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大河ドラマ「べらぼう」【第5話解説 】そもそも駿河屋とは❓


やっほー、瑠奈です。


前回のべらぼう感想もみてね🫶


もうそもそもです。
そもそも駿河屋とはどんな役割なのか。


今回はご紹介しまする。

駿河屋とは?

そう、駿河屋とは一体全体なんなのか。

駿河屋とは、
引手茶屋(ひきてぢゃや)のことです。


では引手茶屋とは

引手茶屋とは、簡潔に、
遊客を遊女屋に案内する案内所のこと。

遊廓内にあって、遊客を遊女屋へ送り迎えしたり、酒宴をさせたりしました。


上流の遊女屋は、直接に客を店にあげないで、
必ずこの茶屋を通す風習もあったとされています。



ですので、べらぼうで蔦重が働いているのは
駿河屋という引手茶屋になるわけです。


で、そこのオーナーが高橋克典さん演じる市右衛門ですね。


ドラマ内でも蔦重が客に対し、
「では荷物をお預かりいたします」
だかなんだか、そんなことを言っているシーンがありますけど。


引手茶屋のルールはどんなものがあったのか。


引手茶屋のルール

引手茶屋を利用する客は、
刀、荷物、財布などの貴重品をすべて茶屋に預けたんです。



では遊女屋での支払いはどうするのか

見世への支払いや遊女へのチップ、
太鼓持ちや芸者の手配、飲食費などは、
すべて引手茶屋が立て替えました。

合算した金額を後でまとめて
茶屋が客に請求するというシステムです。


回収できない客は

そう、このシステムだと
客に踏み倒される場合があるんじゃないか
って心配になりますけど。


茶屋も、支払いが出来そうな客、経済力のある客しか取りませんでした。


逆に、茶屋を利用できる遊客は、
上客として認められたということになるわけです。


まあ、客からすれば、これも一種のステータスだったかもしれませんね。




引手茶屋を利用しないことも出来るの

上記の内容だと、
引手茶屋を利用しなければならないように
見えますが、そんなこともありません。


直接、見世(遊女屋)へ行って、遊ぶこともできました。

が、茶屋を通さないと遊女屋からの扱いがあんまり良くなかったり。。。

小見世などの安い遊女屋は、
直接行って遊ぶのが通常だと思います。

先述の通り、最高ランクの遊女屋ともなれば、
引手茶屋を通さなければ登楼できない仕組みになっていましたよーー。



で、この茶屋で、遊客は飲んだり食べたりするわけですが、、、。


遊女とはいつ会えるのか

そう、ここなんですよね。
遊女はいつ登場するのか。


この茶屋で、遊客が飲んだり食べたりしている間に、茶屋の人達が遊女屋へ遊女を手配してくれます。


で、遊女が客を茶屋まで迎えに行って合流して、
一緒に見世へ行くのですが、

この客が遊女を迎えに行く道のり(帰りも)を
花魁道中と言うんですよ〜〜〜〜‼️


ここできましたよ、花魁道中。


他にも、イベント事で花魁が練り歩いたりする時も花魁道中って言うんですけどね。

こんな感じですね。
これは客を迎えに行く道中ではないかもしれないけど。。。

『古代江戸繪集』国立国会図書館デジタルコレクション (参照 2025-02-06)
『古代江戸繪集』国立国会図書館デジタルコレクション (参照 2025-02-06)


なんか気付いたら花魁道中の話してました。
すみません。笑



「駿河屋とは」という話をしていたのに。笑

まとめると駿河屋とは引手茶屋という
遊客を遊女屋へ案内する役割を持っていたということです。


遊女屋と客を繋ぐ仲介役というわけです。


まーたたらたらと書いてしまいました😂


今日はこのあたりで。


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母がバツ2の女子大学院生。瑠奈
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