デスクワーク中の休憩は大切な時間です
同じ姿勢をとりつづけるのはよくない
今まで、良い姿勢をつくり、それを維持するための語りかけを紹介してきました。
ここで少し矛盾するようなことをいいますと、良い姿勢をがんばって意識し続けるのも、腰部、背部を常に緊張させておくことになり、腰痛、背部痛の原因になってしまいます。
ですので、良い姿勢はホームポジションとしてイメージを保っておいて、意識的に姿勢をラクにする時間をつくり、また良い姿勢に戻るということが大切になってきます。
この点については、のちほど取り上げるリマインダーを使って、休憩して姿勢を変えるきっかけや、運動するきっかけをメッセージで知らせることでも解決できます。
休憩のとり方で生産性がアップする
休憩中は姿勢を変えるだけでなく、立ち上がって歩いたり、軽い運動をすることも意識した方がいいようです。
アメリカのある組織で、デスクワーカーが休憩時間に運動をする効果について検証をしたところ、20分残業をしたグループより、就業時間中に20分ストレッチをしたグループの方が高い生産性を示したという報告もあります。
また、人間の集中力が持続する時間自体20~30分ともいわれ、25分集中して5分間休憩し、その繰り返しを行って生産性をあげる「ポモドーロテクニック」もよく知られているところです。
このように、集中力の持続時間を考慮しながら休憩時間を上手に設定して運動をルーティンに加えていくと、デスクワークでのパフォーマンスはさらにあがっていくでしょう。
(参考)
「Booster Breaks:Improving Employee Health One Breaks at a Time」Phd Mph Wendell C Taylor (著) , Ba Ma Karen L Pepkin(著)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?