『虎に翼』より多様性を考える
こんばんは!
「朝ドラとドキュメンタリー番組」を愛するyokoです。
2024年前期の朝ドラ『虎に翼』(虎つば)が終わってもうすぐ1週間。
最終回の視聴後、どこまでも三点リーダー(…)が続くような何とも言えない感じ。これって「ロス」っていうんですね…
(虎つば)は、登場人物のキャラクター、言葉にいちいち引っかかり、いちいち共感していた朝ドラでした。
伊藤沙莉(さいり)さん演じる主人公はじめ登場人物は、とにかく変わり者に見える、でもとっても興味深い人たちでした。
そして、物語を描いた吉田恵里香さんは、「言葉は誰かを縛る=呪い」だと。(※クローズアップ現代より)
(虎つば)から多様性を考えてみました…以下、役名で書いていくので、お付き合いいただける方は、このままスクロールしてください。
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1)男女がそろうと、いつか付き合い出すのでは?と思ってしまう
法律を学ぶ寅子の大学時代の同期(山田よね、轟太一)、何かを言う度にお互いに突っかかっていく二人、よねは訳あって男装をしている、そんなよねに突っかかっていく轟を観ながら…「けんかばかりしているこの二人、いつか付き合い出すんだろうなードラマでよくあるパターンだし」と。
しかし、轟は出征、時は過ぎ、もう出ないのかなと思いきや、戦後の街にて…よねと轟は再会しました。「ほら、やっぱり!再会しちゃった、ついに付き合いますか」と。(笑)
私の短絡的な思い込みは見事に裏切られました。
再会後、二人は同志として弁護士事務所を開き、共に原告と闘い続ける日々。さらによねは、早くから轟が、性的マイノリティであることを見抜いていたことまで描かれていました。
ストーリーによねが登場してからというもの、「男装、荒々しい言葉遣い、生い立ちなど」何もかもにあっけにとられていました。表面的な部分でアレルギー反応さえ出そうなキャラクターだったにも関わらず、今では、一番印象に残っている人物。よねの底が計り知れない人間力にハマってしまいました。
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2)寅子の娘(優未)も法律につながる仕事をするんだろうなと決めつけていた
法律をテーマに戦前から戦後、平成までと描かれているドラマでした。
全力で法律の仕事にまい進する寅子の娘だから優未も影響されるはず。
「いつかお母さんみたいに、弁護士?判事?検事?になりたい」と言い出すだろうと、勝手に決めつけていました。(思春期にぎこちなかった母娘関係が修復されたので)
しかし、優未は大学院での寄生虫研究を辞めて、複数の仕事をかけ持つ今でいう「パラレルワーカー」となったのです。(そして自分探し中)
虎つばには、あらゆる女性が描かれていましたが、最後の最後に優未を「パラレルワーカー」にしてしまうところ…天晴れでした!!!
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この気持ちのまま、オープニング映像(フルバージョン)を視聴しました。見事なまでに虎つばのトリコとなった半年間、今までで一番好きかも!
長々とした文章にお付き合いいただきありがとうございました。