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店長にありがちな長時間労働は実は売り上げを下げてしまう!

皆さん、こんにちは!
スタッフが辞めないお店作りコンサルタントのうえっちです。

昨今はワークライフバランスや働き方改革といった言葉をよく耳にするようになりましたよね

さらに新型コロナ感染症の拡大などもあり、リモートワークなどの新しい働き方ができる時代になってきました。

そんな世の中ですが、お店を運営している店長・経営者の中には未だに長時間労働が慢性的に続いているといった現実もあります。
特にサービス業・飲食業などは顕著ですね。


一見残業してまで頑張っている店長・オーナーは売り上げ獲得に貢献しているように見えますが、実は全くの真逆なんです・・・


今回は店長の長時間労働がなぜ売上を下げてしまうのかを書いていきます!


店長の本来の能力を低下させる

長時間労働が良くないことは、既に皆さんご存じだと思います。

大きく2つ
【身体的疲労】【精神的疲労】
ですよね

これだけでイメージはできるとは思いますが、あえて深堀していきますね。


身体的疲労が積み重なると・・・

店長の業務で身体疲労から起きる弊害は以下が考えられます。

  • 単純業務でのミスの多発

  • 判断力低下による弊害

  • けがや病気

このようなことが起きてしまいます。

【単純業務でのミスの多発】
お店では単純業務が多くあります。
それら一つ一つは決して難しいものではありません。
店長やオーナーにとっては、無意識でできるレベルのものさえあるはずです。(レジ打ち・注文の授受・陳列・発注・レジ締めなど)


人間なので少しのミスは発生してしまうものですが、疲労によってミスを乱発してしまうことに繋がります。

ここで疲労に気づいて『休まないと』と思えるうちは大丈夫なんですが、疲労が蓄積することによって、自分の状態を判断すらできなくなります。


そうするとお客様にもスタッフにも信頼されなくなり、売上の低下・スタッフの退職など最悪のスパイラルに陥っていきます。


【判断力低下による弊害】
店長やオーナーになると単純業務よりも、頭で考えて判断すべき業務が増えてきますよね


売上の予測やスタッフの配置といった日々のちょっとした判断から、売上向上施策、年間のビジネスプラン立案や設備投資計画など大きなものまで幅広くあります。


単純作業と違い、1つの判断ミスが大きな損失につながるリスクがあるため重要な業務が多いです。


このことから疲労による判断ミスは、将来的な売り上げに大きな影響が出てしまいます。


【けがや病気】
長時間労働がもたらす最も恐ろしい部分はケガや病気ではないでしょうか?
それにも関わらず、多くの店長やオーナーは自分は大丈夫と軽視しがちな部分です。


けがの部分だとお店で立ち仕事だった場合は腰痛など発生しますし、店長やオーナーは事務作業も多くありますので、首痛や肩こりなどがでます。

病気に関してはもっと深刻で、脳出血やくも膜下出血、脳梗塞、高血圧性脳症、心筋梗塞、狭心症、解離性大動脈瘤、心停止といった『死』がちらつくようなものばかりです。


もしけがや病気が起きてしまったら、売上低下どころか売上ゼロ+損失なんてことになってしまいます(-_-;)


精神的疲労が積み重なると・・・

続いて精神的疲労についてですが、こちらもなかなか厄介です。

  • イライラが続き、怒りっぽくなる

  • やる気がなくなる

  • 最悪うつ病になる


【イライラが続き、怒りっぽくなる】
精神的に疲れてくると、どうしてもイライラする時間が多くなってしまいます。
その状態がずっと続くことになります。

イライラしていると、ちょっとしたスタッフのミスに対してすごい剣幕で注意してしまうなど、普段よりも攻撃的に接してしまうことになります。

また接客なども雑になってしまいがちで、お客様に伝わってしまいます。
常連のお客様はその日だけなら『まぁそんな日もあるよね』と許してくれますが、それが何回も続くようなら、お店の利用を避けていきます。

イライラは表情や行動に表れやすいので、ミスした時同様にお客様やスタッフの信頼を失います。

そうなってしまうと売上低下を免れることはできないですよね。


【やる気がなくなる】
やる気というか気力というか悩むところですが、実際に周りから見るとやる気がない状態に見えます。

やる気がないとは本人は自覚できていないことすらあります。


こちらはイライラの時とは逆で、何にも興味を持つことがなく、ただただ日歩の業務を淡々とこなしているという感じですね。


この状態だと積極的に行動するわけでなく、流れのままお店を運営することになりますので、中長期的に売り上げ低下につながります。


【最悪うつ病になる】
こちらは病気とケガと同じく、お店を運営できなくなるので売上低下どころかゼロになるリスクがありますよね


更にうつ病になってしまうと、復帰までの道のりがかなり険しくなります。
病気同様、『死』がちらつくこともあるので、取り返しがつかなくなります。


自ら将来の売り上げを下げる行動をしてしまう

上記は店長やオーナー自身の体の問題を書いてきましたが、こちらはお店の将来に関してです。


長時間労働をしてしまう店長やオーナーは基本的に責任感が強い方が多く感じます。
責任感が強いことは決して悪いことではないのですが、そのことがお店の将来の売り上げ獲得の邪魔になっています。


お店では他のスタッフと協力することで、役割を明確にしていくことが求められます。


店長やオーナーの本来の仕事は、スタッフの指導や売上利益の獲得に集中することが理想的であるはずです。


お店での細かな業務はスタッフが主に実施し、スタッフでカバーしきれないところは店長やオーナーがカバーする程度の作業をすれば十分です。


しかし責任感の強さから長い時間働くことで、何でもかんでも店長やオーナーが実施してしまう方がいらっしゃいます。

これをしてしまうと目の前の短期的な売り上げや利益の獲得につなげることはできますが、自ら仕事の幅を狭めています。


心当たりのある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?


まとめ

今日は『店長にありがちな長時間労働は実は売り上げを下げてしまう!』という内容で書いてきました。


店長やオーナーは『お店を良くしよう!』『売り上げを上げよう!』と日々頑張っていらっしゃる方がほとんどですよね。


ただその頑張りは果たして本当にお店にとって良い頑張りなのでしょうか?
一度立ち止まって、客観的に俯瞰的にお店を見てみてください

意外に自分自身はそんなに頑張らなくて良いかもしれませんよ


今回はここまで!

この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
ではでは!

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