AgriKamuito

起業を決意した主婦です。その挑戦の記録と心模様を日記にしました。

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最近の記事

起業しま婦す!62(63)歳主の挑戦日記56

高機能野菜① 販路を広げる方法の1つとして高機能野菜を検討した。きっかけは友達との雑談からだった。友達は透析治療を行う病院の奥様。透析患者さんはカリウム摂取を控える必要がある。葉物野菜にはカリウムが多く含まれているため、茹でてから食べる必要がある。生野菜は食べる事ができない。秋田大学で研究が進んで低カリウムの栽培方法が確立していて、透析患者さんでも生野菜を食べる事ができる。この栽培は水耕でないと生産できない。 この情報を元に秋田大学の研究室広報担当者にコンタクトを取る。栽培

    • 起業しま婦す!62(63)歳主の挑戦日記55

      レタスの赤色を発色させる レストランさんから「サラダの中にもっと赤色が欲しい」とのリクエストに応えようと赤く色づくレタスを栽培していたが、葉先が赤茶になるだけで赤くならない。別の種業者さんからLEDで赤く発色するデータが取れたレタスが有ると聞いて早速種を取り寄せる。しかし、これも赤くならない。再び問い合わせをすると、水温を時々変化させたり葉に風を送ってストレスをかけると発色する。と言うアドバイスが返ってきた。水温は他の品種に影響する為叶わない。風を当ててみたものの結果は変わら

      • 起業しま婦す!62(63)歳主の挑戦日記54

        成育不良の経験 昨年12月初旬ここみちのくは気温がグッと下がりマイナスの気温が数日続いた。 1週間程すると明らかにレタスやベビーリーフの成長が遅くなった。設備会社に問い合わせしたところ、成育を早くする方法は気温を少し上げる事とLEDの照射時間を長くすること。先ずはエアコンの温度設定を上げてみた。1週間様子を見たが成育不良のまま。更に温度を上げたところ益々成育が悪くなった。温度を戻して照射時間を長くしたが効果無し。年末にフードパントリーに納めたレタスは小さくて申し訳ない物にな

        • 起業しま婦す!62(63)歳主の挑戦日記53

          出会いと進化の話⑤ ハーブで売り先を広げる。 水耕栽培でベビーリーフに加えてレタスを栽培する。そして更にレストランシェフの依頼でハーブを手掛ける事になった。リクエストは7品種有ったが、1種類はどうしても水耕栽日培には適していなかった。それぞれの品種は栽培日数が異なり、出来上がってはシェフに届けて確認してもらう。栽培した6品種の中で1品種だけはOKが出なかった。同じ名前の品種でも更に品種が細かく分かれていて、種を3種類変えてみたが求めている味のハーブではなかった。 それ以外の

          起業しま婦す!62(63)歳主の挑戦日記52

          出会いと進化の話④ イタリアンレストランのシェフにカットサラダの採用をもらって、私の事業の取り扱い品が1つ増えた。 そのカットサラダを持って営業活動を再開する。ベビーリーフのサンプルでは成約に至らなかったレストランへもう一度足を運ぶ。そこではカットサラダの注文は頂けなかったが、ハーブが手軽に入手できないと言う悩みを聞く事ができた。 必要とされるハーブの品種を幾つかお聞きした。種を取り寄せて試験栽培を開始する。また、扱うリーフの大きさがシェフの拘りで、そのサイズのリーフを手に

          起業しま婦す!62(63)歳主の挑戦日記52

          起業しま婦す!62(63)歳主の挑戦日記51

          出会いと進化の話③ 水耕栽培で起業し、サラダ系の野菜を栽培・販売する。人気の高いイタリアンレストランのシェフにカットサラダを使ってもらう為の挑戦が続く。歯ごたえとボリュームでなかなかOKが出ない。 ベビーリーフだけでなくレタスを加える事にした。レタスの栽培は初めてで、種の業者さんと相談しながらレタスの品種を選ぶ。5.6種類取り寄せて栽培を始める。 パンフレットでは分からない栽培の難易度や栽培日数・歯ごたえ・カットの加工のしやすさ・ボリューム等栽培して初めて分かることが多い。

          起業しま婦す!62(63)歳主の挑戦日記51

          起業します!62(63)歳主婦の挑戦日記50

          出会いと進化と言う話② 水耕栽培事業を始めて、ベビーリーフを安定的に栽培できるようになった。評判のイタリアンレストランを紹介してもらい、シェフと詳細を打ち合わせする事になった。 シェフはベビーリーフの種類が豊富なことと味が良い点を認めてくれた。その上でサラダとしてもっと歯ごたえとボリューム感が欲しいと言う。ここから2ヶ月半、シェフと私の試行錯誤が始まる。 歯ごたえとボリューム感を出す為にどの品種を多く入れたら良いか。リーフをどこまで生育させたら歯ごたえが出るか。生育し過ぎると

          起業します!62(63)歳主婦の挑戦日記50

          起業します!62歳主婦の挑戦日記49

          「出会いと進化」と言う話 ある日ベビーリーフのカットサラダを個人で買ってくださっている知り合いの方が「甥っ子が街中でレストランを経営しているから紹介してあげようか」と提案してくださった。街でも美味しいと評判のイタリアンのお店。ディナーのお食事を予約してサンプルを持って行く。 シェフは持って行ったベビーリーフをサラダや料理の付け合せにして提供してくれた。その日は「安定供給出来るか」と言う確認が有った。名刺を交換して詳細は後日改めてとなった。 御縁はどこで繋がるか分からない。感謝

          起業します!62歳主婦の挑戦日記49

          起業します!62歳主婦の挑戦日記48

          求められるポイントを知ると言う話 私のセールスポイントは、ベビーリーフを鮮度抜群で届けると言う事。それは一番に求められていることではなかったと知る。 パッケージして売った商品の売れ筋は根付きのベビーリーフではなくてカットしたサラダだった。また売り先の無いベビーリーフをカットサラダにして売って欲しいという友達も数人現れる。袋から出してそのままお皿に盛ってサラダ一品出来上がり。この手軽さと鮮度そして品種の多さが求められていると知った。 自分がセールスポイントと思っている事は必ず

          起業します!62歳主婦の挑戦日記48

          起業します!62歳主婦の挑戦日記47

          営業活動の話 人生初の営業。一軒一軒レストランを回る。知人のアドバイスを参考に友達とランチ時間後半に入店し、ランチを食べたあとサンプルのベビーリーフとパンフレットを渡して説明する。 個人経営のレストランさんの反応はほぼ同じで「うちは少ししか使わないので、わざわざ来てもらうのは申し訳ない」という反応。私も小さい栽培所なので少量でも注文受けること、水耕栽培で根が付いているので鮮度が長持ちする事を説明するが、なかなか成約には至らない。 その中で商品をレジ横のショーケースに置いても

          起業します!62歳主婦の挑戦日記47

          起業します!62歳主婦の挑戦日記46

          営業活動準備の話 水耕栽培のベビーリーフの売り先は個人経営のレストランに決めた。 先ずはリストアップ。今まで友達とランチに行って感じが良かったお店をピックアップする。次は地元情報誌でランチ営業しているお店でベビーリーフを使いそうなお店を探す。 ランチ営業のお店を中心に選んでいる理由は私が主婦だから。納品当日に収穫し、作業所を片づけするとお昼過ぎになる。ランチが終った後の時間にお店に届けるのにちょうどいい。夜の営業だけのお店は納品時間が夕方になる。夕方からの時間は夕飯の支度、

          起業します!62歳主婦の挑戦日記46

          起業します!62歳主婦の挑戦日記45

          レストランへのアプローチアドバイスの話 野菜作りも水耕栽培も販売も全て未経験のスタート。試験栽培が終わってさぁ!営業!ドキドキだ。 販売先はレストラン。営業をする時に準備する物は?名刺・パンフレット・サンプル品。これは準備した。 問題はどうアプローチするか? いつ行けば良いのか?第一印象が大切。どうする? 悩んだ時は人に聞く。今までもそうやって乗り越えてきた。 以前レストランを経営していた知人にアドバイスをもらう。レストランさんに食材の営業をかけるのに興味を持ってもらい

          起業します!62歳主婦の挑戦日記45

          起業します!62歳主婦の挑戦日記44

          ロゴ登録商標の話 水耕栽培事業のロゴマークは娘のお陰で素敵に出来上がった。娘はフェイスブックで「母が起業してそのロゴマークを作ったこと」を紹介した。私もその娘のFBをシェアして自身のフェイスブックに掲載した。 すると何年も会っていなかった友人から連絡が来た。彼は主人の友達で私も学生時代からの知り合い。今は弁理士の資格を持って働いている。私のFBを見てロゴマークが「秀逸」と絶賛してくれた。その上で「ロゴマークは商標登録した方が良い」と勧めてくれた。商標登録のメリットやしなかっ

          起業します!62歳主婦の挑戦日記44

          起業します!62歳主婦の挑戦日記43

          ロゴマークの話 事業名は「ドラゴンマルシェ」に決まった。営業して回る為に名刺とパンフレットを作る。製作するに当たってロゴマークを考える事にした。幸い娘が美術大学出身で仕事も美術系。早速ロゴマークの製作を依頼する。 事業の内容やコンセプト等次々質問が来る。自分の事業について改めて考える事になった。サラダ系の野菜を無農薬で作る。安心して食べれる野菜をたくさん食べて健康になって欲しい。新鮮な野菜は本当に美味しい。それを感じて欲しい。家庭でもチョットオシャレなサラダが手軽に作れると良

          起業します!62歳主婦の挑戦日記43

          起業します!62歳主婦の挑戦日記42

          会社名の話 小さい個人事業とはいえ 事業者名を考える必要が有る。 水耕栽培なので水に関係している。私が大好きな北海道の「神の子池」が頭に浮かんだ。小さな池だが透明度が凄く高く、心が洗われる。アイヌ語で「カムイトウ」と呼ぶ。キレイな水で野菜を作るので「アグリカムイトウ」はどうだろう? 早速 家族に相談する。「何それ?」「解りにくい」「名前を覚えてもらえない」と厳しい意見が続出する。そうだよね~。私も想いだけが先行して自分でも何となく違和感を感じてた。 私の拘りは何?水耕

          起業します!62歳主婦の挑戦日記42

          起業します!62歳主婦の挑戦日記41

          営業活動の話 ベビーリーフの栽培はできても、売れなければ経費でマイナスが続く。 知り合いの保険営業マンの方は「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」とにかく足を運ぶ事、とのアドバイス。 栽培も未経験ならば営業も未経験。私にとっては栽培よりも営業の方がハードルが高い。農協や道の駅で売ることを断熱したので、売り先はレストランに絞る。どうやってアプローチすれば良いだろう。 パンフレットを試作して友達に見てもらう。アドバイスをもらって何度も校正する。印刷はネットで安価に印刷を注文できる事を娘に教

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