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ここまで来ると自走の準備が整う、AZ-104 に合格して Azure Administrator Associate として認定されよう!
先日、大して良い点数ではなかったですが Microsoft Azure の認定資格である Azure Administrator Associate を取得しました。
ふぅ〜AZ-104の試験が終わりました。
— MEVIUS(メビウス) @日系IT企業 | マーケターときどきなんちゃってエンジニア (@MEVIUS_MKTG) February 18, 2022
時間目一杯使って疲れた〜
700点で合格ですが、結果740点
というわけで無事合格です😊
似たような文字を大量に見たのですごい疲れた💦
華金なので一杯引っかけて帰ろうと思います。#Microsoft #Azure #認定 #試験
この認定を取得するためには、試験 AZ-104: Microsoft Azure Administrator に合格することが必要です。
この記事では振り返りを苦労話なども含めて紹介したいと思うので、ぜひ最後まで読んでいただき、今後この試験の受験を考えている方に少しでも参考になれば嬉しいです。
所感と教訓
所感
簡単に言うと
想定していたよりは簡単な内容だった、ただ試験対策は不十分だった
です。
後述するリテラシーに近い方は、問題の難易度としては恐らく同じように感じるのではないかと思います。
教訓
問題の難易度は後半に進むにつれ必ずしも(比例関数的に)上がるわけではない
図を描かずとも構成や状況を頭の中で素早く正確にイメージする訓練をすべし
1.については前半に比較的難易度が高かったり、長文で時間がかかる問題が出てきたため、冷静さを欠いてしまったというのが反省すべき点です。
中盤辺りに、残り時間と残りの問題数を考えてみたところ
このレベル(かこれ以上)の問題が最後まで続くと、今のペースでは最悪制限時間内に終わらないかもしれない、少し雑でも良いので回答のペースを上げなければならない
という方針になりました。
ただふたを開けてみると、それ以降は比較的時間をかけずに解ける問題ばかりだったので、結果としては20分ほど余りそれで見直しの時間に充てることはできました。
しかし、ややこしい系の問題は残り時間を鑑みて見直せなかったのと、若干雑にやった後半の部分を十分には見直せなかったのでこの辺りで大きく点数を落としたと推測しています。
冷静であれば、前半に山場(時間がかかる難しい問題)が来ていることに気づけたかもしれないですが、残り時間が思いのほかなくなっている状況に直面すると、人間そうはいかないものですね。
2.については、中~長文になると実際にしっかり図を描かないと問われている状況を把握できないため解答にかなり時間がかかってしまいます。
これについては学生時代からそもそも苦手だったので、
「当時のままだ、成長していない・・・」と悲しい気持ちになりましたね。
この弱点もあって大学受験に失敗したな~。
それはさておき、同様の方は時間に余裕が生まれない可能性が高いのでご注意ください。そして試験本番までに訓練しておいてください。
アドバイス
わからない or 時間がかかりそうな問題はさっさと飛ばして後でやろう
受験の時の常識(テクニック)を久しぶりに思い出しました。
確かに PC の画面では次へ次へと順々に問題が表示されていきますが、この通りに馬鹿正直に解く必要ないんですよね。
後述する私と同じくらいのリテラシー、もしくはしっかり試験対策をされた方であれば、サクサク解ける問題を最初に終わらせて後からゆっくり(丁寧に)難易度の高い問題を解けば恐らくそれほど焦らずもっと余裕をもって合格点を超えることができると思います。十分な努力をしたならば怖がることはありません。
受験時の Azure に関するリテラシー
机上の観点
クラウドに直接関連するという意味では、以下の資格を保有しておりクラウドや Azure への最低限の知識は持ち合わせていました。
実務の観点
ITエンジニアとしての実務経験はありません。
あくまでマーケターでありなんちゃってエンジニアですので、システムの設計であったり開発や運用などの経験はありません。
もちろん IT業界にそれなりに身を置いていますので、色々なエンジニアの方たちの近くでは仕事をしてきてはいますが。
ただ、マーケティング活動の一環で検証環境の作成などは行っているので、簡易的なサーバー ( Windows, Linux ) やメールサーバー、Active Directory環境の構築なんかはたまにやります、オンプレミスだったりクラウド ( AWS, Azure ) で。
そんな事情もあって、LinuC レベル1 の認定は取得しています。
まとめると、本番運用環境には構築や運用など一切携わったことはないですが、検証環境であれば少々エンジニアっぽい仕事もやっています的な感じです。
エンジニア経験がない方でも(それなりに大変ではありますが)狙える資格ですので、クラウドが何かしら仕事で関係してくる営業やマーケティングの方もキャリアの武器にできますのでぜひ挑戦してみてください💡
✏実施した試験対策📚
内容
基本的な対策としては、以下の書籍を隅々まで学習したに尽きます。
ここに掲載されている模擬試験問題は当然ながら、章末問題についても細かく疑問点がなくなるまでやりました。
また、評価されるスキルを確認すると
Manage Azure identities and governance (15–20%)
ということで主に Azure AD に関することが 15–20% の割合でそれなりに問われます。
権限管理はすべての動作に影響する重要な要素ですから納得です。
従って、以下の書籍についても必要な部分だけ読みました。
こちらについては、この試験に合格するという目的だけであればすべて理解することは不要です。
Azure ADドメインって実際どんな感じなのか、プリンシパルの概念、ロールについてやデバイス登録についてもうちょっと詳細が知りたいなど疑問や興味が湧いたときに、つまみ食いする(部分的に読む)と良いと思います。
ちなみに、冒頭に試験対策としては不十分だったと書きましたが、どちらかというとその後のことを考えて実践力を重視しました。
つまり、実際に問題を解くということより、Azure portal であったりコマンドを使って試験範囲のサービスを検証する(手を動かす)ことをやっていました。
頭の中だけで処理するのが苦手な人間なのでこちらの方がイメージが湧くし知識が定着します。
何より本を読んだり問題を解いているより面白いです。
そんなこともあって、点数はそこまで振るわなかったですね、でも合格できたし別にいいやって感じです。ただ机上で丸暗記した知識はすぐ忘れちゃうし、その後使えない場合が多いですからね。
学習期間
受験しようと決めてから約二か月後に実際に試験に挑みました。
試験日の約三週間前から実際に問題を解くことに乗り出しましたが、それまでは前述したように手を動かしたり書籍や公式ドキュメントなどを読んだりしていました。
この二か月間での一日あたりの勉強時間をざっくり平均すると15分~30分くらいだと思います。
学習で苦労した点
結構な頻度で発生する、ブランド変更や統合、サービス名の変更など
Azure portal 上での翻訳の不整合
昔から Azure ( Microsoft ) にそれなりに関わってきた方ですと(よくある話だよね~と)そこまで気にならないのかもしれませんが、初心者や初学者にとってはハードルを上げてくれる中々な要因と思います。
書籍と Azure portal 画面(しかもページ遷移で変化することも)、公式ドキュメントで名称がバラバラだったりするわけで。
例えばこーゆーやつです。
Azureあるあるのムダ(ありがた迷惑)な日本語訳化です。
— MEVIUS(メビウス) @日系IT企業 | マーケターときどきなんちゃってエンジニア (@MEVIUS_MKTG) February 1, 2022
『テンプレートスペック』もしくは『Template Spec』と表示してくれればいいのに・・・
@MEVIUS_MKTG #note #Azure https://t.co/EF3TB0rQwl
今回の試験と直接関係ないところだと、こーゆーのや WVD→AVD など多くあります。
Azure学習中の人は要注意です。
— MEVIUS(メビウス) @日系IT企業 | マーケターときどきなんちゃってエンジニア (@MEVIUS_MKTG) February 15, 2022
「セキュリティセンター」は名前が変わっているので、Azure portalで探してもでてきません。
現在は、『Microsoft Defender for Cloud』です。#Azure https://t.co/DwfiT3aWL8 pic.twitter.com/WKaOlB3jCV
とまあ、こういった背景を踏まえてドキュメントを読まないと解読できない場合がでてきます。また、学習書籍などの内容と相違があったりして混乱させられます。
特に注意が必要なサービス
ずばり Azure Monitor です。
Monitor and back up Azure resources (10–15%)
ということで避けて通れない重要なサービスです。
しかしこれが・・・ Operations Management Suite (OMS) というブランドの変更にはじまり、需要なサービスである Log Analytics は統合されたがワークスペースだけは名称が残ったり・・・といった具合に他にもさまざまありますが、とにかくややこしいです。
しかも Azure Monitor エージェント (AMA) なるエージェントも新登場だったりで、嫌気がさすと思います。
学習の段階で混乱させられるのはもちろんですが
こういった変更はすぐには試験に反映されないので、こういった経緯を把握したうえで試験の時には変換(頭の切り替えを)して解かなければならない
です。
学習をしていざ手を動かそうとしてみると、「なんか変だな」、公式ドキュメントを確認してみると逆に謎が深まる、といったことが往々に起こるのが Azure なので注意しましょう。
予めこんなことがよくある、と知っておくと「もしかしたら名称とか変更になったかな?」とあたりをつけることができ解決できる場合も多いです。
常に公式な最新情報を調べるクセをつけましょう
サービスを享受する側としては、こういったベンダーの都合には合わせるしかありませんし新機能の実装など常に進化していくべきものなので、受け入れるしかありません。
ただ、例えば AWS だとこういった名称で混乱を生むみたいなことは少なめなので(もちろん CloudWatch や Systems Manager などは結構ややこしいと思いますが・・・)、初学者による学習という観点では助かるという感じです。
🟠 最後に 🔚
AZ-104 は中級レベルの位置づけですが、勉強してみて納得といった感じでした。
試験範囲にないサービスはまだ山ほどありますし、実際のポテンシャルを引き出すためには個々のサービスをもっと深堀して使う必要があります。
ただ、まずはここまでの内容を知っておけば関係者との会話にそれなりについていけますし、他のアソシエイト資格や上位資格の学習を進める上で自走できる体力がついた状態になったと考えています。
今後も Azure に関する技術情報やその他の資格試験に関する記事を書いていこうと思いますので、よろしければフォローをお願いします🔆
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Azure についてこれから学び始めたい方向けに Udemy講座も公開しています。よろしければご活用いただけますと嬉しいです😍
最後までお読みいただきありがとうございました 😊
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