那須ハイランドパークの時給2500円求人に応募殺到から見るマーケティング戦略
こんにちは、ごっちんです。
商売やるならこのnoteで書いたような視点を持っているといいです。
何気ないニュースを見ても、周りのライバルと「ひと味違った発信」ができるようになります。
今朝こんなニュースが出てまして、めちゃくちゃマーケティング上手いなと。
ちなみに那須ハイ普通に楽しいのでめちゃくちゃおすすめです。
設備は基本的にめちゃくちゃ古いんですが、なんか運営めっちゃがんばってる感が満載で、また行きたいなって思わせてくれた遊園地。
提携してるホテル(コテージみたいなやつ)も音を気にせずBBQできたり2家族で泊まれたりするので超良かったです。
で、今回バイト募集したのが10名で8/10〜18の9日間限定のバイト。
時間は9〜18時で多分休憩1時間あるから8時間労働。
いまのバイトの人たちの時給はどうなるのか?の議論はさておき。
10名×9日×2500円×8時間=180万
商売人としては、この180万をどう見るか?がポイントです。
世間の印象とかニュースのコメントは、
「ちゃんと時給を上げれば人は集まる」
「人手不足は企業努力不足」
みたいな話ばかりなのですが、僕が真っ先に思ったのは
めちゃくちゃコスパの良い広告を出した
ということです。
というのも、バイトを雇うための180万円。
労働力は当然確保したい。
でもそれよりもヤバいのは、読売新聞オンラインとヤフーニュースにも出てて、X(Twitter)でもバズりまくってて、想像つかないぐらいのアクセスとインプレッションを取れたことです。
どんだけ少なく見積もっても300万アクセスは余裕かなと。
これをたとえば各種プラットフォームの広告でやろうとしてたら、180万円を広告費として出しても、300万アクセスは絶対取れません。
100億%取れません。
那須ハイの料金は↓なので、3歳以上の子供2人の家族4人で行ったら、駐車場1,000円込みで22,000円必要です。
親12,200円+子2人8,800円+駐車場1,000円
なので単純計算で、2万円×90組=180万なので、バイト募集した9日間で毎日10家族だけ入園が増えれば元が取れる計算です。
これだけニュースやX(Twitter)で取り上げられてれば、10組なんて絶対増えますよね。
もちろん園内の飲食やお土産の売り上げもあります。
那須ハイの隣にある系列のホテル(コテージみたいなやつ)もガンガン埋まるんじゃないかなと。
それプラス、今回のニュースで那須ハイランドパークの評価は爆上げです。
世間に対して
「ちゃんと時給を上げれば人は集まる」
「人手不足は企業努力不足」
という、働く人の気持ちを代弁するような議論を巻き起こした。
これ、超絶ブランディングになります。
なんかいいな〜、応援したくなるな〜の気持ちを、今回那須ハイランドパークは180万で手にしたわけです。
マジでめちゃくちゃ上手いなと思います。
もしかしたらガチのマーケターがコンサルに入ってるのかと思ってしまいます。
もしそうなら、これは完全に妄想なのですが、そのマーケターが読売新聞オンラインにネタとして取り上げてくれとオファーしたのでは?とら思ってしまうぐらい素晴らしい戦略だなと思います。
とはいうものの、運営会社の日本テーマパークは企業努力をずっと続けてて、PR TIMESに2012年からずっと掲載を続けています。(月7万課金必要)
このプラチナバイトの話も7/30に掲載されてます。
もちろんマーケターがどうのこうのじゃなく、企業努力の賜物で今日バズりまくったのかもしれません。
それはそれでいいんです。
このnoteをここまで読んでくれた人に伝えたいのは、安い広告費でどうのこうのとか、損して得とれとかではなく、
『アンテナは広く張り巡らせておきましょうね』
ということです。
ネタというのは
「アンテナ」
「知識」
これを組み合わせてしまえばいくらでも作れます。
那須ハイの話は僕が栃木県民だからアンテナに即かかって、めちゃくちゃ刺さってる部分も多分あります。
でも記事を読んで真っ先に、マーケうますぎ!って思ったのは、僕にマーケティングとか広告とかブランディングの知識があったからです。
アンテナはるのはぶっちゃけ誰でもできます。
情報に触れればいいだけ。
でもそのアンテナでビビッと電波?を感じるためには、自分の頭の中に知識が必要になってきます。
なんも知識がない人は、那須ハイのプラチナバイトのニュース見ても
「ちゃんと時給を上げれば人は集まる」
「人手不足は企業努力不足」
ここで止まります。
(そもそも栃木県民以外スルーだろ!とは言わずにwww)
SNSで発信するときも、みんなと同じように、
「低賃金でも文句を言わずに黙って働く都合のいい人が足りてないだけだ!」
「人手不足の理由、給料が安いからだった!給料よければめっちゃ集まるじゃん!」
「うおおおお!ブラック企業消えろ〜〜〜〜〜!!!」
みたいな感じだとあまりおもしろくなくて、
モノゴトをみんなと違った視点で見ることはできないかな?
って覗いてみるのです。
みんなと違った視点で書いた記事は、コピーライティングとか◯◯の法則とか全無視してても結構おもしろいし読んでもらいやすいです。
僕はいつもおもしろい記事を書こうって言ってるんですけど、このnoteみたいな記事も、おもしろいに含まれると思ってます。
なので我々商売人は、いろんな知識を得る必要があります。
マーケティング、ライティングは当然必要だし、大きく稼ぎたいならブランディングもかなり必要です。
こういった知識があれば、アンテナで感じた出来事を他の人と全然違う視点で語れるようになり、記事のネタなんて大量に生まれてきます。
そうなると情報発信ってめちゃくちゃおもしろくなりますので、記事書くのがツラい・・・って人はいろんな勉強してみましょう。
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