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プレスリリースってなに?【広報2年生による広報のはなし】

こんにちは!Web制作会社で広報をしています、はちです。

広報に未経験で着任したばかりのころ、プレスリリースという言葉をよく聞くものの、そもそもプレスリリースがなんなのかを理解していなかった私。
もちろん、プレスリリース特有のルールみたいなものもさっぱりでした。

そこで今回は広報の基本として押さえておきたい、「そもそもプレスリリースとは?」について記事にしたいと思います。

プレスリリースとは?


プレスリリースとは企業や組織にとっての公式文書のことをいいます。
企業が社会(メディア、消費者)に対して「公式な発表」をしたという証となり、文章、画像、動画などすべての素材は一次情報としてメディアに届けられ、そのまま報道資料として活用されたりネットニュースなどで転載される場合もあります。

発表したプレスリリースを「”いま”消費者に届ける情報として価値がある」とメディアに思ってもらえれば報道や取材依頼に繋がり露出も増え、世間からの認知を獲得することが出来ます。

プレスリリースのほかに「ニュースリリース」という言葉がありますが、近年では2つに大きな違いはないようです。

客観的で正確な情報とニュースバリュー


例えばプレスリリースを出す目的が「新商品を多くの人に知ってほしい」だった場合。

「自分たちの商品はこんなにすごいんだ!他社製品と比べて●●が新しいんだ!」という気持ちが先行してしまうあまり、「画期的」「衝撃の」「人気の」「ついに」などの広告表現を使ってしまいそうになりますが、プレスリリースでは主観的であったり誇張のイメージを持つような表現はあまり好ましくありません。

プレスリリースは宣伝の場ではなく公式発表の場であるため、メディアから宣伝と捉えられる言葉の使用は避け、客観的で根拠に基づいた事実の情報を記載しステークホルダーとの信頼関係のベースとなるような書面にしましょう。

さらに、メディアの立場に立ち、その商品が「世の中にとってどう有益なのか」「消費者のどんな課題を解決できるのか」といったニュースバリュー(情報の価値)を盛り込むことも必要です。

▼参考:
「信頼関係を構築するとは?」の記事でも広報と広告の違いについて触れています。

書く際に気を付けるポイント

プレスリリースを書く際は前提として以下のことに気を付けましょう。

(1)誤字脱字は厳禁、事実を正確に伝える

一度出したプレスリリースの訂正は基本的にはできませんので誤字脱字だけでなく、関係各所に対して情報が正しいのか徹底的に確認を行いましょう。
プレスリリースは「企業や組織にとっての公式文書」なので誤字脱字は企業の信頼度へも直結してしまいます。
また、抽象的で曖昧な言い回しは人によって解釈が異なる可能性もあるため、避けるのがベター。
数値を示す場合でも5W1Hを意識し、根拠を示しましょう。

(2)基本的には未来のことを

ニュース(英: news[1])とは、珍しい出来事や新しい情報のことである。また、最近発生した政治や事件・事故・スポーツ・地域情報などの出来事や珍しい出来事などを伝えることである。

(Wikipediaより)

ニュースとは”新しい情報”。
プレスリリース、ニュースリリースでも基本的には未来の情報を取り上げましょう。

例えば新商品を発売する際、「●月●日に商品を発売しました」ではなく、「●月●日に商品を発売します!」という未来の情報です。

ただ、会社の組織変更の発表など事前に伝えられないことであったり、特設サイトを開設しました!などローンチの当日以降でなければURLを発行できないなど、事前に情報を言えない、必要な情報を揃えられない場合は事前でなくても大丈夫のようです。

(3)プレスリリースの基本の型を意識する


多くの方の目に止まりたいからと奇を衒う構成にしてしまうのは逆効果かもしれません。
PR TIMESのWebサイトをみると、33,000件/月のプレスリリースが配信されているそうです。メディア側がすべてを受け取っているとは限りませんが、それでも1日あたり多くのリリースを受け取っていることが想像できます。

一つのリリースを読むことに時間をさけないからこそ、ぱっと見ただけで内容をある程度理解できる、そして必要な情報が整理された簡潔な書面にしなければならないでしょう。

そのためにもまずは、プレスリリースの基本の型にならって書いていきたいものです。

活用しているサービス

私もプレスリリース配信サービスのPR TIMESさんのサービスを活用させていただきながら勉強中です。

以下におすすめのリンクを張らせていただきます。

▼PR TIMES MAGAZINE
プレスリリースや広報にまつわるノウハウを学ぶことができます

▼PR TIMES 勉強会ガイド
配信ネタの探し方や作成方法などのウェビナーに参加することができます


これからアプリコットデザイン、トーンビレッジでは様々なことが始まり変革も行わるので、いい情報発信ができるよう引き続き勉強していきたいと思います!


▼ブランドディレクターの萩原さん( https://x.com/hagimaru31 )と運営している音声配信「ブランディングラボ」