読書記録『精神科医が教えるストレスフリー超大全』その①
こんにちは。kodaiです。
今回は、私の好きな著者である、樺沢紫苑さんの著書
『精神科医が教えるストレスフリー超大全』という本について、
内容の共有及び、私の意見を書いていきます。
(共有したい内容が多いため、 「その①」、「その②」の2回に分けて作成しました。)
【本の構成】
はじめにー「ストレスフリーな人」になろう
序章~すべてのベースとなる「解決法」
①1章 人間関係
他人ではなく「自分」を変える
②2章 プライベート
「仲間」と「家族」が活力となる
③仕事
「天職」を求め、「やらされ仕事」から抜け出す
④健康
「疲れない体」を手に入れる
⑤メンタル
心を整え、「新しい自分」にアップデートする
終章~精神科医がたどり着いた「とっておきの考え方」
(この記事では、共有させて頂きたい内容を中心に、書かせて頂きます。)
この本の冒頭、はじめにー「ストレスフリーな人になろう」ーの部分には、
「ストレスはゼロにしたほうがよいか」との問題提起から始まります。
結論⇒適度なストレスであれば、人が自己成長を遂げるために必要。 しかし、過度なストレスを感じ続けるのは危険。
この本で言う「ストレスフリーな人」とは、ストレスが全くない状態のことではなく、ストレスを受け流せる人のことを指します。
※心理学用語では、受け流す力のことを、
「レジリエンス(回復力、復元力)」というみたいです。。。
以下、各章の要点についてです。
序章~すべてのベースとなる「解決法」
・不安は何もしないと増え、行動すると減る
人は不安になると、どうしようと悩み、考え、思考停止に陥り、 不安がさらに強まる
☆行動しない限りは、不安は消えない
⇒不安を消すためには、「行動」することが大事。
※不安の源は、「ノルアドレナリン」であり、人が行動する為のエネルギー
⇒不安は、人を苦しみから救ってくれるエネルギー
・アウトプットで現実が変わる
いくらインプットを頑張っても、脳の中の知識、情報が増えるだけで、現実の世界には、何の影響も及ぼさない。
⇒「言わない」「書かない」「行動しない」では、何も変わらない
☆まずは、行動のハードルを下げて行うことが大切
Ex.朝1時間の早起きではなく、15分だけ早起き
次に、①1章 ~他人ではなく、「自分」を変える~
・他人ではなく、自分と比べる
他人との比較
⇒自分の出来ない部分が浮き彫りになり、ネガティブな気持ちになる
そのため、他人ではなく、過去の自分との比較が大切!!
そうすると、過去の自分と比較した、 自分の変化(成長)した部分が見えてくる
(※もちろん、過去の自分と比較して、今の自分のダメな部分が見えてくることもあるかと思います。 その部分に関しては、修正していけば良いと思います。)
・「人を信頼できない」の対処法
人間関係において、最初の信頼はゼロであり、 時間をかけて、信頼が築かれていく
⇒人を信頼できない、という感覚は、100%正解。
・信頼関係を築くためにやること
信頼関係のレンガは二人で協力して積む
⇒信頼関係とは、
互いにレンガを積み上げて、レンガの家を創るようなものである。
信頼関係が積み上がらないのを、「相手のせい」にするのではなく、 自分からもレンガを積む努力が必要。
⇒人間関係が上手く行かない時、 「相手に100%責任がある」ということはない。
☆自分の「心の扉」が閉じていると、信頼関係は深まらない
⇒心の扉のドアは、内側にしかついておらず、 他人がその扉を開けることはできない。
そのため、「この人、信頼できない」という、相手に警戒心を抱いた状態(自分の心の扉に鍵をかけている状態)では、いつまで経っても、「信頼できる人」が現われることはない。
勇気をもって、自分から先に、(自分の)心の扉を開けることが大切。
その小さな勇気から、すべての信頼関係が始まるとのこと。
・「本音は出すべきか、出すべきでないか」
誰でも、ペルソナ(仮面)を使い分けている
⇒心理学には、ペルソナ(仮面)という考え方があり、私たちは、
いくつものペルソナを使い分けて生活している
※「ペルソナ」は、「パーソナリティ(個性)」の語源。
⇒個性とは、「素の自分」ではなく、「仮面をかぶった自分」である。
⇒個性は、一つに決まったものではなく、臨機応変に変えて良いもの。
・悪意を向けてくる人への対処法
悪意を向けられるということ=なめられているということ
相手からしたら、自分と同等か、それ以下と思われている可能性が高い
⇒なめられないように、悔しいという気持ちを、 「仕事を頑張る」/「自己成長する」エネルギーに変えていけばよい。
次に、③仕事~「天職」を求め、「やらされ仕事」から抜け出す~
についてです。
・「仕事が楽しくない」を乗り越える方法
著者によると、どの年齢層にも、仕事が楽しくないと思っている人は 一定数いるとのこと。
そこで、仕事(学び)のステージを表す、「守破離」という言葉が紹介されています。
※守破離・・日本での、茶道、武道、芸術における、学びの姿勢を表す言葉
学問、仕事、スポーツなど、全ての「学び」を効率よく取得する為の 基本法則
「守」・・型を守ること。流儀を習い、流儀を守って励むこと
「破」・・型を破る。学んだ流儀を極めた後、他流を研究すること
「離」・・型を離れる。自己の研究を集大成し、独自の境地を拓くこと
⇒この「守破離」の考え方に基づくと、大切なのは、
「離」の段階になってようやく、習ったやり方を発展させて、自己流にやり方を工夫できる段階となること。
(自分で判断、決断し、自分から提案することが出来る段階となる。)
つまり、
「守」の段階である、新入社員や、経験の浅い人が、いきなり自己流のやり方に固執してしまうと、学びの効率が悪くなってしまうということです。
(補足)この「守」に関し、私は非常に賛成しております。
なぜなら、私が新入社員に時、「守」の段階であったにも関わらず、自己流にこだわり、周囲の方々からの指摘や意見よりも、自分の考え方・やり方を優先しておりました。
その結果、新しいことを習得するまでに多くの時間がかかり、さらに悪いことに、周りの方々の意見に耳を傾けなかったがゆえに、同僚から距離を置かれてしまう状況となってしまいました。
私の経験からも、この「守破離」は、新入社員や年次の浅い方に、特に知っておいて頂きたい考え方となります。
【さっさと基本を卒業しよう】
いくら「守」、つまり基本が大事だからといって、いつまでも、「守」の段階にいたら、面白いはずがありません。
「守」の段階を、部活動(バスケットボール)に例えてみます。 ずっとランニングやスクワット、もしくはドリブルの練習をしているだけの状態です。
⇒楽しさを実感するまでには時間がかかるが、一刻も早く基本を身につけ、次の「破」や「離」のステージに進むことが推奨されております。
※「守」のステージについて。。。
基本を学ぶのに、通常なら3年はかかるとのこと。
医者のような専門職なら5年、伝統工芸の職人なら、10年以上はかかるかもしれないとのこと。
☆もちろん、「守」の段階であっても、自分なりにできる工夫はある
⇒「分からないことを周囲の方々に聞く」
「周囲の方々の仕事のやり方を徹底的に真似してみる」
「本を読んで、勉強する」
「将来について、自分なりにイメージする」など。。。
要するに、「やらされ感」は地獄で、「自発性」は天国だということです。
基本に忠実に行った上で、「工夫」や「応用」をする。
そうすることで、ドーパミンが分泌され、楽しくなるとのこと。
(補足)
本の中に、言われたことだけを忠実に実行する、いわゆる「インプット中心」の仕事から、「アウトプット中心」の仕事への切替を推奨する、名言が紹介されておりました。
「仕事を生産的なものにするには、成果、すなわち仕事のアウトプットを 中心に考えなければならない。技能、情報、知識は道具にすぎない。」
—ピーター・ドラッカー(アメリカの経営学者)
【言われたことを100%実行する】
・言われたことを100%実行することは、最低限の仕事であり、最低水準・最低レベル・及第点にすぎない。
(上司、先輩からすると、言われたことくらい、出来て当たり前と思っている為です。)
⇒言われたことを、「100%聞き取り」、「100%記録し」、「100%実行する」で、それぞれかけ算して100点、ということです。
(100点×100%×100%=100点)
この100点の状態が、一つ仕事を覚えたという状態とのこと。
次は、④健康~「疲れない体」を手に入れる~
についてですが、本記事の文章が長くなってしまった為、
次回に引き継がせて頂きます!
読書記録『精神科医が教えるストレスフリー超大全』その② については、作成が完了次第、投稿させて頂きます!!
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