『敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感を上げる方法』を読んで
こんにちは!
過食嘔吐歴12年のりんさんです。
最近は、自己否定でネガティブな性格に向き合おうと、いくつか本を読んでいます。
良かったら経緯や、ほかの感想文もご覧ください!
今日は、根本裕幸さんの『敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感を上げる方法』(あさ出版)
を読んだ感想を書きます。
◼️内容
プロローグ、エピローグに加え7章構成となっており、
1日1章ずつ読んでいく、テキスト&ワークブック的な本です。
章の最後に毎回”〇日目のワーク”というページが設けてあり、
その日の要点を自分に落とし込むようなワークが3問ずつ出てきます。
(私はノートに書きだして取り組みました。)
作者でカウンセラーの根本裕幸さん自身が、実際のカウンセリングで
クライアントさんにも行うプロセスを、一冊の本にまとめたもののようです。
各章の中にはクライアントさんのお話をはじめ、様々なケースの例が数多く上げられています。
◼️感想
1日1日少しずつ取り組み、着実に進めている感が持てたので
達成感のようなものが湧いてきて刺激的でした。
結果として、自己肯定感はあがったと感じていますが
2~3周は取り組んだ方が、考え方が定着し行動に移せるようになると思います。
解説部分では、自己肯定感が低い人やその原因について
多数の例をあげ多角的に説明されています。
そのおかげで、どこかしら必ず自分にあてはまり、ひねくれもので頑固な私の心にも効き、
納得しながら読み進めることができたと感じています。
毎日のワークでは、紙に書きだすことでより整理され、
自分に具体的に落とし込めたので、書き出すアウトプットをお勧めします。
といっても、多くて20分くらいしかかからないので、
身構えず気軽に挑戦できますよ!
最も自分が変わったと感じたのは、自分の自己効力感を下げる原因となった出来事(人)を振り返り、
下記の工程でワークをした時でした。
①本当はどうしてほしかったか、当時の気持ちを明確にする。
②相手が、なぜ自分にそのようなことをしたのか、当時の相手の状況や気持ちを考える。
③認めて許す
比較的に現状や将来に対する不安で泣いている私ですが、
この時は自分の「過去」のことで泣きました。
久しぶりに目が腫れました笑
先ほどもちらっと述べましたが、私は頑固で、納得しないと進めない、根に持つタイプです笑
①でいろいろと思い出したときに、辛かった記憶や気持ちが次々に出てきました。
同時に、こんなの今までずーと根に持って生きてきたから今更許せるわけないじゃん。という疑いも出てきました。
さすが、私です笑
②の段階でも、相手の気持ちもわかるけど、私も傷ついたし今も苦しんでいるんだ!
という気持ちが半々で葛藤し、とても苦しかったです。
ところが、30分くらいの間に比較的③ができているように感じたのです!
正確には吐き出しきった、過去として清算できたという感じです。
①で出た本音と、②で考えた相手の当時の気持ちや状況を
半々にバランスよく受け入れて和解できたという感覚でしょうか。
葛藤を乗り越えて、平安を得たのです笑。
ただ、時間が経てばまた戻ってしまいそうな気もしています。
ですので、今回はこの本を図書館で借りたのですが、
購入して手元におき、この7日で得た考え方を日々振り返りつつ、定着させたいと思いました。
■心に残ったこと
今回は3つありました。
自分優先と相手優先の2つの選択肢を用意する
敏感な人はついつい、相手優先で生きてしまいがちですが
2つの選択肢を用意し、自分軸で選ぶという過程が大切だということです。
例)仕事終わりに同期に相談にのってほしいと頼まれた。
自分優先:今週は立て込んでいて疲れているので早く帰りたい。
相手優先:いつも私を助けてくれるし、私も力になりたい。
(≠嫌われたくない)
この2つから自分軸で選ぶことで、義務・犠牲という考え方や見返りを求めたりすることがなくなる。
相手に相談されたから、疲れているけど嫌われたくないから、という他人軸だと
損した感、消耗感で余計疲れてしまいますよね。
でも、早く帰りたいけど力になりたいから会ったとなれば、
そういう自分を褒めてあげられます。
考え方で全然違いますね~!納得です!
敏感さを活かして人間関係をつくる
私は以前から、自己肯定感が低く敏感なところを直したいが
それを含めて私でもあるので、
全く敏感でない人にはなりたくないと思っていました。
この本の中では、敏感さはゼロにならないことや
むしろ敏感さを活かし強味にして生きることもできると分かったので
なんだか安心しました。こちらも時々読み返したいです。
人生はらせん階段を上るように進んでいる
みなさんは、全然前に進めていないなぁー。とか、もはや後退していないか??と不安になることはありませんか?
私も結構な頻度でそう思ってしまいます。
ですが、「人生は上りのらせん階段で上を見ても下を見ても同じ景色。一見進んでないような錯覚に陥りがち!」というイメージが持てると
後退していることも実は前進していると思えて、ちょっと気持ちが違いますよね。
イメージイメージ…笑