産まれた時から生きる気が全くなかったお話
産まれた時に赤ちゃんは産声をあげる、あれは泣いているのではなく、呼吸をし声を上げているらしい。
しかし、私は産まれた時に産声をあげなかった
昔ではとても珍しいと思うのですが、母は兄も私も無痛分娩で出産したらしく、話を聞くと
「麻酔をかけて寝ている間に産まれていたので全く痛みとかはなかった」との事なので計画無痛分娩というものなのか…詳しくは知らないけどそういう事らしいです
私は産まれた時に産声をあげなかったので助産師さん?が足を持って逆さにしてお尻を叩いたりしても全く反応しなかったらしくいわゆる"仮死状態"だったのですぐに父付添いで救急車で大きな病院に搬送され1か月程入院していたらしい。
医師からは「今後身体に障害が残る可能性もある」と言われていたらしく落ち込む母に父は「俺達の子だからしっかり育てていこう」的な事を言ってくれたと聞いていた。
結果1か月程で退院も出来たし特に障害等も残らず強いて言えば頭がちょっとおかしいくらいしか影響はなかったので病院での処置が素晴らしかったのだと思います。
ずっと「産まれた時から私は親に心配を掛けていたんだな」という気持ちを持って生きてきた、全く記憶にはないものの"救急車に乗った事がある"という覚えていない経験もしていたんだなとか
4年程前に姪が産まれ、コロナ禍真っ只中だったので面会にも行けずに、退院した日に実家に連れてきてくれて初めて対面できた
、写真や動画は送ってもらっていたので可愛い様子は見ていたのだが、やはり実際に会うととても不思議な何とも言えない気持ちになり嬉しさと生命の奇跡というか産まれてくるのって当たり前じゃないんだなと小さな小さな姪を前にとても感動して涙が出そうになった、愛おしくてたまらない
産まれて七日目の赤ちゃんは本当にふわふわほわほわとしていてちゃんと抱っこしないと壊れてしまいそうな儚さというか、ちゃんと守らなきゃ!ととてもとても大切な存在だと実感しつつ
義姉に抱き方を教えてもらって首を支えて横向きのの抱っこ、実際に抱いてみると愛おしさは増々深くなり可愛いくて嬉しくてこんなに幸せな事があるものなのかと思った。
父と母は何故か怖がって?あまり積極的に抱っこはしていなかったが私はずっと5時間くらい抱っこし続けた。
見れば見る程可愛らしく愛おしい「こんな可愛い赤ちゃん初めて見た」と言ってしまった
実はこの「こんな可愛い赤ちゃん初めて見た」というセリフは私が赤ちゃんの時に母に抱かれてバスに乗った時に女子高生くらいの女の子が赤ちゃんの私を見て言ってくれたらしく昔からよく聞いていたのだが、自然とそのセリフが出てしまった。
それから月に1度実家に姪を連れてきてくれる事になり来月の約束をしてお見送りをした。
兄や私の子供の頃の写真や母が兄が産まれた時に書いていた"育児日記"等も出してきて、姪が来てくれる度に母が色々な思い出話をしてくれた
そんな中で
私はこんなに可愛い時期に入院していたのか…と思い姪を見ながら"入院していた時の事"を聞いてみた
「入院してた病院って家から遠かったの?面会とか毎日来てくれてたの?」みたいな感じで、すると母は
「お母さんは出産したばかりだからお兄ちゃん連れて実家に帰ってたから会いに行ってないよ、会いに行っても青白い顔して母乳持ってっても飲まないから…見てるのも辛かったし」
と言われた…
••••おや〜?あれあれあれ?なんか思ってたのと違うんですけど
なんか胸が痛むんですけど
確かに産後は体を休めるのはそうでしょうね
えっと、うーんと…
「お父さんは仕事帰りとかにちょっと会いには行ってたわよ、ねぇ?」と言う母
寝ている間に産んだら居なくなってた〜みたいなノリで話されて
ん〜…
そうか、病院で1人だったのか
と思いなんだか寂しい気持ちと心配とかは?みたいな気持ちと義姉もなんとも反応に困っているような、こんなに小さくて愛おしいと感じる姪の存在を目の前に
ギャップがとんでもないと言うか…なんとも複雑な気持ちになってしまった
仕方がないよ、産後はお母さんだって大変だったんだろうし
そう思い自分に言い聞かせながら自分のマンションに帰って1人、ぼーっと考えてしまった
母は子供の頃に保母さん(今で言う保育士さん)になりたいくらい子供が好きだと言っていた、
だが、動物は全般苦手で、テレビやYouTubeで流れる可愛い動物の動画等を見せても
「あんまり可愛いと思わない」と言う
海外の赤ちゃんの可愛いらしい面白動画等を見せても
「日本の赤ちゃんがいい」と言う
可愛いとか愛しさって無条件と言うか本能レベルの話だと思っていたのだがなんだか全然違うらしく
「青白い顔して母乳も飲まないから見ていると辛いから」と産まれた時に思われていたのかと
可愛いとか愛しさは感じてもらえてなかったのかな?と
シャワーを浴びながらほんのり涙が出た
なんだかとてもショックだったしその話はかなり引き摺ってしまい
精神科の主治医の先生にもそのまま話して「ショックでした」と伝えた
先生も難しそうな表情で「ちょっと…ね、独特なというか、あの〜」みたいに一生懸命言葉を選んでくれたのですが、その言葉を遮るように
「産まれた時からそんなんじゃまともに育つわけないですよね、生きてて辛いって思うのも理由が分かった気がします」
みたいな事を言ってしまった…
親子関係ってなんなんだろ、無償の愛情なんて存在しないんだ、少なくともうちの家庭にはないと思った。
母との関係に悩みまくって沢山泣いて生きてきたけど
私も産まれた時に何か察したのかな?
息止めてたのかな?
知らんけど…
本当はもう少し細かく色々書こうと思っていたのですが、気持ちが限界になってきてしまったので
ここまでにします
生きる気力ねぇ…
そもそも私は本当に生きているのか?実家に住んでいる時には廊下で母に「うわっビックリしたオバケかと思った」と言われたり
自動ドアが反応しないこともある、上のセンサーにアピールしてみても後から誰か来ないと開かない事もある
ホームセンターで母がトイレに行っている間にマッサージチェアに座って待っていた時、母が戻って来たので立ち上がったら全然知らない御婦人から「キャービックリしたお人形だと思ってた〜」と言われ一緒に来ているお友達にまで私の事をなんか説明しててめちゃめちゃ恥ずかしかった事もある
生気がないのか人間としてのオーラがないのか知らないが、もしかしたら生きてないのかもしれないですね…
オマケの画像を添付しておきます
なんで生きてるんだろ…やめていいか
1人で悩んで1人で落ち込んで1人で本当になにやってるんだろう?
なんか…
…