自分で出来る姿勢ケア~それは「就寝環境の改善」/連載コラム vol.59
※初出:岩手日報ぽらん(2019年2月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。
読者の皆様こんにちは。
私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして
『国際容認基準カイロプラクター』の
Dr.小野寺デス。
光栄な事に今年は早くも
3件の一般対象の姿勢講演(100名規模)を
県内外で担当。
そんな講演後の質疑応答でよく頂くのが
『自分で出来る姿勢ケアは?』という質問…。
姿勢変位の原因は人によって異なる事や
折角お教えしても続かない事から
返答に困るんですが…
私は就寝環境の改善をお勧めします。
まず
姿勢科学の観点からイチオシの寝姿勢は
『仰向け』。
時々
『横向き』を推奨する記述を見かけますが
それは強い疼痛や
睡眠時の無呼吸がある場合の応急処置であり
底面積の広くなる仰向けが基本。
睡眠深度が高まります。
枕は頭に当てるのではなく
頸部の前カーブを維持する
『首まくら』がお勧め!!
寝具は腰部骨盤部が沈みこまない固いモノを。
柔らかいモノに寝ると
骨盤は骨が大きく内蔵の重さも加わるので
腰部が沈みこんでしまい
正常な前カーブが失われてしまいます。
ヒトの立位姿勢は
筋肉が緩み
椎間板が水分を再吸収する
就寝時の姿勢に強く影響されます。
寝た瞬間に快適を感じる寝具が
あなたの健康を保証するとは限らないのです。
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