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【短歌】夏の拾遺

夏の拾遺


季は万緑にて魚をきれいに喰う男のいて骨美しく残る皿

肯定も否定もせず君の嘘を聴いてる五月雨の夜明け

あの闇に崩れていたものは何か君かぼくかそれとも水無月か

炎昼にペプシ缶弾けて武器なき夏よジーンズ工房に射撃音

もう今は誰も来なくていいと昼顔八月のまぼろし鬱に入る



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