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『子どもを育てる7つの原則』が、わが家の子育ての「軸」になりそう。という話

石田勝紀さんのVoicyをよく聴いています。
チャンネル名は「Mama Cafe ラジオ」です。

主に子育て・教育について発信されていて、2024年は「子育て分野ランキング」で1位だったようですね。おめでとうございます。


石田さんの理念がわが家の子育て観とピタッとハマって、聴くと「子育ての軸」が組み上がっていく感覚があり、夫婦で愛聴させていただいています。

今回は、そんな石田さんの『子どもを育てる7つの原則』を購入して読み終わったので、Voicyの紹介も兼ねて、感想を書き残しておきます。

それでは最後までよろしくお願いします。



「Mama Cafe ラジオ」について


私が「Mama Cafe ラジオ」に出会ったのは半年以上前です。

その頃、私がよく聴いていた他のVoicyのパーソナリティさんが、軒並み更新しなくなっていました(やはりこうしたものの継続は難しいのでしょうね)。

毎朝の食器洗いと通勤時間の耳がヒマになったことで、何か代わりになる良いラジオが無いか、とVoicyのランキングを探していたところに出会いました。

石田さんの考え方の基本的な部分、つまり理念が、私の「こういう風に子育てしていきたかったんだ」という希望と合致して、それ以来、毎日聴き続けています。

内容は将来参考になりそうなものも多いので、
後で見返せるように自分でシートにまとめています。


私が「Mama Cafe ラジオ」のことを気に入っている大きな理由は、「正論と寄り添いのバランスが丁度いい」ことです。

子育てしていると、ときに正論は苦しいですよね。
「〇〇をしてはいけない!」なんて強く言われた日には、反発したくなったり、落ち込んでしまったりすることもあるでしょう。

でも「Mama Cafe ラジオ」は、諭される感じというか。厳しい口調ではないのが良いですね。
その実、内容はとても論理的、理知的で、聴き終わった後には「まこと、その通りでございます」といつも唸ります。

そんな石田さんの「理念」の部分を書き起こしたのが、本書、『子どもを育てる7つの原則』です。


7つの原則


本書は「7つの原則」という考え方を基にして、ケーススタディを交えつつ、子育て・教育における「考え方の基礎」を学ぶ、という内容です。

私が感銘を受けた部分の中から、一つだけ紹介しておきます。

それは第3原則「親が変わることで、子どもが変わる」より、子どもの「反抗期」について。


子どもが反抗し始めたとき、親が考えることは、概ねこんな感じだそうです。

「あっ、来た、ついに来た、反抗期が」
「あまり刺激しないようにしておこう」
「屁理屈ばかり言ってる。我慢、我慢」

自分も本書を読まなければ、こうなっていたと思います。
でも著者によれば、反抗期は子どもから親への「対応を変えてほしい」というメッセージであって、ぜったいに腫れ物に触れるように扱ってはならないとのこと。

確かに親と子どもの成長速度は大きく違うから、親は子どもからのそうしたアプローチがなければ、ずっと「今まで通り」で突き進んでしまいそうですよね。

ここは本当に、勉強になりました。


反抗をメッセージとして受け取らず、「うちの子、反抗期で大変」「生意気」「屁理屈ばかり」という言葉で片付け、いつまでも同じ対応をしてしまうと、この状態は長い期間続いていきます。

第三章 親が変わることで、子どもが変わる より


第3原則だけ紹介しました。その他の原則については、帯にも書いてあるので問題ないと判断し、こちらに貼っておきます。

Amazonの書籍紹介より


私は「石田式」で行く


私はこれまで数多くの本を読んできました。

基本的に「知りたい!」と思ったらとりあえず読んでみる、というスタンスを取っていたため、子どもが産まれることが分かって以降、「子育て・教育」も頻繁に触れてきたジャンルの一つです。

流行りのモンテッソーリ教育、レッジョ・エミリア教育から、〇〇式、××教育、みたいな情報を掻き集めていた時期も、正直、ありました。

で、このたび結論が出ました。

この手の情報収集は、親がよそ見をすればするほど、子どもが振り回されて可哀想なことになる、と。

どうせ「子育てに正解なんて無い」のなら、自分の子どもに、あるいは家庭に合うものを「一つだけ」見定めて、それを軸にすれば十分なのではないかと。

それが、私にとってはこの「石田式」なのかもしれない、と此度、思い至ったわけです。


夫婦で方向性を揃える


「この方針が良いかも」と思ってすぐ、妻に話しました。

というのも、子育てにおいては「夫婦で方向性を揃える」ことが非常に重要と考えているためです。

向きが揃っていないと、子どもにとっては訳が分からないことになります。


・母親は「ゲームをなるべくさせたくない」と考えているが、父親は「ゲームぐらい自由にさせたら」と考えている。

・母親は「余暇はなるべく自由にさせてあげたい」と考えているが、父親は「やるべきことをやってからだ」と考えている。

・母親は「ときにはキッチリと叱ったほうがいい」と考えているが、父親は「別に叱らなくても良いんじゃないの」と考えている。


みたいにバラバラでは、子どもが振り回されてしまいますね。

だから妻にも「Mama Cafe ラジオ」を紹介して、「しばらくの間、聴いてみてほしい」と頼みました。

結果、妻にとっても理想的な方向性だったようで、毎朝聴いてくれています。夫婦の会話も増えました。

かくして、わが家の子育ての方針が定まりました。


まとめ


今回は、石田勝紀さんの『子どもを育てる7つの原則』を読み終わったので、感想を書いてみました。

自分にとっては学びの多い★5本でしたが、正直にいうと、皆さんはいったん、この本を読まなくていいと考えています。
というのも、「著者のことをよく知らない人」には刺さりにくい内容と感じるためです。


あなたに聞きたいのですが、「7つの原則だけ」を読んでみて、どう思いましたか?

たしかに大事だろうけど...」とか、「どこかで見た」、あるいは「現実はそう上手くいかないよ」などの感想を抱いたのではないでしょうか?

こうした「本質」みたいなものは、言葉にすると抽象的すぎて刺さらないものです。
あまりにもカンタンに言われているように思えて、直感的に否定したくなる。

だからこそ、ラジオで「具体」を集めてから改めて抽象に触れることで、「知識が整理された」感覚をまず、体験するのが良いと思います。

もし、ラジオがあなたにとって心地良かったのなら、この本は私のように、「子育てのバイブル」として活躍するに違いありません。

子どもとの関係性に悩むお父さん、お母さんにぜひ、オススメしたいです。


他にもいろいろな本の書評や感想を書いています。

それでは、また。



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みどり|読書のおすそ分け
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