村上春樹の作品を読んだ時、私は絶望した
村上春樹の作品を読んだ時、私は絶望した。
性や愛が真っ直ぐに描かれているからだ。
私は性に関してが苦手である。欠落しているような気持ちだった。
私はキラキラしているものにとても憧れる。
でも、手に入れなくってもよかったりして。
けれど村上春樹は、私にはあまりにも眩しかった。性と死の中に愛を迸らせている。不思議なところも確かにあるけれど、私の知らない世界が根っこにある。もう一度繰り返すけれど、自身の欠落を感じたのだ。こんなふうに誰かを好きだったことがあったような気もするけれど