会社での自分の存在価値に迷ったら、社長と話してみたら?という話
【この記事の結論】
はじめにこの記事の結論です。
定期的に、自分の組織の一番の熱源である代表と対話をすることで、自分の乗っている船の目的地がわかり、自分が何にコミットメントすればいいのかが明確になる
✅ 自分が何にコミットすればいいか分からなくなった
11月は、自分としては、メンタルがかなり揺れ動いた一ヶ月でした。
自分の所属する組織は、現在過渡期にあると言えます。
自分の直属の上司が、配置転換にて現場から離れることが明確になっています。
結果として、自分に今までよりも、重責や裁量権を得ることになります。
変革の時期です。
自分が管理職について以降、チームメンバーの活躍によって、コロナ禍においても、売上や稼働率、新規相談件数、新規成約率、離職率などの数字だけを見れば結果を出せてこれました。
有り難いことです。
自分としては、戦略的に組織マネジメントを施してきたつもりで、手応えを感じたりもしていました。
ただ、年度末に向けての人事考課面談にて、一部のメンバーから辛辣なメッセージを受け取りました。
それは、
「後藤さんには、今チームがバラバラになっているのに気がついていますか?人間関係はいいけど、まとまっていないんです。」
「後藤さんは、リーダーなんだから、まとめてほしいです。」
「今の現状は、後藤さんのせいなんですよ。」
「後藤さんには、こうなって欲しいと今まで行ってきたけど、全く変わっていないじゃないですか」
「信頼されるリーダーになって欲しいです。」
というものでした。
自分も世間的にみれば、優秀なチームリーダーだとは思っていませんでしたが、青天の霹靂とまではいきませんが、かなりショッキングな言葉でした。
おそらく、一時の感情で言っていたのかもしれませんが、かなり自信をなくしました。
自分が行ってきたものが全て、否定されたように感じて、胸が苦しくなりました。
そのスタッフのことは、とても信頼していたし、自分の考えを話したり、スタッフの想いを聴くことに時間を作ってきていたつもりだったので、尚更でした。
今思えば、聴いていた”つもり”になっていたつもりになっていたのかと。
また、あれだけ感情を込めて伝えてくれたというのは、ある種自分に期待してくれたいる裏返しなのかもしれません。
ただ、自分がコミットしてきたものへの自己信頼が低下しているのを感じました。
このままでは、自己否定が止まらなくなりそうだったので、改めて自分が何にコミットメントすべきか確認したかったので、
自分の上司と会社の社長に頼んで、会食の席を設けてもらうことにしました。
✅ 組織の一番の熱源に触れる
私も30歳を目の前にして、医療法人から今の会社に転職をした身です。
今の会社にジョインするきっかけは、会社(社長)のビジョンと当時の直属の上司になるリーダーの思いに心を動かされたからでした。
転職元の医療法人では、やりたいけど力不足で出来なかったことが出来るのではないかと思えたからでした。
私が、転職した約4年前と比べて、うちの会社も従業員が増え、組織図も大きくなりました。
もちろん有り難いことなのですが、1つの難点として、社長との接点が以前より少なくなっていたことがありました。
と言っても自分が忙しさにかまけて、その時間を作ろうとしていなかったのもあるのですが。
改めて、自分の乗っている船の目的地を確認しようと自分の上司と社長の3人で、会食の席を設けてもらうことにしました。
常日頃、数字的な事業報告や雑談はしていたのですが、今回は、熱源に触れることで、ゴールデン・サークルで言うところの、WHY?の部分を再確認するのが目的でした。
結果として、とても良い機会になりました。会社で話すのと違い、おいしい食事を頂きながら、沢山の質問をさせてもらいました。
すべて納得の行くものでした。
社長や直属の上司が言っていることや、組織として決まった事項に毎回100%賛成かと言ったらそうではありません。
WHAT(事業、コト)やHOW(戦略、やり方)については、疑問が出るのはある意味普通のことかと思います。
ただ、川上で決定した事項を川下につなぐことを求められる立場にいる自分としては、WHY(理念、ミッション、企業文化)に納得できていないのに、川上と川下とをつなぐことは出来ません。
やはり、会社の一番の熱源(社長のビジョン)を知っておくというのは、自分の乗っている船が難破したり、遭難しないようにするのに必要です。
むしろ、その熱源に共感できないのであれば、載っている船を変える必要があると思います。
有り難いことにこの船に乗っていこうと思うことが出来ました。
✅ まとめ
今回の話の結論は、
⭐サラリーマンで、自分が何にコミットメントしていいか分からず遭難しそうになったら、自分の船の目的地はどこなのかを知る必要がある。
⭐それには、組織の一番の熱源である代表の想いを聴いてみることが大事。
⭐給料や地位・名誉も大事だけど、「想い」をかけられることがサラリーマンの一番の報酬なのかもしれない
ということでした。
自分の周りにいる人全てに認められるというのは難しい。
だけど、自分のいいところも悪いところも全部分かってくれて、それを受け入れてくれて、想いをかけてくれる、尊重してくれる人がいることがどれだけ自分の力になるか。
私も私の大切な人たちのそんな人になりたいと思う。
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