MP70_子どもの1人暮らしについて
今日おばから、子どもの1人暮らしについて悩んでいると話をきいた。
私のいとこは、女の子で、20代前半。1人暮らしをしてみたいと相談があったとのこと。
親からしてみたら、物騒な事件が多い中、女の子を1人暮らしさせることの危険性、子どもの頼りなさ、社会の誘惑に勝てる気持ちが弱いのでは?など懸念事項があり、反対の気持ちが強い様子。
ただ、子どもも成人し、親離れの必要性も感じていた。
1人暮らしを子どもに将来させるか問題、私の答えは「させたい」
子どもを持ってから思うこと、それはどんな時も「心配」してしまう親心が常に生まれてしまうこと。
ただ心配しすぎもよくない。子どもの経験・体験まで奪いかねない。
女の子の場合は、セキュリティ面で怖いので、その部分に関しては妥協しないことは前提。
その他、日ごろの様子が少しでもわかるように、定期的に食事を一緒にしたり、たまには家に遊びに行ったり。
子どもが1人暮らしを望んだら、ちょっとしたできることを私はしながら、自立してみるのもいいと思う。
1人暮らしして良かったこと
私自身は、社会人になってから1人暮らしを体験している。
1人暮らしをしてみて、こんなことならもっと早く決意すべきだったと後悔したほど、振り返ってみるとよかった。
どんな点がよかったのかについて振り返ってみた。
時間の節約ができる
会社の近くに引っ越しをしたため、通勤時間が1/6になった。
その分、家賃や光熱費などはかかってしまうが、その値段で時間を変えるのであれば安いものだった。
また、朝が苦手だった私に、朝の余裕ができたことが大きな変化だった。
「朝が苦手」と自分にレッテルを貼っていたが、距離を変えるだけで解決できることだった。
現在自分が苦手だと思っていることで、環境を変えると「苦手」に分類されなくなるものがあるのであれば、試してみるべき。
自分でコントロールする感覚を得られる
家族と共に過ごしていると、いろんな言い訳を作りやすい。
ダイエットしたいのに、「家族が心配するから」食事管理ができない
朝ギリギリなのは「家が遠いから」ある種仕方がない etc…
家のことで言い訳にしていることって案外多い。
そして家族からも「今の状況でできないのに1人暮らしでできる訳ない」と怒られることもしばしば。
ただ、環境を変えると案外うまくいくことってあると思う。
また、親から見た子どもはどうしても他者から見るより厳しいし、いろんな面を知っているから頼りないように見える。
家族の与える影響は強いから、そうこういわれている内に「あれ、私ってこんなこともできないんだ・・・」と不要な自己認識を作るときもある。
家族の影響がない場所で自分のやったことを振り返ると、原因や理由がわかりやすい。また、真摯に自分の責任として向き合える。
自分の心に素直になれる場所ができる
「家族に心配をかけたくない・・・」
この思いがあるからこそ、泣きたいとき泣けなかったり、吐き出せなかったりすることはないだろうか?
私も仕事でうまくいかない時はお風呂や夜の布団で泣いていた。
朝、パンパンに腫れた目も見せられなかったから、気持ちに真正面から向き合い切れていなかった。
1人暮らしをすると、とことん自分の感情を表現できた。
大声でないたり、暴言を吐き出しながらベッドをなぐりつけたり(笑)、時にはお酒に逃げたり、お友達を招いて話を聞いてもらったり・・・
この1人暮らしの日々を通して、自分の感情や傾向と向きあえた気がする。
恋愛を楽しめる
我が家は家族と恋愛の話を一切しない家庭だった。
なので、そんな話題が出ることもなかったし、ちょっとでもそんな雰囲気が出ようものなら気まずかった。デートに行くときでも「誰と行くか」聞かれたら、嘘をついて出ていくときもあった。
全く悪いことをしていないのに、後ろめたい気持ち。
デート中も家族から電話でも来たものならソワソワ。集中できなかった。
しかも、服装や髪形など、恋愛をしていたら変わるし、家族はそういうこともすぐ気が付くから、そんなことにも配慮していたから疲れる。笑
その経験から、私は子どもと恋愛の話もしていきたいと思っている。恋愛は人間を成長させてくれると思うから、健全にトライしてほしいと願っている。
可愛い子には旅をさせよ
若いからこ体力的に乗り越えられることがある。
若いからこそつかみ取れるチャンスがある。
子どもの経験・体験・成長の場を、応援していくというスタンス。
親の心配という名の愛情を、私は見つめていきながら子どもと関わっていこうと思う。