マウスピース矯正は私には合わなかった
もうすぐマウスピース矯正が終わる。5年かかった。本当は2,3年で終わるはずだった気がする。サボりまくって有効期限ギリギリまでかかってしまったのだ。
マウスピース矯正は素晴らしい選択肢に見えると思う。見た目に響かず、食べるのにも困らず、治療計画も明確で、歯の動きのシミュレーションを動画で見せてもらうこともできる。いつまでかかるかも明確だし、ワイヤー矯正のように毎回調整代がかかることもない。
最初は確かにそれがすごくよかった。もともと本当にひどい歯並びだったので、シミュレーションの動画を見て、いつまでにここまで治るんだ、とモチベーションを維持して頑張れたし、実際その通りになって、とても嬉しかった。
ただ、私はものすごくズボラなのだ。マウスピースをつけたままものを食べてはいけない、外して食べて、すぐに歯磨きをしてまたつけるように、なんてことができるわけがなかった。慣れて気が緩んでくると、マウスピースをつけたまま平気で飲み食いするのは日常茶飯事。見事に虫歯だらけになる。それで反省して一旦マウスピースを外してものを食べたら、歯磨きするのが面倒でそのまま夜まで過ごしてしまい、歯は磨いてもマウスピースを洗うのが面倒で、そのまま何日も装着せず、合わなくなっているのではと思うと怖くて見ないふり、そのまま何ヶ月も放置…ということが実際あった。そうなると歯医者に行くのも不安で先延ばししてしまい、常に後ろめたい気持ちが心の隅に居座っている状態になる。本当によくない。
※数ヶ月ぶりに歯医者に行っても怒られないし、何回か作り直しになったりはしたけどどうにかなるよ!早く行け!
矯正を始めようというときはみんなやる気満々だと思う。でもその気持ちが数年間続くわけがない。もともと毎食後ちゃんと歯磨きしている人なら問題なくできると思うけど、私にはすごく大変だった。マウスピース矯正には本人の努力が必要。痛かろうが食べるのが大変だろうが、強制的に治療が進んでいくワイヤー矯正の方が私には合っていたのでは…と思う。
でも矯正自体はほんとにほんとにしてよかった。自分の顔が好きになったし、写真撮るときにためらわず笑顔になれるようになったし、歯磨きしやすくなった。矯正始めて1年目で見た目はほぼ気にならなくなった(そこから気が緩んだ…)ので、定期的に矯正前の写真を見返して喜びを噛み締めている。高いけどその価値あった。おすすめ!!