夜明けとは、始まりである。

夜とは、終わりなのだと思う。夜が始まりの方もいるが、私はそうだ。家族が寝静まって、ひっそり濃縮ミルクティーを牛乳で割って飲んだりするのが至福のひと時だ。あぁ1日が終わった。今日も生きたんだな。とあの日から思う。そして夜明けはまた始まる。あの時とは違って始まりは悪くないなぁと思えるのが、幸せな証なのではないかと思う。

等しくやってくるこの夜は、いろんな色に染まっている。それぞれの空気を湛え、今もこうして染め上げた。私が眠る前に薄暗く大好きな江戸川乱歩を読んでいる間にも、夜の街では賑やかなんだろう。知らない世界のことを考えたり、そして孤独も感じたりなんかして、でも寂しくはないなと気づいたりもして、生きているなぁと思う。

欠点とは、個性だ。
ある国民的キャラクターの漫画の中に、そう言ったセリフがあるらしい。私は、賑やかなのが苦手です。口下手だし、明るいところは向いていない。それぞれの場所で咲く雑草のことを考える。向き不向きがあり、その中で選んで生きればいいんだ。ハルシオンなんかは、除草剤に勝つミュータントが生まれたのだ。私も、そんな逞しさがほしい。いつか叶うかな。生きていったら強くなれるかな。

大人になってから、たくさんの道があり選べることを知れたのは大きい。学生の頃、なんだか居場所がないような気がしていたけど、もっと早く知りたかったなぁと思う。自分でも掴み取れた筈なのだ。娘ちゃんには、そのメッセージを胸に生きて欲しいなと思う。道も、咲く場所も、いろいろあるんだよ。

でも。その選んだ場所を、より良いものにすることも大切だなぁと思う。テレビ、少し埃かぶっててごめんよ。明日はちゃんとお掃除しようと思う。終わっていない私の業務。夜が終わりとか言ってる場合ではない。

その日の働きぶりで変動する夜のカフェタイムの充実度。今日はちょっと余分なカロリーに感じる。明日のミルクティーは、確実に美味しい筈だ!反省します・・・。


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