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「雪舟」水墨画の良さが分かったつもりになれる! VR作品@東京国立博物館

雪舟等楊せっしゅうとうようの何がすごいのか……なぜ一人で6作も国宝指定を受けるほど評価が高いのかを、疑り深く好奇心旺盛なわたしは、けっこうしつこく探求しています。

昨日は昼休みと称して、フラッと東京国立博物館トーハクへ行ってきました。トーハクのミュージアムシアターで、VR作品『雪舟 ―山水画を巡る―』を見るためです。

先に言うと……もんのすごく分かりやすかったです。

トーハクのミュージアムシアターで観ると600円(入場料別)ですが、ニコニコ動画の有料配信では300円で観られます。ただし、観られるのはミュージアムシアターで上演されている12月25日まで。なんで、ずっと観られないの? という感じですが、まぁ著作権等の関係なんでしょうかね……。ミュージアムシアターで、過去に観た作品とか、もう一回観たい! っていう作品もあるんですけどねぇ……。もったいない……。しかも、なぜニコニコ動画?

予告編はこちら…

VR作品『雪舟 ―山水画を巡る―』では、トーハク所蔵の雪舟の3つの作品『破墨はぼく山水図』と『四季山水図』、それに国宝『秋冬山水図』を詳細に解説しながら、それぞれの作品の魅力に迫るものでした。

なかでも最も時間を割いて、詳細に解説してくれたのが、現在、トーハクの常設展で展示中の『四季山水図』でした。ほんと、素晴らしいです。← ということで、予約の取りづらい特別展『国宝 東京国立博物館のすべて』へ行かなくても、常設展(入場料1000円)を観れば、雪舟の水墨画を堪能できます。

雪舟等楊せっしゅうとうよう筆『四季山水図』室町時代・15世紀・絹本墨画淡彩・東京国立博物館蔵

上の写真が、右から春・夏・秋・冬の情景をイメージして描かれている、2022年11月17日現在に展示されている雪舟等楊筆の『四季山水図』です。

下が特別展『国宝 東京国立博物館のすべて』で展示されている、雪舟等楊筆の国宝『破墨はぼく山水図』

雪舟等楊筆『破墨はぼく山水図(部分)』室町時代・明応4年(1495)・紙本墨画

本当は、VR作品『雪舟 ―山水画を巡る―』の内容を、自分なりに咀嚼したうえでの作品解説を書いていたのですが……いつもどおりに内容がまとまらず、四幅ある『四季山水図』の『春』の説明が書き終えるのに時間がかかってしまいました。明日にでも夏〜冬も終わらせてアップしたいと思います。

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