見出し画像

【日本史】絵の奥行を感じる『月の陰忍逢ふ夜』

やっほー、瑠奈です。

自己紹介はこちら👇


今回は日本史。
歌川国貞『月の陰忍逢ふ夜』をご紹介いたします。


香蝶楼国貞『月の陰忍逢ふ夜』(泉市)国立国会図書館デジタルコレクション (参照 2024-12-28)


月、風鈴、うちわ。
なんて風流なのでしょうか。
月光に白い肌が照らされ、色っぽい。

お月見は江戸の人々の楽しみの一つ。
お月見人気スポットは、高輪、隅田川、不忍池。



島田髷の元結に、簪が3本。
銀色、金色、飾りのついたもの。
おしゃれですね。


浴衣の柄も松竹梅、帯の柄は象さん柄。
象さん柄の帯なんてあったのかと驚きです。


煙管にも装飾が施されています。
小洒落ていますね。
きっと高級なものなのでしょう。

身に付けているものの細部にまで
こだわって描かれています。


この錦絵のタイトルは
「月の陰忍び逢ふ夜」

「忍び逢ふ夜」ということは、公にできない関係。

そのため、この場面は人目を避けられる出会茶屋の2階だと推測します。
(出会茶屋:江戸時代のラブホテル)



人目につかない場所で、
月光に照らされながら男を待つ女。
女は月を見つめながら、男のことを考えているのでしょうか。


体の右半分が月の陰となって、畳には女の陰が描かれています。


この陰影も相まって、
より風流で、より切なく、より色っぽく見えますよね。


一見、風流に女性が描かれる錦絵に思えますが、ただ雅趣なだけじゃない。


月の陰影や女の持ち物、風鈴の靡きから、
女の心情まで想像したくなるような切なさを感じます。

絵の奥行ですね。


私の名前である「瑠奈」も、
ラテン語で「月」という意味で
「月」が由来なんですよね〜〜~。

そのため、「月」が関係しているものには目がなく、今回は歌川国貞『月の陰忍逢ふ夜』を紹介しました。

ただの浮世絵も、細部まで見てみると、
絵の奥行を感じられます。


また素敵な浮世絵を紹介しますね🌙

おやすみなさい!



いいね・質問やコメントもお待ちしております~~!!

文章や記事の無断転載はお控えくださ〜〜いネ‼️

Instagramはこちら🌙
@usugumo_luna

X🕊はこちら🌙
@hahalunamaster

いいなと思ったら応援しよう!

母がバツ2の女子大学院生。瑠奈
記事を読んでいただき、ありがとうございます♡よろしければサポートをお願いいたします〜〜!!執筆活動費に使わせていただきます😭

この記事が参加している募集