今週もまた思う
好きで好きでしょうがない人とお別れをした人はどのくらいの期間を経て前を向けるようになったのだろう。
時間が解決してくれるというけれど、私にはまだまだ時間がかかる気がするし、もはやこのまま一生辛いままなのではないかと思う。
土曜日、久しぶりに会う友達と遊んだ。
すごく楽しくて心が軽くなった気がしたけれど、家に帰ると元恋人と付き合ってからほとんどの土曜日を一緒に過ごしていたことを思い出してしまいまた涙が出る。
一歩進んで十歩下がった。
まあ一歩進んだだけマシか…と思うことにする。
友達にそのことを話すと「記念日とかじゃなくて思い出すのは曜日なんだね」と言われて、どれだけ日常に元恋人との生活が染みついていたかを実感する。
別れ話をしたのも土曜日の夜だったため、
楽しい温かさと辛い冷たい記憶が入り混じり胸が痛くなり吐き気がする。
結局あまり寝れず寝不足のまま朝を迎え、日曜日は友達の結婚式に向かう。
式場はみなとみらい。思い出の場所だ。
11月一緒に来た時、12月ここで結婚式があるんだ〜なんて話していたっけ。
みなとみらいの駅について、エスカレーターを登っていると、いつも待ち合わせの瞬間が好きだったことを思い出す。
みなとみらいでデートをした日は同じ電車の違う車両に乗っていた元恋人が電車を降りたら少し先を歩いてるのが見えてうれしかった。
相手はどんな服を着てるのか、どんな顔で現れるのか、どんな顔で私を待っているのか…
好きな人と顔を合わせる瞬間はいつも特別だった。
初めて元恋人の家に行った日、最寄り駅で待ち合わせしたときのことを今でもはっきりと覚えている。
いつかまた誰かとの待ち合わせを特別だと思える日が来るのだろうか。
そんな日が早く来て欲しい。
涙が出そうなのをグッと堪え、思い出の場所を通り抜け式場に向かう。
思い出の場所を歩いていると、あの時は確かにふたりとも思い合っていたはずなのに、いつから好きは私だけの一方通行になってしまったんだろうなどと考える。辛い。
結婚式は男女の“ふつう”の幸せを感じる。
結婚を前提として考えられていればすれ違いはなかったのかな…女同士じゃなかったら…などと考えてしまって私は上手に笑えていたかわからない。
結婚式は適当にやり過ごし、思い出のあるみなとみらいは足早に去った。
できることならもうみなとみらいには行きたくない。
みなとみらいは私にとってもう辛い思い出の場所になってしまった。
別れてから少し時間が経ったのに心の整理なんて全くつかず、全然元恋人のことを忘れることができない。
こんなにも引きずる恋は初めてで、どうしたらいいかわからなくて今日もnoteに女々しく綴るくらいしかできない自分が恥ずかしい。
どれだけここに吐き出してももう関係は戻らないことは痛いほどわかっている。
こころが落ち着くまで整理がつくまで………
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