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併読の強み【読んでいる本から】

 私の読書のスタイルは、常に併読である。

新聞、雑誌など併読とは、2つ以上のものを合わせて読むこと

Oxford languageより

 つまりは、同じ種類のものを2つ以上合わせながら読むこととも言い換えられる。

 新書なら新書
 
 小説なら小説

 マンガならマンガといった具合に。

 あるいは、もっと細分化して推理小説同士や、青春群像劇のテーマ同士なども考えられる。

 ただ、併読していても先に読み終わる本は出てくるわけで、それはそれでいいかなと思っている。

先週から読んでいる本

 まずは、すでに読み終わっているのがこちら

<<読書メーターの自分の感想より>>
 前作ほどのスリルを感じなかったのは、船の上での取引ということが読めてしまったからに他ならない。クライムサスペンスやミステリーの醍醐味は、結末にいたる段取りや過程を作者との駆け引きの中で探ることだと思っている。しかし、早い段階で気が付いてしまうのは、それはそれで惜しいというか・・・。しかし、あこがれの地である北海道を舞台に事件が進んでいくのは、面白いなと思った。サクラ刑事の執念は、これからも引き継がれていくことでしょう。シリーズものでしょうね。次作にさらに期待しています。サクサク読めるページ数も良い。

『地面師たち ファイナル・ベッツ』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター

 次がこちら。

 本屋大賞ノミネートおめでとうございます!記事をこちらに起こしている。

そして、今読んでいるのが、こちらとこちら。

よく言われるけれど

 読んでいて、頭の中がごちゃごちゃにならないんですか、と。

 答えは、「そうでもない。」といったところです。

 なぜなら、どこまで読んだか、だいたいは把握しているし、付属のスピンやしおりを使っているので、そこから読み直せば、またそこの世界に入っていくことができる、といった具合。

併読のメリットは

 それは、好きな本を好きな時に飽きずに読めることだと思う。読み始めて、「うーん。ちょっとこれは。」ってなってしまっても、次の本があると思えば、軽い気持ちで受け入れられるし、少し間をおいてから読めば、それはそれでまた違った世界観を味わえる時もある。

 本の浮気だと言われれば、何とも返す言葉は見つからないが、本が、読書が好きなのだから、好きなように読んだらいいのでは?と私は思う。

 好きなものは好きな時に、好きな具合に向き合えばいいのである。

小説の併読からわかること

 それは、作者それぞれの強みとか味わいがにじみでているのを感じられることだと思う。
 一生のうち、出会う人数が限られるように出合う本も限られる。

 しかし、それでも1日1日読み進めていけば、それだけ多くの作者との出会いがあるわけである。

 そして、この小説のこの部分は、前に読んだあの部分と似ているなあ、とか、あるいは、この間一緒に読んでいた本と、作者は一緒だけれど雰囲気が違うな、とか様々な側面に出合えるように思う。

 1ページ1ページの積み重ねは、日々の一瞬一瞬の積み重ねと似ていて、私は、ページをめくるたびに、新たな自分にも出会えるのだと信じている。

 それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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家出猫
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