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江戸時代における吉原遊女を研究していた私が、大河ドラマ「べらぼう」を見た結果【第8話】


やっほー、瑠奈です🌙

本日は大河ドラマ「べらぼう」感想、第8話編でございます。

少し更新が遅くなってしまいました、すみません。


前回の感想はこちら👇



私は、大学院で「江戸時代における吉原遊女の心中」について研究をしておりましたので、
遊女関連の感想が多くなってしまいますが
ご容赦ください。。。


⚠️ネタバレ注意

では、早速いきますよーーー。



感想

今回の第8話は、私的にはすごく考えさせられる回でした。


細見が売れるとはどういうことか。
吉原遊廓に人が集まるとはどういうことか。
人気の遊女がいるとはどういうことか。


きっと私と同じように、こんなことを考えた方が
今回は多いのではないかな〜思いました。



あと、次回予告で「足抜け」があったんですけどーーーーー‼️本当に気になりすぎる。

早く見たい、早く放送してくださいって感じです。


個人的に印象に残ったシーン


まず冒頭の、花の井と蔦重の会話シーン。

細見が好評で、手持ちの在庫が空になったことを一番に花の井に伝えたかったと言う蔦重と、それに微笑む花の井。


花の井の「私も、客をひけるように頑張るわ」という言葉に心配な蔦重。


二人が互いに思い合っているんだけど、
それを全面的に言葉に出すわけではない。

二人の関係性は曖昧なんだけど、
なんだか尊くて、ドラマ開始早々に
感情を揺さぶられました。笑


そして、花の井(瀬川)の道中姿ですよ‼️

ついに花の井が瀬川か〜と、心にくるものがありましたね〜。


やはり私は、ドラマや映画で描かれる実写花魁道中が好きというか、心惹かれます。魅力されます。

江戸時代の道中は、当たり前に生で見たことないので、実際はどうなのかわからないんですけど。笑

実写版道中の、色彩豊かな感じが結構好きなんですよね〜。


蔦重が細見を売り、瀬川が客を引き寄せる。



言葉にするのが難しいんですけど、
冒頭場面から瀬川の道中までの流れ、
二人の関係性に胸がキュッとなります。


花の井が瀬川になったのも、
「細見が売れるように」「蔦重の力になれるように」という意味もあるのでね。


そこから、蔦重が作った細見の効果あって、
瀬川が引っ張りだこの人気遊女になるわけですが。


もう何度も書いていますけど、
私は大学院で吉原遊女の心中について、
遊女視点で研究しておりましたので。

うーん、改めて
「吉原で人気遊女になるとは、遊女にとってどういうことなのか」
「吉原が繁盛するとは、遊女にとってどういうことなのか」

考えさせられましたね。



吉原遊女は、江戸庶民の憧憬であったと言われることが多々ありますが、遊女から見たら、それは果たして本当に有難いことであったのか。


人気になればなるほど、自分の体を売る回数も増えるわけで。

でも、稼ぐためには自分の体を売ることが必要だし。


うーん、きっとこれも現代の私の感覚だと思うんですけど、、、葛藤ですね。

「当時の遊女たちは、一人の女性として、人間として、どんなことを考え、感じていたんだろ〜〜」と。


現代の私たちが当時の遊女と全く同じ気持ちにはなれないし、現代を生きる私たちの感覚で、当時の価値観を測るのは極めて難しいことですけど、
それを踏まえて「遊女視点で考える、想像してみる」ということがやはり大切だと、瀬川が人気になっていく姿や他の遊女がその尻拭いをする様子を見て感じましたね。


それから、それから。
「間夫は勤めの憂さ晴らし」


この言葉が登場し、蔦重は花の井のことを
「間夫居なさそうだな〜アイツ」
なんて言ってましたけど、


花の井にとっての間夫は
「アンタ、蔦重だよ‼️‼️」
「花の井の心に居るのは、蔦重‼️」
と思ってしまいました。笑


蔦重〜〜〜。鈍感か〜〜。


と思っていたら、鳥山検校の登場‼️


史実では、鳥山検校が瀬川を身請けしたと言われていますけど、「べらぼう」ではどう描かれるのでしょうか。第9話で、身請けの話が展開していきそうな予感‼️‼️


楽しみ‼️‼️


また、蔦重と花の井の話に戻りますが、
蔦重が花の井の幸せを願って「女重寶記」を渡しますが、、、

本当にそれじゃない感。笑


「女重寶記」は、女性向けに家事や婚姻、出産、習い事などの知識や情報をまとめた百科事典風書物ですが、花の井にとっての幸せは、きっと武家に身請けされることではないはず。


花の井は、蔦重のことを思っているんだよーーーー‼️と見ている最中に心の中で叫びました。


あの場面、切なかった〜〜〜。


江戸を生き抜く吉原遊女にとっての幸せとは、
なんだったのだろうと改めてここで考えた次第です。

そして最後の最後で、市右衛門が鶴屋喜右衛門を階段から落とし、忘八たちが


「吉原の本はもう蔦重しか作れなくなるねぇ」
「黙って大門くぐればいいなんて考えんなよ‼️」

と言い放つシーンは、
忘八たちがキタキタキタ‼️
とちょっとハラハラドキドキ。


人間の底辺とも言われる忘八たちが、
なぜかかっこよく見えてしまいました。



あ〜〜〜、今回もおもしろかった。
そして、考えることが多すぎるし、展開も早いし、心が持っていかれましたね。
まだまだ書きたいことがありすぎるんですけどね。


今回は、
・改めて遊女視点で考えることの重要性
・蔦重と花の井の切ない関係(鈍感な蔦重)
・鳥山検校登場
・なぜかかっこよく見えてしまった忘八
とてんこ盛りな回でした。



次回の第9話は、蔦重と花の井の関係性に進展もありそう&足抜けが描かれそうなので、俺のターンドローってくらい今から楽しみ‼️



ま〜た書きすぎてしまいました。


今回はこの辺りで。


読んでいただきありがた山の寒烏🐦‍⬛


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母がバツ2の女子大学院生。瑠奈
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