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生成系AIをどのように教育に繋げるか?(メンバー紹介Part3)

こんにちは!
Glocal Solutions from Classroom(GSC)・SNS担当のTAKUYAです。
今回も引き続き、メンバー紹介になります。今回のメンバーは福原明子になります。彼女はGSCの要でもある、テクノロジー(生成系AIなど)を担当します。彼女のバックグラウンド、教育・テクノロジーに対する思いを是非ご一読ください。


私の歩んできた道

高校時代をオーストラリアで過ごし、そこでの苦労や学びを経て、大学では英語教師を目指すために帰国しました。教員免許を取得後、関西の中学校で英語教師としてキャリアをスタート。生徒たちにより良い教育を提供するためには、自分自身にもさらなる経験が必要だと感じ、アメリカの大学院に留学してTESOLの修士号を取得しました。その後、アメリカや中国で英語や日本語を教える機会を得、多様な教育現場を経験しました。職業を転換してからは、ストリーミング企業で子ども向けコンテンツに携わり、シリコンバレーで世界中のコンテンツを広める仕事に従事。現在は、生成AIを教育現場でどのように活用できるか模索しています。

国際交流の始まりとその価値

国際交流とは、異なる文化や背景を持つ人たちとお互いに理解を深めながら、自分の視野を広げていく経験だと私は考えています。
私が初めて国際交流を実感したのは、高校時代にオーストラリアで香港からの転校生と出会った時でした。彼女は香港返還に伴い、国の不安定さから家族でオーストラリアに避難してきたと話してくれました。それまでの私は、自国が不安定になるという発想すら持っておらず、その話を聞いて、自分の視野の狭さに気づかされました。この出来事をきっかけに、自分が住む日本以外の世界に対する興味と理解が深まりました。
日本に帰国後も、英語を話せることで新たな出会いが増え、国際交流が日常的に続きました。特に、日本文化への自覚も強まり、海外での日本人の特性—例えば静かで控えめ、考慮深いという特徴—が時には不利に働く場面もあることを体験しました。それでも、異なる文化の中でこれらの特性をどのように強みに変えるかを学べたことは私には大きなプラスになりました。
現在では、オンラインで世界中の情報を簡単に手に入れることができますが、本当の意味での理解や成長は、直接の交流と実体験からしか得られないと感じています。バーチャルな情報も重要ですが、やはり現実の場での交流こそが、真に人と人が繋がり、理解し合うための鍵だと思います。

学び続ける力

学びの形にはたくさんの種類があります。学校での授業がまず思い浮かぶかもしれませんが、それだけではありません。今ではオンラインのリソースを活用して、自己学習も簡単にできる時代です。例えば、言語学習に関しても、スマートフォン1つで学習が可能な手軽に使えるアプリなどは皆さんも利用したことがあるのではないでしょうか?
また、コミュニティに参加することも大きな学びの機会です。同じ興味を持つ仲間と出会い、交流する中で得られる気づきや知識は、どんな本を読むよりも貴重です。私自身、現在生成AIについて学んでいますが、様々なコミュニティに参加することで、自分では思いつかなかった問題点や解決策を知ることができました。
さらに、学んだことは実際に使わなければ意味がありません。例えば、生成AIについてどれだけ知識があっても、実際に活用しなければ何の意味もありません。もっと身近な例で言えば、テニスを上達させたいなら、オンラインでフォームを学ぶだけでなく、実際にラケットを握り、試合を重ねることで技術が身につきます。国際交流も同じで、知識を得るだけでなく、実際に交流してこそ、本当の学びが得られるのです。

生成AIで広がる可能性

このように学びを実践に移すことの重要性を感じる中で、最近特に注目しているのが生成AIの活用です。生成AIは、学びや仕事の場面で非常に有効なツールとして進化しています。例えば、テキストから画像を生成する機能、文章を要約するツール、自動でコードを書いてくれる機能などが挙げられます。これらの機能をうまく取り入れることで、目標達成への一歩を踏み出しやすくなります。私自身も、生成AIを使いながら新しい発見をしており、その応用の幅に驚いています。
ただし、生成AIは魔法のような解決策ではなく、リスクも伴います。教育現場でこれをどのように安全かつ効果的に活用するかを見極めることが、今後ますます重要になるでしょう。適切に活用することで、学びの場をさらに広げていける可能性を感じています。

次世代に伝える私の使命

学びとは、知識を得るだけでなく、それを実際に活かすことによって初めて深まります。国際交流や生成AIの活用も、ただ知識を持つだけではなく、実際に経験し、応用することでその価値が発揮されます。特に、これからの時代、テクノロジーの進化によって、私たちはより多様な方法で学び、繋がることが可能になりました。しかし、ツールや情報に頼るだけではなく、そこに自分自身の経験と実践を加えることが重要です。
私の使命は、こうした学びのプロセスを次世代に伝え、彼らが自らの経験を通じてさらに成長していけるようサポートすることです。単に知識を埋め込むのではなく、内なる好奇心を育て、実践を通じて自分の力を伸ばしていく、その手助けをGlocal Solutions from Classroom のプラットフォームを通じて行っていきたいと思っています。



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