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日本語教師になるまでの就活記
日本語教師として都内で勤務することが決定致しました。
今回は、日本語教師の就職活動において参考にしたサイトやメディア、そして実際の模擬授業などについて熱く語っていきます。
また、後半は自分がどういった授業をしていきたいのかについて教育観と呼ばれるようなものについて述べています。
就活:統計
5校の日本語学校(告示校)を受け、総合的な統計としてはコチラ⬇️
【書類選考落ち】
3校
【書類選考通過】
2校
【内定】
1校
自己分析
Googleで『自己分析』と検索しても、『そもそも、一般的な就活と違って何を書けば良いのか?』という疑問から
日本語教師に特化した就活エージェントに色々と相談しながら自己分析を始めました。
日本語教師に限った就活でよく聞かれる質問として
・志望動機
→日本語教師未経験の方は、『なぜ、日本語教師になりたいと思ったのか?その理由、具体例)を話せば良いと思います。【自己PRに、なりたい理由を言っても可。】
→経験がある方は、前職の日本語教育歴や仕事内容など幅広く聞かれるみたいです。
参考にしたサイト
面接対策として、どのような質問が来るのかを事前に把握しておくことは、日本語教師に関わらず、どの業界でも企業でも大切なことですが
日本語教師の就活で、未経験の人が面接に臨む場合、どう対策すれば良いのか分からない人も多いと思います。
私は、以下のサイトや動画を何度も何度も見返しながら、『この質問されたら、こう返そう』と事前に準備しました。
【参考にしたチャンネル】
・日本語教師応援チャンネル
・日本語教師養成チャンネル(TCJ)
・iroha日本語教師
【参考にしたサイト】
面接・模擬授業(1日目)
まず1校目(初日)の模擬授業・面接では、夕方の16時45分から開始で、模擬授業からの選考でした。
テーマは「みんなの日本語19課」のA1、A2の導入「〜たことがあります」について15〜20分で授業をしてくださいと事前に伝えられた情報を頼りに授業準備をしましたが、思いがけないトラブルが起きました。
準備してきたパワポが何故か消えており、どこを探してもなかったのでPDFファイルで保存してあったデータを使い授業は何とか出来ましたが大失敗。
フィードバックでは「素人の授業だね」と校長先生から厳しめの言葉を受けたり「この状態だと専任は無理だと思う。非常勤からやるのが最適だと思う」というアドバイスや、「〜たことがあります」と「〜しました」の違いを説明する際に時間軸のズレや日本語へのブレが学習者に伝わるため、しっかりとした説明が出来ないと難しいというアドバイスを頂き、ホテルへ向かう電車のなかで「俺なんか日本語教師向いてないよな」と授業を振り返れば振り返るほど涙が出て、ずっと泣いていました。
面接・模擬授業(2日目)
2日目は、前日の失敗を引きずり、テンション ガタ落ちの状態でした。地下にある事務室で受付を済ませると、教室へ案内され、教務主任と若手の先生を含め3名の先生方が学生役となって授業に臨みました。
パワーポイントによる授業が出来ないため板書スタイルでの授業でしたが、事前に準備してきた絵や紙に書いた教案をチラ見しながら授業をしました。
テーマは「みんなの日本語15課」の「A1・A2『〜してもいいですか?』『〜してはいけません』の導入でした。
授業後のフィードバックでは、
・「窓を開けてもいいですか?」の導入の際に「窓はWindowね」と言ってしまい、英語が分かる学習者なら良いが英語が分からない学習者には第二言語習得の弊害になるうえ、「日本語も覚えないといけなくて英語も覚えないといけない弊害」になり精神的苦痛になりかねないため英語禁止と注意を受けました。ただ学校や教育機関によってはOKなところもあると思います。「後ろに窓があるんだから、窓を開ける姿勢を見せれば伝わる」と教室内にあるものを授業に活かすことを学びました。
・「〜してはいけません」のイラストを「〜してもいいですか?」を使ってしまい、やってはいけないことをやってしまいました。
これから就活される未経験の方へ
日本語教師養成講座420時間コース修了であったり、日本語教育能力検定試験合格の方で日本語教師の経験がない自分のような未経験の方にとって模擬授業は大きな試練ですが、『上手く授業をしよう』と思わなくて良いです。
勿論、『上手く出来る』に越したことはありませんが、上手く出来なくても、アドバイスをしっかり聞けるかなど人としての方が見られることが多いので失敗しても引きずらないことです。
『失敗を次に生かす』ことを心掛け、前へ前へと進んでいきましょう。
8月中旬ごろ、日本語教師になって感じたことを綴る予定です。
僕が日本語教師として大事にしたいこと
日本語教師養成講座420時間コースの初級実践や中級実践、さらには面接における模擬授業で数々の失敗をしましたが
失敗を重ねつつも、僕が日本語教師として大事にしたいことがあります。
それは、「様々な場面にあった適切な会話ができる」に基づき授業をしていく際には、まさに「できる日本語」のような適切な場面で適切な会話ができる授業が出来るように学生のレベル(初級・中級・上級)に関わらず教師が一方的に話すのではなく、「インターアクション」のように学生に話す機会を積極的に作り、
学生から信頼される教師で在り続けられるようにしたいと考えています。
また、教科書に沿った教え方ではなく、どの教科書を使っても「学生が話し続ける授業」 が出来るように、コミュニケーション重視かつゲームも多めに行えるような学生主体の授業をするために、ここから尽力していきます。
今日は以上です。
最後まで読んで頂き有難う御座いました。
今後とも宜しくお願いします。