお菓子などの手土産をずらりと食卓に並べたら、持ち寄り勉強会のはじまり、はじまり✳︎
（ その①はこちら )
祝・冊子完成&次の冊子づくりに向けて。 2024 持ち寄り勉強会start!
2024年6月27日、冊子vol.2の完成お祝いも兼ねて、冊子づくりに関わってくださった地域の方々と久しぶりの持ち寄り勉強会を開催しました。
冊子vol.2は、完成したときに皆さんにお配りしていたのですが、その感想を直接伺うのは今回が初めてです。
「中身も充実していて面白いし、デザインもセンスがいい！素敵に仕上がってる」
「読みたいって言う人に貸したんだけど、（その人が）"これ読むと、この冊子に関わったみんなの顔が見える" って。地域のみんなの顔が思い浮かぶ冊子っていいよね」
いつも、冊子づくりに関わってくださった皆さんが完成したものを読んでどんな風に感じるかが、一番の気がかり。皆さんからの嬉しいお言葉に、収集したエピソードを編集した私・亀山理子も、デザインをがんばってくれたデザイナー・佐藤優花ちゃんも、ホッと一安心です。
今回の持ち寄り会では、はまぐり堂から、次なる冊子づくりに向けての提案もさせていただきました。
「今回できあがった冊子が海のことだったから、今度の冊子は『山』をテーマに作りたいと思っているのですが、どうでしょうか？」
「それは面白いね！よし、次は山の話いろいろ集めてくればいいんだね！」
私たちからの提案に、皆さんさっそく山のことで大盛り上がり。
「私がうんと小さい頃のこと思い出したんだけど…今ぐらいの季節に、母と歩いていたら、ポツポツ雨が降ってきて。母がその辺に生えてた大きなフキの葉っぱを、茎からぽきっと折って、私のおしりのポケットに挿してくれたの。葉っぱが大きいから雨よけになるでしょ。」「え〜、それとってもかわいいね。フキの傘さしてくれたんだ。とってもいい思い出だねぇ」
雄勝出身の神山さんからは、そんなお母さんの優しさあふれるエピソードも飛び出してみんなでほっこり和みました。
次回からは、「山」にまつわるエピソードの収集と勉強会が始まります。きっと次の冊子づくりも、私たちの想像をはるかに超える面白くて豊かな山の世界が広がっていくことでしょう。どんなお話が出てくるか、これから楽しみです！
本日の持ち寄りメニュー
今回も皆さんが持ち寄ってくださった手料理や手土産で、食卓はいっぱいに。お母さんたちは「家でいっつも作ってる、どうってことないものだけど…」と恥ずかしそうですが、海と里山の恵みたっぷりのお料理はどれもこれも本当に美味しいのです。「これはどうやって作るの？」「野菜たっぷりで、手作りで、毎日こういうの食べてたら健康になっちゃうね〜」など、会話もはずみます。
今回の持ち寄り会の食卓には、こんな品々が並びました。
みやこさん：
利喜子さん：
神山さん：
お千代さん：
味楽さん：
蜂谷さん：
◎知り合いのコーヒー屋さんから仕入れているこだわりのコーヒー豆
（自分でもコーヒー屋を開く予定だそう！楽しみです）
佐藤優花ちゃん：
◎「lala sucre」の焼き菓子セット
（デザイナーの優花ちゃん自らロゴデザインを手がけた、地元のお菓子屋さんの焼き菓子セットを持ってきてくれました。どれも丁寧に作られていて美味しかった！ぜひお店にも寄ってみたいです。）
はまぐり堂：
◎カシスのレアチーズケーキ
（赤間農園さんのカシスで作ったシロップを使って二層のレアチーズケーキを作りました。皆さんにも「美味しい！さっぱりしていて暑い日に合うね」と好評だったのでよかったです！）
《ここ掘れワッショイ！》
執筆：亀山理子 / イラスト：佐藤優花
「足元に眠る宝もの（みんなが当たり前に持っていた地域の暮らしの知恵や食文化、自然と共生する在り方など）を掘り起こし、その豊かさを改めて捉え直し、次世代へと繋いでいこう」
そんな思いのもと、地域の方々と共に毎月開催している「持ち寄り勉強会」の模様をお届けする連載マガジンです。
記事一覧：
【1】「地域のみんなの顔が見える冊子っていいね！」 2024.6.27 持ち寄り勉強会@はまぐり堂 その①
【2】「地域のみんなの顔が見える冊子っていいね！」 2024.6.27 持ち寄り勉強会@はまぐり堂 その②
【3】「豊かな海は、豊かな森から生まれる」2024.7.24 持ち寄り勉強会@はまぐり堂 その①
【4】「豊かな海は、豊かな森から生まれる」2024.7.24 持ち寄り勉強会@はまぐり堂 その②