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コトバ放浪記

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コトバについていろいろ考えをめぐらせてみます。コトバの広大な世界を放浪しようというわけです。日常生活に役立つとはかぎらないけれど、人生をちょっと彩ることにはなるのでは?
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#コトバ

〈知識のアップデート〉をして世間の価値観を無批判に受けいれよう

おそらく最近になって使われるようになったコトバだと思う。「昔とちがって、いまそんなことし…

〈おじさん〉が〈おやじ〉なら、〈おばさん〉は?

〈おじさん〉をくだけた表現にすると〈おやじ〉。では、〈おばさん〉は? 〈おやじ〉に相当す…

〈ウソをつけ!〉は諸行無常の世のなかを表現している

〈ウソをつけ!〉と命令しているようでも実際は「ウソをつくな」と禁止する意味だったりする。…

〈○○監督〉〈△△選手〉はある 〈□□ライター〉はない

黒澤明監督とか鈴木一朗選手、花野アナ(アナウンサー)のように、名前に職業名をつけて敬称と…

〈画像はイメージです〉で責任逃れをしていない?

つい最近までまったく気にならなかったのだけど、だれかが指摘しているのを目にして「なるほど…

〈〜まである〉は いずれ公的な文書でも使われる?

インターネットの世界でしばしば〈~まである〉という表現を目にする。仮定の状況を引きあいに…

中華料理屋がつくるチャーハンは〈案件〉なのか

「いま難しい案件に取りくんでいます」 「いい案件にめぐりあえた」 などと、巷のライターさんたちが自分の仕事を〈案件〉と呼んでいる。近ごろそれが気になっているんだ。日本語としておかしいから? いや、コトバの使いかたはまちがっていない。 たとえば、弁護士や経営コンサルタントならいい。会社勤めの人が上司から頼まれたことを〈案件〉と言うのもよさそうだ。なぜかライターが使うのには抵抗がある。不思議だ。 〈案件〉には、「解決すべき問題」という意味合いが含まれていると思う。弁護士や

〈憶えてくれていた〉と〈憶えていてくれた〉の違いがわかりますか?

この2つをどう書き分ければいいか。あなたを含めてほとんどの人がまったく気にしない問題だろ…

〈〜だけど〉〈〜だけれど〉〈〜だけれども〉のどれを使うか迷ったら?

逆接の接続詞として の表現方法があり、いずれも意味はおなじ(交換しても文意は変わらない)…

〈〜が楽しめる〉という表現に違和感を持つ人へ

どちらの表現もおなじくらいの頻度で目にするけど、じつは【A】は文法的には誤りだ。「楽しむ…