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繰り返す親子関係の呪縛を解く:私の毒親との向き合い方

「あなただけの本の処方箋、お出しします」
こんにちは、ブックカウンセラーのぐでです。

今日は、私が「毒親」との関係を見つめ直し、自分を少しずつ取り戻してきた5年間について書こうと思います。

私自身、30歳になる今まで、「親から受けた影響」に悩まされ続けてきました。
私の場合、父は物理的・精神的な暴力を繰り返し、母はそれを止めることなく見過ごす、いわゆるネグレクトの状態でした。幼い頃の記憶は、愛情というより、恐怖や孤独に支配されていたように感じます。

毒親とは何か
「毒親」という言葉を耳にしたことはありますか?
これは、子どもに有害な影響を与える親を指します。子どもを否定したり、支配しようとしたり、逆に無関心だったり。毒親の定義は広く、家庭によってさまざまですが、私の場合、父親の支配的な態度と母親の無関心がその中心でした。

同じ関係を繰り返す私たち
大人になれば、過去の影響から自由になれると思っていました。でも、現実はそう簡単ではありませんでした。
上司や恋人との間で、気づけば「親子関係」の再演をしてしまう自分がいました。

例えば、高圧的な上司や恋人に対して、私は父親の前にいたときと同じように心身が委縮してしまいます。あるいは、上司が「他人の意見を受け入れない」態度を取ると、過剰にイライラしてしまうこともあります。
それは、父との関係の中で押さえつけられた感情が無意識に反応しているからかもしれません。

再演に気づくことから始めよう
大切なのは、こうした「再演」に気づくこと。
最初は、「私ってまた同じことをしている」と気づくだけでOKです。
そこから少しずつ、そのパターンを断ち切る方法を模索していきましょう。
無理にすぐ解決しようとしなくてもいい。気づけただけで、一歩前進です。

私自身、今でも再演の癖と向き合いながら生活しています。
そして、「これは辛い」と感じたら、環境から逃げることも大切だと思っています。逃げることは、弱さではなく、自分を守るための強さです。

自分なりの対処法を見つける
私にとっての小さな一歩は、「本を読むこと」でした。
本の中には、自分を励ましてくれる言葉や、新しい視点を与えてくれるストーリーがたくさんあります。やっぱり親子の愛情を描いた作品は、とてもとても心に刺さりました。
それが、私がブックカウンセリングを始めた理由でもあります。

「愛されたい」という気持ちを親に持ち続けることを、完全に手放すのは難しいかもしれません。
でも、その気持ちを少しずつ他の形で癒していくことで、新しい人間関係を築くことができるようになってきたのを感じます。

最後に、この記事を読んでくださったあなたも、今少なからず親子関係で悩んでいることがあるのではないでしょうか。
まずは無理をせず、このnoteが自分の気持ちに優しく寄り添えるきっかけになれば幸いです。

また、発見があればnoteでシェアしますね。
ではでは^^

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ぐで@ブックカウンセラー
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