こぐれくん

失恋日記

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最近の記事

元恋人のいない日常

そろそろ思い出が1周する。 思い出が1周するって表現で合ってるかわからないけれどそんな感じだ。 2022年 2月、初めて元恋人に会った 3月、初めて2人で遊んだ 4月、付き合い始めた 5月、6月、7月…と出会ってから12月まで思い出がしぬほどある。 小さいことから大きなことまでほんとうにほんとうにたくさんの思い出がある。 毎日のラインだって思い出のひとつだ。 思い出があるということは思い出の場所がある。 テレビを見ていると元恋人と行った場所が写ってまた思い出す。 ついでに趣

    • 2023

      年が明けた。 昨日で別れてから1ヶ月が経った。 気持ちが薄れることなく、発作みたいに元恋人のことを思い出して涙が出る。 年末、服の断捨離をしていると元恋人が買ったけど似合わなかったから…と私にくれた服が出てきた。 季節外れのその服をすぐにゴミ袋へ突っ込んだ。 かすかにその服から元恋人の匂いがして、もうこの匂いを近くで嗅ぐことはできないんだなと思う。 もう大丈夫もう大丈夫と思っても、1ヶ月じゃまだ大丈夫じゃないことがたくさんあるなと思う。 明日からまた仕事が始まる。 仕事を

      • 失恋をしたら映画が観れなくなって本が読めるようになった話

        失恋をしてから映画が観れなくなった。 というより映画が楽しめなくなった。 趣味を聞かれたら迷わず映画鑑賞と答えるくらい映画が好きだ。 もっと言うと“映画館”が大好きだ。 でも今はあんなに好きだった映画が観れない。 スマホも触らず映画の世界に入り込むことができる映画館という空間は私にとって特別な場所で、すごく好きなはずだったし、たぶん今もちゃんと好きだ。 でも、失恋をしてから映画を観ると、内容が入ってこず、いわゆる“間”や“余韻”の部分で現実の辛い気持ちがズキズキと痛む。 薄

        • 失恋日記

          なんどもなんども最後に会った日のことを思い出す。 別れ話をした日、元恋人の家から駅までの道を歩きながら、今見ているこの光景すべてが最後になるんだなと泣きながら歩いたことを思い出す。 ひと通り思い出してから、付き合って一番最初に歩いた温かい日のことも一緒に思い出す。 クリスマスが過ぎ、お正月が来たら元恋人の誕生日がくる。 まだ付き合っていたらこの冬はどんなに楽しかったんだろうと想像してしまう自分がとても惨めだ。 一緒にいても楽しくないと判断されたから別れたのに。 また前みたい

          今週もまた思う

          好きで好きでしょうがない人とお別れをした人はどのくらいの期間を経て前を向けるようになったのだろう。 時間が解決してくれるというけれど、私にはまだまだ時間がかかる気がするし、もはやこのまま一生辛いままなのではないかと思う。 土曜日、久しぶりに会う友達と遊んだ。 すごく楽しくて心が軽くなった気がしたけれど、家に帰ると元恋人と付き合ってからほとんどの土曜日を一緒に過ごしていたことを思い出してしまいまた涙が出る。 一歩進んで十歩下がった。 まあ一歩進んだだけマシか…と思うことにする

          今週もまた思う

          太陽のパスタ、豆のスープ

          恋人と別れてから心の隙間を埋めるため失恋に関する小説を読み漁っている。 その中のひとつで『太陽のパスタ、豆のスープ』という本を先日読み切った。 婚約をしていた人から急に別れを告げられるところから始まるこの話は失恋をしたての私にはとても胸が痛かった。 フラれた翌日の明日羽の描写は、私みたいだなと思うと同時に、この世の中にフラれて目が開かなくなるほど辛い別れを経験してこの本を読んでる人もいるのかな…とも思った。 そういう人がいるかもという安心感のあとに、いやそんな辛い人は私だけで

          太陽のパスタ、豆のスープ

          忘れられない記憶

          忘れられない記憶がたくさんある。 毎朝のおはようのスタンプ、夜の電話、電話の第一声は決まって「こんばんは〜」だったこと、お揃いで誕生日にくれたフレッドペリーのポロシャツ、春の夕暮れに外でスタバを飲んだこと、似合うと言ってくれたスカート、たまたまお揃いだったスニーカー…数えられないくらいたくさん忘れられない記憶と物がある。 スタバのモバイルオーダーの履歴には元恋人と買った履歴が残っているし、電車の乗り換え履歴には元恋人とデートした駅名が残ってるし、よく使う駅に元恋人の最寄りが追

          忘れられない記憶

          失恋

          先週、失恋をした。 初めて付き合った女性だった。 同性でもいいと初めて思った相手だった。 たった8ヶ月だったけどたくさん色んなところに出かけて狭いベッドで一緒に寝た。 こんなにも一緒にいて安心できて、こんなにも好きな人は人生で初めてだった。 失恋して思ったのは濃い時間を過ごせば過ごすほど地雷が日常に埋まっていることだった。 今まで何度もフラれたりフったりしてきたけれどこんなにも日常を思い出して胸が痛むのは初めてだ。 相手が女性だったからなのか自分でもよくわからない。 一緒に