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#ファンタジー小説部門
もっとファンタジーを! 序章「Joyful」
あらすじ
高校生の主人公、出花赤城は突然地球とは別の世界にワープした。その世界は地球で言う魔法がみんな当たり前に使える世界で、その世界に溢れる魔力に触れた赤城は特殊能力を獲得する。それは、「瞬間移動」と「別の次元に飛ぶ力」。これによって地球には帰還できたのだが、赤城がこの能力を地球に持ち込んでしまったせいで友達、そして地球を巻き込む事件に発展する…。
序章
ある宇宙にある星が誕生した。
地
もっとファンタジーを! 第二章「Face to face」
高校に進学してから半年、すっかりこの生活にも慣れていた。
しかし!つるんでいるのは中学から安定のメンツのみである。
俺は出花赤城。ちょっとロン毛の帰宅部一年、好きな漫画はダントツで「ブルー・ノート」、これはイツメンとの交流のきっかけでもある青山御影先生の傑作で、高校生の主人公たちがバンドを組んでヒーローになるという感じの作品だ。
ちなみに俺たちは全員音楽が出来るわけではない。
「明日ブルーノ
もっとファンタジーを! 第三章「May be」
目が覚めると薄暗い部屋にいた。
なんだか全身が微妙に痛いしなんだかめまいの様な感じがしている。
なんとか状態を起こす。
だんだん周りが見えてくると、どうやら牢屋のような場所に居るらしかった。
ん?なんで?
多分雷に打たれたのだろうと思ったが…。
生きているのはラッキーだとしてもここは病院には見えない。
窓もなく檻の前にある廊下の向こうから微かに入る光のみがこの中を照らす。目覚めて既
もっとファンタジーを! 第四章「Aberration」
気が付くと俺は俺が魔法に打たれた場所に立っていた。
時間も思った通りのあの茜空。
成功だ。
しかし、ふと周りを見ると何人かの学生やサラリーマンが俺を凝視してドン引きしている。色々見られた。
マズいと思って夕日をバックにダッシュで家に帰った。
家に帰ると当然のことながら親と姉弟に大心配された。
みんな目を赤くはらしていたのでかなり泣いていたらしい。俺はここで早く帰らなかったことを後悔し
もっとファンタジーを! 第五章「Make a aberration to you」
俺が連れてきたせいで大輝と静心が能力に目覚めた。
大輝は自身の運動能力とかを強化できる光の装甲を左右の手首から先と両足に展開でき、さらにその上に頭上でフードを被るような動作をすることによって光のフード、そして全身の残りの部分にも装甲が現れる無敵モードみたいなこれまたヒーローみたいな能力を手に入れていた。
静心は魔力にやられた体が不安定で医者とウェンティからのギフトのおかげでやっと起きている状態
もっとファンタジーを! 第六章「Joyful in the world」
気づけば隣の世界のどこかわからない草原に居た。
そして俺の周りには大勢の地球人がいた。
俺は成功したのだ。
大規模な隣の世界への移動に。
そして、大勢の人の命を救った。
「おい、赤城…。お前…」
「俺も能力が強化されたみたいだ。」
「それもそうだが、お前みんなを救ったぞ‼」
周りを見渡すと多くの人々が地面に座り込んでいる。
俺が助けたんだ。
だが、みんな困惑している。当然だ。ここは
もっとファンタジーを! 第七章「Jerk」
同時刻、小説家、黒鳥創。
気が付くと目の前には中学生?くらいの男の子がいた。しかも彼の体の周りはなんだかほんのりと光っている。
恰好は古代ローマのような恰好で、かなりボロボロだ。
「やあ、創造主君。」
そう目の前の少年は言う。
「なんだお前?」
「君は自分の能力がどういうものかわかっているんだろう?」
俺の質問に答えずに目の前の少年が淡々と言う。
「ああ。全く信じられないが実感は
もっとファンタジーを! 第八章「Absolutely aberration」
朝、というかほぼ昼に起きるといつぶりかの静心からのメッセージが届いていた。
「無事、退院しました(ピース)」
それに俺と大輝は超絶大きな歓喜のメッセージを送る。事前に話しておいた偽装行為だ。
まあ、ここまでする必要もない気はするが、念のため。
そして、午後は大輝と二人で静心のお見舞いに行く。まだ最後に異常がないか検査があるので、退院は明日になるだろうということだった。
ようやく本当に「日
もっとファンタジーを! 第九章「Sacred」
俺は新しい力を手に入れた。まさに「世界を創り変える」能力。
以前から持っていた能力では左腕、今度のは右腕だ。
そして、その能力は「触れたものを描き変える」というもの。つまり、俺がこの左腕で触れた石ころはダイヤモンドにも海水にも変えることが出来るということだ。
今はまだ生物以外にしか使えないが、いずれは生物にも使えるようになるとソウは言っていた。
俺は文字通り神の力、創造主の力を手に入れた。
もっとファンタジーを! 第十章「Oracle」
隣の世界、赤城。
隣の世界に行き、ウェンティに会った。
向こうはそこそこ驚いた様子だったが、笑顔で迎えてくれた。
「もう会えないかと思ってたのに、」
「いつでも来れるさ」
「うん。あんまり頻度が多いとあれだけど、嬉しいよ」
「なあ、やっぱり俺が移動することはまずいのか?」
「どうだろう…。あ、そうだ!アカギがこの前チキュウに戻ってからまた私も色々と調べたんだ。それで、気づいたこと
もっとファンタジーを! 第十一章「No life No lives」
ウェンティが死んだ。
だが、まだ戦いは終わっていない。
なんなら黒鳥と戦う理由が増えた。
大輝と黒鳥は一進一退の攻防を繰り広げながら駅構内へ入っていった。
俺と静心もそれを追いかける。
そして俺と静心が動き出すのと同時にパトカーが次々にやってきて警察が何人も降りてきた。
「君たち!早くここから離れなさい!」
と一人は言って来たが、他は完全に警戒態勢だ。
なぜなら、覆面で謎のオー
もっとファンタジーを! 最終章「Day around daily」
俺は気づくと病院に居た。
目が覚めると隣にみんなが居た。
「おう…お前ら…。どこここ?」
「ここは近所の病院だよ。」
「赤城、丸一日寝てたよ」
「無事でよかったよ!」
俺は黒鳥に最後の攻撃を食らわせた後、気絶した。
どうやらその後病院に運ばれ、丸一日目を覚まさなかったらしい。
「黒鳥は…?」一番気になることだ。
「死んだよ。」
「白鷹さんが拳銃で。」
「もう世間が大変なことに