矢車菊
この花を見ると
一人の若き王と、その妃の話を思い出します
王の名はツタンカーメン
妃はアンケセナーメン
二人は政略により夫婦となりましたが
それでも若き二人の間には本当の愛がありました
ところが、二人を悲劇が襲います
王が突然に身罷り、、、
アンケセナーメンは一人ぼっちになってしまいました
王の埋葬の日
悲しみに打ちひしがれた王妃は野に出て花を摘みました
その季節に咲いていたのが
矢車菊でした
王妃は棺に横たわる王の胸に
そっと矢車菊の花束を手向けました
さようなら
愛しいあなた
また巡り逢えるその日まで
どうか私の事を覚えていてね
もしも忘れてしまっても
胸の上の矢車菊を見たら、、、
きっと思い出すことでしょう
ヤグルマギク:矢車菊(Cornflower) は、キク科ヤグルマギク属の植物。
花言葉は「教育」「繊細」「優美」「幸福」など。
補記
実は、、、
「アンケセナーメンがツタンカーメンの棺に矢車菊の花束を手向けた」
と言うのはTV番組が創作したフィクションだったようです。
でも、後世の我々にそんな風に思わせるほどに、、、この若き王と妃の間には、互いへの確かな愛が存在していたと信じます。
どんなに時代や国が違っていても、、、
人が人を愛する想いは、きっと何千年前でも後でも変わらないのでしょう、、、
そしてどんなに事態が困難で複雑そうに見えたとしても、、
それを解決する為の答えは、、、何時でもシンプルなのではないでしようか、、、
ps。
最後まで読んで下さって有難うございました☆
貴方と貴方の愛する方が、末永くお幸せでありますように☆☆☆