ストレートネックにご用心!!②~それは首まわりだけの問題?/連載コラム vol.40
※初出:岩手日報ぽらん(2017年7月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。
読者の皆様こんにちは。
私は『国際基準カイロプラクター』にして
『姿勢科学士®』のDr.小野寺デス。
さて前回は『ストレートネック』について
頚椎の前弯が失われて
真っ直ぐになってしまった状態
(写真右・後弯状態)であり
クッション機能が働かない為に
頸部周辺への負担が増加する事について
説明しました。
それでは
何故ストレートネックに
なってしまうのでしょうか?
最近よく指摘されるのが
スマホの長時間利用に伴う
『うつむき』状態の継続です。
確かに
頭を下へ向けている時間が長ければ
それだけ筋肉や関節のクセも
つきやすいでしょう。
しかし『姿勢』の観点から考えると
それだけでは理由として不十分といえます。
実際に
ストレートネックを訴える方の姿勢を分析すると
頸椎の前弯だけでなく
腰椎の前弯も減少している場合が
多く見られます。
つまり視点を変えると
腰椎前弯が減少して
重心が後方へ移動した事に対する補正作用として
頭部を前方へ極端に移動させた結果が
ストレートネック
…とも分析できる訳です(図右)。
いずれにせよ
その原因推察や改善・予防に
姿勢分析という観点は
不可欠といえるでしょう。
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