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【奇跡のバイヤーは語る「商売人を目指せ!」 vol.8】ステップその7-商売人への軌跡 その4
東武百貨店のカリスマバイヤーとして知られる当研究所副理事長・内田勝規氏(オフィス内田代表)をはじめ、「これからの時代や社会を育む」“ギフト化”という方法で、日本各地をプロデュースする研究所メンバーのノウハウやメソッドを「体系化する」「見える化する」という大きなチャレンジに挑む当連載。8回目の今回は、内田さんに感化されたお一人、有限会社コスモス代表取締役 安藤さん編の最終回です。安藤さんはどうやって“商売人”となったのでしょうか…?お伝えしたいと思います。
■(生部)内田さんと知り合われて13年、最も印象に残っていることなどありますか。
★(安藤さん)内田さんは、沢山の人に会うことで、新しいアイデアとか、こんなことやってる人がいるんだとか、すごいスピードで体感していて、私は月に一度、十勝で内田さんに会うことで、それを追体験しているんです。内田さんから学んだ一番は「スピード感」かもしれません。「あそこ見てきた方がいいよ」「明日会ってこい」って言われるんです。
散弾的にばらまいて、分刻みで仕事する。
これって、東京と地方都市のスピード感の違いかもしれません。生活においては、地方都市の方が住み良いようにも思うんです、「ゆったり」は「安心」につながりますし。それでいうと、今までは「地方にいる私たちは、東京や大阪を狙えばいいんでしょ」って思っていたんですが、これも自分の決めつけ、思い込みだったんじゃないかと。地方と地方で、相互に足りないもの交換するとか、やれることは沢山ありますよね。
前回の続きですが、私たちのこだわりや拠り所って、お客様には「関係ない」。だから当然、商人にも「関係ない」。
こだわりが強かったり、拠り所が多かったりすると、荷物が重くて世の中のスピードについていけないんだと思います。
内田さんはよく、「腹くくる」とか「覚悟」とか言います。うちの本当の強みは何なのか、世の中の風はどちらに向かっているのか、こだわりを捨て、拠り所を整理する、「あきらめる」ってことだと思います。「あきらめる」というと、ネガティブなイメージを持たれるかもしれませんが、「あきらめる」は仏教用語で「明らかにする」ということ。
ギブアップというよりクリアに見据える、ということだと思います。
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■(生部)まさに僧侶たる安藤さんのお言葉ですね!最後に、今後のコスモスさんと安藤さんの展望をお聞かせください。
★(安藤さん)牧場として、黒毛和牛をこれからもしっかり育てていきたいと思います。黒毛和牛は日本の宝、マーケットは世界です。「良い牛づくりを通じ北海道経済に貢献する」、これが会社の理念です。
私自身は、畜産業を徐々に後進にバトンタッチしながら、“商人”に軸足を移していきたいと思っています。「人と人とのアクションを通じてお互いをよくしていこう」ということに主眼を置いて、ミツバチみたいに、人と地域をつなげたり、地域と地域をつなげたり。その一環として、別海町のふるさと納税向け商品づくりを、上士幌町の事業者さんと始めました。上士幌町の事業者さんに、清水町の弊社がサプライヤーとして別海町の牛を提供する…そうしてピロシキパンを作り上げました。
内田さんがやっていることは、本来の意味での“商人”、まさに経世済民。私もそうした「御用聞き」のような、何か自分にできること、内田さんがやっているような“商人”をやっていけたらと思っています。
内田さんがやってこられたのは、モノづくりに見えて、実は人と人とのネットワークづくり、仕組みづくり、最終的には人づくり、なのかもしれません。
次回は「内田勝規のオンラインサロン」の裏側をお届けします!
【有限会社コスモス】
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