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最強のビジネス武器 戦略思考を4つのキーワードで。

戦略思考は、「そもそも」・「よくわからないけど、たぶん」・「要するに」・「因数分解すると」の4つです。これを書いていきます。

僕は外資系企業で働いていて、今は某ベンチャーの経営企画をやっています。少しだけ目立った活躍をしていたこともあって、投資した会社にコンサルっぽいことをしたり、若手営業チームと販売戦略を議論したり、なんてすることが多いです。そして色々とまとめたり、リードしたりするたびに、「なんでできるの?」ということを聞かれます。
今までは人と自分の能力を差別化するために、ゴニョゴニョしていたのですが、そろそろコツみたいなものを教えてもいいかなと思い、まとめはじめることにしました。

この記事の目次:
・最強のビジネス武器は戦略思考
・戦略思考は、①論点思考 ②仮説思考 ③ロジカル・シンキング
・論点思考はトドのつまり、「そもそも」
・仮説思考はトドのつまり、「よくわからないけど、たぶん~」
・ロジカル・シンキングは、「要するに」と「因数分解すると」

■最強のビジネス武器は戦略思考

最強のビジネス武器は、戦略思考です。これだけで勝負できます。

■戦略思考は、①論点思考 ②仮説思考 ③ロジカル・シンキング

戦略思考というと、なんか論理的に考えることなんだろうとよく思われるのですが、僕は戦略思考のエッセンス3つの思考法だと思っています。

皆様は・・・
・そもそも目的や目標を明確にして仕事ができているでしょうか?
・目的が決まっても、漠然と進めてしまっていないでしょうか?
 効率はいいでしょうか?
・更に、構造的に、わかりやすく物事を捉えられているでしょうか?伝えられているでしょうか?

これに対応する答えがこの3つと考えています:
・そもそも目的や目標を明確にして仕事ができているでしょうか?
→「論点思考」
・目的が決まっても、漠然と進めてしまっていないでしょうか?
 効率はいいでしょうか?
→「仮説思考」
・更に、構造的に、わかりやすく物事を捉えられているでしょうか?伝えられているでしょうか?
→「ロジカル・シンキング」

■論点思考はトドのつまり、「そもそも」

経営の神様と言われているドラッカーさんはこう言っています。
『経営における最も重大なあやまちは、
間違った答えを出すことではなく、間違った問い(論点)に答えることだ』

では、どうやって問い(論点)を見つけるかというと、実は簡単なんです。

「そもそも~」と言うだけ。

そもそも、新商品で何をしたいんだっけ?
そもそも、どんな提案をすることが求められているんだっけ?
そもそも、どんなユーザーにどういう使い方を提案しているんだっけ?

こんな風に言うだけで、深いことを言う人みたいになれたりします。

■仮説思考はトドのつまり、「よくわからないけど、たぶん~」

では、論点は明確になりました。次は、その後どうすすめるかです。

例えば、論点が「売上げアップ」の方法だとします。

・仮説 営業マンの効率が悪い

一見もっともらしいですが、これらでは証明されても具体的なアクションがしにくいのであんまり良い仮説ではありません。

・仮説 営業マンがデスクワークに忙殺され、営業に回る時間がない

こんな風にすると、ひとたび証明できればすぐに行動ができます。こういうのが筋の良い仮説です。

これ、どう考えているかというと、
「よくわからないけど、たぶん~」と言いながら考えているんです。

売上が悪いのは「よくわからないけど、たぶん」営業マンの効率が悪いハズ

営業マンの効率が悪いのは「よくわからないけど、たぶん」営業に回る時間がないのが理由なハズ

営業に回る時間がないのは「よくわからないけど、たぶん」デスクワークの多さに起因するハズ・・・

といった感じです。
なんかこれだけで、筋の良い仮説を言う人、みたいになれたりします。

■ロジカル・シンキングは、「要するに」と「因数分解すると」

筋の良い仮説ができたら今度は検証です。そしてロジカル・シンキングが必要になるのですが、ロジカル・シンキングといえば・・・フレームワークです。
SWOTとか、4Pとか、3CとかAIDMAとか色々なフレームワークがあります。

SWOT分析の一例ですが:
強み:自社の業界全体でのブランド力
弱み:エンドユーザーの認知度
機会:XX市場は、成長セグメント
脅威:競合の強力なプロモーション

「で、だから何なの?」って思いませんか。
フレームワークを使うことは良いと思いますが、フレームワークに入力してやった気になってはいけません。

「要するに、XXです」とメッセージを言えることが大事です。

さらに加えて因数分解のクセをつけるようにすると良いです。
例えば、利益の最大化を考えるときは
利益=単価×数量-コスト
と因数分解すれば、単価に効く施策、数量に効く施策、コストに効く施策のようにわけられます。

因数分解は、メリットが多いです。
・モレなく考えられる
・色々な状況で使える
・重要な箇所を浮き彫りにしやすい
・相手が理解しやすい

■最後にまとめ

・最強のビジネス武器は戦略思考
・戦略思考は、①論点思考 ②仮説思考 ③ロジカル・シンキング
・論点思考はトドのつまり、「そもそも」
・仮説思考はトドのつまり、「よくわからないけど、たぶん~」
・ロジカル・シンキングは、「要するに」と「因数分解すると」

ぜひ戦略思考という武器を使って、成果を出して楽しく働きましょう!

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