【日本史】絵の奥行を感じる『月の陰忍逢ふ夜』
やっほー、瑠奈です。
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今回は日本史。
歌川国貞『月の陰忍逢ふ夜』をご紹介いたします。
月、風鈴、うちわ。
なんて風流なのでしょうか。
月光に白い肌が照らされ、色っぽい。
お月見は江戸の人々の楽しみの一つ。
お月見人気スポットは、高輪、隅田川、不忍池。
島田髷の元結に、簪が3本。
銀色、金色、飾りのついたもの。
おしゃれですね。
浴衣の柄も松竹梅、帯の柄は象さん柄。
象さん柄の帯なんてあったのかと驚きです。
煙管にも装飾が施されています。
小洒落ていますね。
きっと高級なものなのでしょう。
身に付けているものの細部にまで
こだわって描かれています。
この錦絵のタイトルは
「月の陰忍び逢ふ夜」
「忍び逢ふ夜」ということは、公にできない関係。
そのため、この場面は人目を避けられる出会茶屋の2階だと推測します。
(出会茶屋:江戸時代のラブホテル)
人目につかない場所で、
月光に照らされながら男を待つ女。
女は月を見つめながら、男のことを考えているのでしょうか。
体の右半分が月の陰となって、畳には女の陰が描かれています。
この陰影も相まって、
より風流で、より切なく、より色っぽく見えますよね。
一見、風流に女性が描かれる錦絵に思えますが、ただ雅趣なだけじゃない。
月の陰影や女の持ち物、風鈴の靡きから、
女の心情まで想像したくなるような切なさを感じます。
絵の奥行ですね。
私の名前である「瑠奈」も、
ラテン語で「月」という意味で
「月」が由来なんですよね〜〜~。
そのため、「月」が関係しているものには目がなく、今回は歌川国貞『月の陰忍逢ふ夜』を紹介しました。
ただの浮世絵も、細部まで見てみると、
絵の奥行を感じられます。
また素敵な浮世絵を紹介しますね🌙
おやすみなさい!
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